CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

功名が辻 この世の悲しみ

2006-08-07 08:44:16 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
あーあ、よね姫が・・・
切ないというか、寂しいことでありました
最近は、歴史物について男くさい面ばかり
見ていたものでありますから
今回のような、戦ではない死に様というのは
心に染み入るものがありますね

まったく別の話が進行するように
とりあえず小田原への御用使い
家康との問答についてはなかなかかっこよかった
というか、もう、西田家康はすごいわ本当に
かっこよすぎる
三河武士の意地というか、田舎くさいといえばそれまでだが
あのふてぶてしさとあいまって、かっこよすぎるのであります
また、酒井とか、くせものそろいなところも
別に何かしたわけじゃなくて、同席してただけなのに
腹黒そうな具合が伝わってきたように思うのは
私が、腹黒いと決め付けているからでありましょうか
三河武士団ステキだわさ

と、考えてみると、秀吉を尾張出身だとしてしまえば
尾張と三河の喧嘩という、まぁ、なんだ
今でもそうじゃんとか、身もふたも無いことを
考えてしまったのでありますが
まさか、この頃の遺恨が今に来てんじゃねぇだろうなと
ちょっと思うのですが、それは余談
ともあれ、秀吉がだんだんとぞんざいになってきた
あの権力に寄りかかってきたような具合がよく出てて
金色の茶室で、猿顔のまま、座ってる姿とか
こっけいというか、面白かったのであります
利休がちょっとだけ出てたけど、茶人殺しはやるのかしら

で、長浜での悲劇
よね姫の短いながらも、ステキな一生となったであろう
彩りのくわえられたものでありました
康豊とどうだこうだというあたりの描写も
なんか、丁寧というかしっかり時間かけられてて
唐突だったわりに、すんなり入り込めたので
とてもよかった、そして、とても悲しい
余談でありますが、こおろぎを怖がらないよね姫は
なかなかの器だと思ったのだが、どうだろうか
あれはこおろぎを捕まえるよりも、鈴虫捕まえてたほうが
風情がねぇかとも思ったんだがよいでしょう
ともあれ、あの笹で作った虫模型(ちょっと違う)が
ステキすぎるわね、そして、時間経過を表すためか
青々としていた最初の頃から、薄汚れて発見され
最後には茶色くなっていたのが印象的

こおろぎが時間経過をあらわすっつうのは
ラストエンペラーのオマージュかとも
思わないでもないところですが
ともあれ、せつなさがさらにましてよかったのでありました
というか、よね姫かわいそうにねぇ
一豊のご母堂の悲しみの演技、一豊の「こんなに冷たくなりおって」
千代の大泣き、どれもこれもなかなかしんなりさせられたのであります
合掌

次回はまた、三河殿嫁騒動になるかと思うのだが
これもなかなか楽しみ
しばらくは合戦もなく、どんよりと進んでいくのでありましょうが
次の大きな機会はあれか、秀次切腹あたりだろうか
楽しみにしつつ、日曜日を過ごしていきます
ああ、もうあと4ヶ月しかないのですね、16回くらい?
もっと短いのか
最後まで楽しみであります