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【読書】死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相

2019-01-03 22:24:23 | 読書感想文とか読み物レビウー
死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相  著:ドニー・アイカー

新春から縁起の悪い題名の本読んだなと
反省してしまうのでありますけども、
ソ連の頃に起きた、謎の遭難事故について
アメリカ人が血道をあげて解明に取り組んだ
そんなお話でありました
ノンフィクション系といっていいのか、
ドキュメンタリめいた内容で、面白いけども、最終的に
オチはそこかと、ちょっと首をひねってしまう内容だったけども
読んで楽しかったのは間違いないのでありました

ネタバレを書いてはいかんと思いつつも、
正直、この本の決着というか、最後のオチ、
真相はこれであろうという、これもまた、確証が揃ったものでないのは
仕方ないところではあるのだが、
なんというか、オカルトとまではいわないが、そのオチもどうだろうかと
苦しいなと感じてしまうところに終わったので
なんとももやっとしているのでありました

ただ、そのもやっとしたオチに納得いかないというのも、
ここに至るまでに、相当頑張っていろいろ調べたのだろうし
そもそも、この事件のこと知らなかったけども、
調べていくほど怪しいというか、興味深いというのも
また確かなところでありまして
怪死といわざるをえない状況、それもまた信憑性がよくわからんと
そんなことが積み重なった資料しかなく、
それでいて、そうなったのはソ連が、政府として何かやましいのでないかと
そう思われても仕方ないことも行われていたり、
なんというか、興味深い、
昭和の頃のあやしい雰囲気のオカルトを彷彿とさせる
このおどろおどろしい怪しさは
今見ることができない、ずさんが生む魅力みたいなのが
ぷんぷんと香るようで、素晴らしいと思ったのでありました

オチにたどり着くまでは、それまでのオカルトめいた諸説や、
さまざまな可能性を崩していくというところが
大変しっかりしてて、その通りだろうなと思っていたんだが
いざ、オチを提示する段になって、
これは想像でしかないけども、
よくわからなかったというオチはダメだろうと、
なんか、結局それっぽいのを持ってきただけと
そんな感じに読めてしまったのが
大変残念でありましたが

結局、真実はわからず仕舞なのは間違いないので
想像するしかないのだけども、
奇しくもロシア人たちが言っていた
解決しない事件が、あなたの国には存在しないのか?という
まさにそういうことだなと
思わされたりもしつつ
事件の時間と国とが、巧妙にまざりあって
楽しかったものだと思うのでありました

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