読みました、超三国志。
実はこの本、中学の時すげぇすげぇ読みたかったんだけど
こんなマニアな本売ってる本屋が当時近所になかったので
手に入れられず、気付いたら、こんなにおっさんになってたんだが
ああ、哀しいかな
おっさんになって読んだせいかもう
ifノベルスとか、結構キツイな
と、素直に喜べていません
さて、本の感想に入る前に、おいらの三国志略歴を
中学校の時、カプコンの天地を喰らう2という
ファミコンのゲームを、どうしてかわからないが
唐突にやりだして、これが結構面白かった
なんというかな、RPGなのに、ボスを倒す為にコマンド入力が必要
という、ステキな仕様だったり
今思えば、すげぇゲームだったなぁと感慨深いわけですが
原作漫画の事は知らず、ぼんやり
男塾と間違えてやっていた風もありましたが
朧気ながらに三国志という世界をこれで知りました
そして、世の中はSFCがやんややんやと騒ぎ出す頃
おいらも鳴り物で買って、手に入れたのが
KOEIの三国志2
そして、続けざまに、KOEIが出している書籍というか
本で「爆笑三国志」というシリーズを集めて
ここまで書いたらだいたい解るでしょう。
もの凄い、蜀贔屓で過ごしていました。
当然やりこんだ三国志も何回も何回も劉備、劉備、劉備・・・
呆れ返るほどの正義感というか
そういうのに憧れたというか、まぁ、中学生時代を過ごし
曹操は悪い奴で、孫権はよくわからないという
非常にありがちな感じ
だから、その時分に「超・三国志」を読んでいたら
そりゃ楽しかったろう
だって、何もしないのに、ばったばったと敵が死ぬんだもん
あの曹操が、のきなみ敗走
あの夏侯淵が、犬死に
あの魯粛が、無能扱い
酷い、いくらなんでも酷い
なによりも、蜀が常勝過ぎて、全然面白くない
言ってはいかんと思うんだが
本当、やっぱ、挫折があったり
もしくは滅びる話だからこそ、物語は面白いんだなぁと
痛感いたしました、そういう意味でステキ
三国志を呉ファンとか、魏ファンとかいうふれこみの人が読んだら
発狂するんじゃないかという、あれやこれやで
なかなかどうして、読む価値があるかどうか悩まれるところであります。
酷評してしまいましたが、なんだろう
蜀で死ぬ役が劉禅だったりするあたりが、あざといというか
魏延が簡単に孔明を崇めたりとか
目に余る贔屓っぷりが凄いので、蜀大好きな人は
そこそこ楽しめるのかもしれません。
なんか、話題が二重になってる気がせんでもないですが
とりあえず、そんな具合でありました。
少し興味深かったのは、あくまで「反三国志」という元本があるので
正式翻訳ではないにしろ、三国時代の礼や考え方について
事細かに標されているのはちょっと面白かったのであります
たとえば、仇敵という考え方が
絶対に殺さないといけない
親の仇は「生きたまま肉を剥いで、目の前で焼いて食べる」という
本当、どこをどう捻ったらそんなことを思いつくんだという
ステキ仕様なのがびっくり
もっとも、人肉喰いについては、吉川英治の三国志でも
触れられていましたが、当時、結構あったことのようで
客(劉備)に出す肉が無いということで、泣く泣く
嫁だったか息子だったかを殺して、その肉を料理に出したというのが
美談として紹介されている(これについては
吉川先生自体が、当時はそういう礼の尽くし方があったんだとフォロー)
こういう細かい、世俗風俗的なところが面白かったのであります
まぁ、ただ、戦闘や戦争風景については
軍師が思いついた作戦がことごとく
「我が意を得たり」
という台詞で肯定されて、はたしてそのまま全て叶ってしまって
それが延々と続くというのが、少しなじめませんでした
自分でもよくやるので
これは海より深く反省が必要です。
と、だんだん超三国志の話と
関係なくなってきたのでこのあたりにしますが
つっこみどころ満載で
偽善と欺瞞に満ちていると、魏ファンというか
おっさんになったおいらには映ったとさ
だって、占領した土地の税を免除しまくるんだぜ?
それどころか、無償で保護したりするんだぜ?
どっからその金調達するんだよ、みんなが円満で
世の中が治まるなんてありえねぇだろ、どう考えてもよぅ
ひねたなぁ、俺も
実はこの本、中学の時すげぇすげぇ読みたかったんだけど
こんなマニアな本売ってる本屋が当時近所になかったので
手に入れられず、気付いたら、こんなにおっさんになってたんだが
ああ、哀しいかな
おっさんになって読んだせいかもう
ifノベルスとか、結構キツイな
と、素直に喜べていません
さて、本の感想に入る前に、おいらの三国志略歴を
中学校の時、カプコンの天地を喰らう2という
ファミコンのゲームを、どうしてかわからないが
唐突にやりだして、これが結構面白かった
なんというかな、RPGなのに、ボスを倒す為にコマンド入力が必要
という、ステキな仕様だったり
今思えば、すげぇゲームだったなぁと感慨深いわけですが
原作漫画の事は知らず、ぼんやり
男塾と間違えてやっていた風もありましたが
朧気ながらに三国志という世界をこれで知りました
そして、世の中はSFCがやんややんやと騒ぎ出す頃
おいらも鳴り物で買って、手に入れたのが
KOEIの三国志2
そして、続けざまに、KOEIが出している書籍というか
本で「爆笑三国志」というシリーズを集めて
ここまで書いたらだいたい解るでしょう。
もの凄い、蜀贔屓で過ごしていました。
当然やりこんだ三国志も何回も何回も劉備、劉備、劉備・・・
呆れ返るほどの正義感というか
そういうのに憧れたというか、まぁ、中学生時代を過ごし
曹操は悪い奴で、孫権はよくわからないという
非常にありがちな感じ
だから、その時分に「超・三国志」を読んでいたら
そりゃ楽しかったろう
だって、何もしないのに、ばったばったと敵が死ぬんだもん
あの曹操が、のきなみ敗走
あの夏侯淵が、犬死に
あの魯粛が、無能扱い
酷い、いくらなんでも酷い
なによりも、蜀が常勝過ぎて、全然面白くない
言ってはいかんと思うんだが
本当、やっぱ、挫折があったり
もしくは滅びる話だからこそ、物語は面白いんだなぁと
痛感いたしました、そういう意味でステキ
三国志を呉ファンとか、魏ファンとかいうふれこみの人が読んだら
発狂するんじゃないかという、あれやこれやで
なかなかどうして、読む価値があるかどうか悩まれるところであります。
酷評してしまいましたが、なんだろう
蜀で死ぬ役が劉禅だったりするあたりが、あざといというか
魏延が簡単に孔明を崇めたりとか
目に余る贔屓っぷりが凄いので、蜀大好きな人は
そこそこ楽しめるのかもしれません。
なんか、話題が二重になってる気がせんでもないですが
とりあえず、そんな具合でありました。
少し興味深かったのは、あくまで「反三国志」という元本があるので
正式翻訳ではないにしろ、三国時代の礼や考え方について
事細かに標されているのはちょっと面白かったのであります
たとえば、仇敵という考え方が
絶対に殺さないといけない
親の仇は「生きたまま肉を剥いで、目の前で焼いて食べる」という
本当、どこをどう捻ったらそんなことを思いつくんだという
ステキ仕様なのがびっくり
もっとも、人肉喰いについては、吉川英治の三国志でも
触れられていましたが、当時、結構あったことのようで
客(劉備)に出す肉が無いということで、泣く泣く
嫁だったか息子だったかを殺して、その肉を料理に出したというのが
美談として紹介されている(これについては
吉川先生自体が、当時はそういう礼の尽くし方があったんだとフォロー)
こういう細かい、世俗風俗的なところが面白かったのであります
まぁ、ただ、戦闘や戦争風景については
軍師が思いついた作戦がことごとく
「我が意を得たり」
という台詞で肯定されて、はたしてそのまま全て叶ってしまって
それが延々と続くというのが、少しなじめませんでした
自分でもよくやるので
これは海より深く反省が必要です。
と、だんだん超三国志の話と
関係なくなってきたのでこのあたりにしますが
つっこみどころ満載で
偽善と欺瞞に満ちていると、魏ファンというか
おっさんになったおいらには映ったとさ
だって、占領した土地の税を免除しまくるんだぜ?
それどころか、無償で保護したりするんだぜ?
どっからその金調達するんだよ、みんなが円満で
世の中が治まるなんてありえねぇだろ、どう考えてもよぅ
ひねたなぁ、俺も