CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

NHK土曜ドラマ ボーダーライン

2014-11-03 15:06:04 | ドラマ映画テレビ感想
これの前の、芙蓉の人のレビウもしてないけども
旬なほうとしてこちらを
というわけで、先日最終回を迎えました
あんまり期待しないで見ていたら、
まぁ、ちょっと面白すぎて目が離せなかった
久しぶりに、まっすぐに面白いドラマというか
熱いそれを見たと感激ひとしおでありますところ
大阪を舞台にして、消防士と救急救命の仕事を描いた
素晴らしい作品でありました

やる気ない主人公をすえつつ、
やる気ない上に、トラブルメーカーで空気読めないとか
そういう感じで、いわゆる最近の若者的な、
ステレオな描き方かしらなんて、嘗めてかかってたら、
実は熱く、芯があって、性格曲がったままで愛嬌が見えると
見事にやられてしまったわけであります
こういう、ちょっと懐かしいとすら思ったような
王道的ドラマは楽しくて仕方ありません

それでいて、消防のシーンには相当に凝っておりまして、
役者全員も、相当作りこんできたんだろうなと
きびきび動くさまもかっこよくて、
非常に見ごたえの多いドラマでありました
テーマについては、消防という仕事の大変さみたいなのを
しょーもないことで、消防士さんに苦労かけるという
世間道徳の観点からしかりつけるような内容かと
これまた、勝手に忖度嘗めていたわけですが、
そんな単純なものでもなく、
家庭だとか、社会だとかをしっかり背景に塗布しても、
その社会派的な内容が、説教にならないような
この抜群のというか、その訴える部分が
人情であったり、感情であるというのが
わたしくらいの年齢にはぐっとくると
勝手に思ってしまったのであります
正直感動した、凄い面白かった

様々に考えさせられるところはあったものの、
そういうテーマを見せつつも、最終的というか、
本当のところは、主人公の成長を描いたものであったと
私が一番大好きなパターンだったこともあって
非常に楽しく、面白く、感動して見終えたと
そんなわけでありましたとさ

下手にロマンス的な内容とか出てこない
そこがまた、見やすくてよかったなと
思わされたりするのであります
この設定で、ヒロインがほぼ居ない状態というのは
凄いことだなと、脚本の力を
思い知らされたのでありました
よかった、とてもすごく