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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

超訳ニーチェの言葉

2010-11-17 23:45:37 | 読書感想文とか読み物レビウー
超訳ニーチェの言葉  著:フリードリヒ・ニーチェ

なんてことはない
かの有名な哲学者、ニーチェの言葉を
わかりやすく翻訳しただけの本であります
多分そうなんだろう
正直、翻訳しただけなのかどうかは
実物を読んでいない私にはわからないのですが、
なるほど、哲人の言葉は重いと思ったり、思わなかったりしながら
楽しんで読んだのでありました

ニーチェという人が
あれこれと、様々な本というか、詩というか
残した書物にあった言葉を集めた
そういう本だと思われます
しかも、台詞というか
実際に残されたセンテンスだけを記していて
一切の解説もなく、ただ、ありのままの言葉で
人生なり、世の中なりを語っておる
ある意味で高慢知己なそれでありますが
ありがたいこともある、なかなか
面白い本でありました

どの言葉が残ったとか、そういう
感想の持ち方もあると思うのでありますが
そういうのはうっちゃって、
哲学とはこういうものなのかと
全体を通して、学んだというのもおこがましいけども、
楽しんだのは確かなところ
男は一定年齢を超えるとみんな、哲学者になるという
その格言のとおりだなと
誰もが思いそうなこと、また、落ち込んでいるときに
そう考えたら楽になるといったことが記されており、
現在、あんまりよろしい状態でない
自分としては、大変ありがたい本でありました

色々難しく考える暇があるなら
とっとと眠り、そして、明日から頑張れ
そういった内容の言葉も多くあって
なんだか、励まされた感を覚えたりして、
ちょっと疲れた社会人には
ステキな清涼剤になるのかもと感じつつ、
面白く読んだのでありましたとさ

こういうのは、色々難しく考えたらありがたみがなくて、
そう書いてあるから、それを信じることで
なんとなし、心持ちがカルクなる
それでいいんだと思わされたりした
ステキな本でありました