CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】辺境メシ ヤバそうだから食べてみた

2019-11-20 20:55:38 | 読書感想文とか読み物レビウー
辺境メシ ヤバそうだから食べてみた  著:高野 秀行

なんだかんだ氏の本は好きで、
かれこれ3冊目くらいになろうかというところ、
今回も冒険の楽しさを教えてもらったと
満足なのでありますが、冒険でも食に対する冒険で
その無謀っぷりにめまいを覚えるほどでありました

放送コード的なものがあれば、アウトじゃないかという内容も
多々含まれている、実にすばらしい食の冒険が魅力的、
辺境の変わったご飯を紹介と思っていたら、
まぁ、当然の帰結ながら、最終的にゲテモノ食いのお話で終わってしまうと
ある意味仕方ないものでありましたけども、
ところどころ、本当においしそうな地元ならではの食事もあって
大変面白かったのであります
本当は、そういう話ばかりにしたかったんだろうが、
インパクトの強い、おぞましい、あるいは、奇怪な食べ物、
というか、それ食べ物か?というものまで含めて
あれこれ食べていくのが、
もう、何がゲテモノなのかわからなくなるほど
深淵を臨んでいくのが楽しかったのであります
読んでいるだけで、別に自分は食べていないけど
今の感じなら、虫が食べられるんじゃないかとか
思ってしまうほどでありました

しかし、割と無茶というか、本当に大丈夫かという、
申し訳程度に胃腸が弱いとか書いているんだが
そんな人が、生で爬虫類食べたり、虫食べて無事だったりしないだろうと
つっこみどころ満載なんだが、
東南アジア、中央アジア、南米というところは
さまざまに恐ろしいものだなと思わされるのである
が、それとは別に、本旨でもあろうおいしいごはんについては、
やっぱり、中央アジアというのは
食の国というか地域なんだなと改めて思い知るのでありました
まったく食べてないけど
凄いおいしそうなものばかりで、中央アジアの料理を食べてみたいと
思わされて仕方なかったのでありました

世界のといいつつも、やっぱり偏りつつ、
その割には日本の変わった食べ物もいくつか出てきたりとかして、
わいわい楽しく読めるよい本でありました
しかし、実際見たら食べられないんだろうけど、
この本を読むかぎり、虫はかなりおいしいのだろうということと、
ワニと古代魚というのが、世界で一番おいしいものなんだと
思うのである

ワニはともかく、古代魚ってなぁ