CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

功名が辻 聚楽第行幸

2006-08-28 08:50:37 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
今週も見逃さずに見終わったわけであります

世間ではなんか
かなり人気の無い番組となっているのか
さっぱり話題を聞かないのですが
個人的には非常に面白いのです
腹黒さとか、政治面とか
そっちがクローズアップでもないが
ちらちらと見せられるのが面白い
ここ数年の大河には無かったんじゃないかしらと
そこまで読んでなかっただけかもしれませんが
腹黒い天下人たちの行動が面白いのです

今回も、秀吉が天下に呆けてうつけになったかと見せかけて
まぁ、見せかけてるわけでもないけども
いまだ鋭く、時勢を読んでいる描写がステキ
官兵衛とのやりざまなんざ、たまらんなぁと
見ていて感激しました
秀次、一豊とバカではできないことが
上では起きているんだなということがよくわかったのです
官兵衛も身の危険を察して引きたいと思っていただろうに
それすら許されないというのはかわいそうなこと
ここで、秀次よりも官兵衛をかわいそうという
千代の慧眼にも恐れ入るのでありますが
そこは余談

朝鮮出兵も視野にいれていて
華麗にスルーかと思っていたのに、閨で
ねね様と夫婦の会話もステキ
本当、今回のねね様は政治家としても優れている
この夫婦を見ていると、もし二人の才能を受け継いだ世継ぎが
しかと生まれていたならば、豊臣磐石であったろうかと
思いはせるところ、しかし適わずに
茶々に子供ができて、ねねが泣くというところ
おお、名演だ、すげぇ、もらい泣きしてしまう
そう思いながら、今週の豊臣夫妻に引き込まれてしまいました

そして、メインの題材でありました
聚楽第についてでありますが、じゅらくていと発音されてたが
じゅらくだいじゃないのかしらと、首をひねってしまいました
些細なこととはいえ、辞書変換ができるできないにかかわるから
どっちが正しいのか判断しかねるのであります

天皇のやる気の無さにはちょっと笑ってしまったのですが
その準備にあれこれと困り続ける一豊のヘタレっぷりと
本番当日にお腹痛いとか子供みたいな仮病使うところ
それを指摘されて、怖くなって出社するところ
いいなぁ、入社したての若造じゃないんだからもうちょっとしっかりなさい
と、思わずつぶやいてしまったのですが
ああいう、なんというか頼りない小物っぷりが
一豊の魅力のひとつだと最近思うのであります
ステキ、千代との仲もいい感じだし幸せです

最近個人的に陶芸というか茶の湯関連に気を払っているのですが
今回の大宴会においても、いくつか名物が披露されてた様子
一豊が準備中に、なんじゃこりゃどこがいいんじゃ
という顔をしつつも、とりあえず
とんでもなく大切なものだろうから大切に扱おうと
これまた、同様の素人であるわたくしもいたく納得のおどおどさ
持っていた茶入がはたしてなんだったのか
茄子、文稟、肩衝がそれぞれあったと思うのですが
あの時期の豊臣所持名物というとなんだろう
九十九髪茄子と新田肩衝くらいだろうか
知った名前をとりあえずあげてみるだけで
自分が偉いような気になるからステキでありますが
ともあれ、一豊同様に視聴者にはさっぱりわからんものだったように
思われるのであります
いつだかに、初花の説明はありましたが、茶の湯関係で
一度大河ドラマをしてもらいたいなぁと思うところ
いつか、千利休をやってほしいと願うのです

と、まぁ、その宴会も無事済んで
めでたしなところ、すっかり忘れていた
副田殿の発見で次回に続くお話
最初、あれは六平太かと思ってたのですが
全然違ってた様子で、来週が楽しみであります
切腹にならずでよかったねぇといったところか

あと、北条攻めは久しぶりの戦場となるようだし
こっちも楽しみの次週でありました