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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

功名が辻 迷うが人

2006-05-22 08:43:57 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
しかと放映されておりました

見所は三木城攻めでありましょうか
兵糧攻めについてあれこれ思うところが
迷いという形で放映されておりましたが
あれはどっちが悪いというか、どっちも悪いんじゃないかと
思うところ、民草が迷うのは確かによくないが
そういう世の中なんだから仕方なかんべ
勝手なことを思ってしまいます

先週危惧しておりました、松寿丸の件について
結局、一豊の手柄となったのはどうかしらと
頭をひねってしまうのであります
あれは、まぁ、六平太の暗躍=半兵衛の遺言というところでしょうが
そんなもん原作と史実を知ってる人しか
半兵衛が官兵衛の子供かばった美談を推察できるわけねぇと
ちょっと残念でありました
まぁ、そういう物語だから文句言ってたら
さっぱり見るところがなくなってしまうのですが
明智のヨメさんを相手にできたりとか身分が違いすぎるあたり
どうしてなん?とか思ってしまいました

あと、救出された官兵衛についても
なんかぼさぼさになってたっつうだけで
どうして足が悪くなったかとか、そういうのがわからず残念
膝が伸びないような場所でずっと閉じ込められていたから
膝が腐って足をやったというくだり
ここは重要ではなかろうかと思うところ
なんか昨日の展開では、その後の三木城攻めとあいまって
捕虜のときにちゃんとご飯食べてなかったから衰弱した
そんな風にも見えてしまいます
そうじゃねぇだろ、あの悲惨さがもっと出たら
信長や秀吉の感動がまた違ったと思うのだがなと
少々残念

ただこのエピソードで見事というか面白かったのは
一豊の下手な芝居で、郎等達も揃って
戦場の習わし~とか言うあたりで
茶番とは言わないけども、あのちゃちっこさが
ああ、今年の大河をちゃんと見せてもらってると
すごくステキ
やっぱり一豊は、秀吉とか英雄どもと絡むのは無理あるし
下っ端のサラリーマンとしてひきこもごもしてるところが
ほほえましくていいなぁと、あの
中村一氏のツンデレっぷりとあいまって1番の見所でありました
ここでツンを迎えて
褒賞の時に「必ず返す」とか言っちゃうあたりステキだわと
ああいうなんといったらいいか、機微のあるところが
描かれると、底辺サラリーマンとしては勇気付けられます
いいなぁ、これが平成版功名が辻だよなぁ

さて、話変わって三木城にて
兵糧攻めのあと、酷い有様というのをやっておりましたが
見ている限り、みんな汚いだけで
そんなに飢えている風ではなかったわね
そう感じたところ
特にこりんについては、言うのはなんだが
お前健康体すぎだろう、なんだその栄養たっぷり感の頬わ
と思わずつっこんでしまいましたが
ともかく、こりんがこれで退場だったら
なんか夢見が悪いわねぇと感じるところです

あと、一豊の槍を振り回すシーンについては
やっぱ、うまいなぁと感心したところ
様になっているというか、かっこいいのであります
ああいう、地味ながらしっかりと演じられるところが
凄い一豊らしい魅力だなと、主演の上川さんの凄さを思うのであります

最終的に、信長とお濃のなんというか
昼ドラみたいな部分が、全てをかっさらっていった気がしますが
最終評定で、林と佐久間を放逐したところは
かなり面白かったように見えました
揃いも揃って、すげぇなこりゃ
そう感じたが、少々説明不足な感じもしました
あの二人がどれほど働いてなかったかが、もそっと触れられてたら
信長の増長だけがまねいたことではないと思えたのだが
まぁ、そういう物語なのでよいかとかなんとか
偉そうになって参りましたのでこのあたりで

次回の馬揃えを待つばかりです
別に馬持ってなくても、信長は一豊のこと知ってるのは
ちょっとどうかなと思うけども、楽しみ