ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




いやー、楽しかったなー

2ステージあったとは言え、ミニライブだから、ほんとあっという間。でも、とっても幸せな時間でした。

モニターから聴こえてくるJYONGRIちゃんの歌が、ほんとに心地よくてね。なめらかで、優しくて、ずっと聴いていたいって思いながら、ピアノを添えてました。

ほんとに彼女は、19歳とは思えない、ミュージカリティを持ってると思います。「ミュージカリティ(musicality)」って言葉、ロスのスタジオ・ミュージシャンに聞いたんですけど、辞書には載って無いから、正式な英語じゃなさそうなんですけど・・・、「音楽力」とかって訳せばいいでしょうか。

だからと言って、別に「完璧!」、ってわけじゃないんですよ。歌詞や演奏を間違っちゃうことだってあるし。間違いなんて、当然、僕もありますし、もっと凄いどんな経験を積んだ上手なプロだって、必ずあります。人間ですからね。でもそういうことに対する姿勢というか、考え方が独特なんですよ。彼女はね、昨日のリハで、ちょっと僕やBANさんがしちゃった間違いに対して、「人間がやってる、ライブって感じがしていいです。だからむしろ、間違いは素敵です。」って言ったんですよ。

優しい人なら、間違いを許すことはあっても、「むしろ素敵です」って言った人は始めてでした。すごいな、って思いましたよ。

でも、わざわざ言う程のことじゃない位当たり前の事ですけど、誰しも間違いなんてしたくないですし、いつだってしないように気をつけています。間違わないで、でも新しい、その日だけの新鮮プレイや歌を創ることができたら・・・、これが最高なわけです。一番の喜びになるわけです。勿論、キースみたいに、全部即興ってわけには行きませんが(←一人じゃないですしね)、でもそこに向けてベクトルを持ち続けるってことはとっても大切なことだと思っています

こんな話は僕達はあえてしてませんが、でもリハでも本番でも、JYONGRIちゃんも、BANさんも、そして僕も、毎回違う演奏で、違う歌い方になっています。僕達おっちゃ・・・いや、おにーさん達(笑)は、年齢的にもそれなりに経験を積んできたわけですが、JYONGRIちゃんは19歳にして、それをまったく自然にやってる、ってのが凄いんですよ。ミュージカリティが高い、ってことなんですよね。

・・・今日の帰り際、BANさんと制作の石坂さんと3人で、「いや、今日の本番の歌、すごかったね」って話になりましたもの。勿論、彼女にもそう伝えましたけど、「いやいやー、バックバクでしたよ。あはは。」って笑ってました。「でも、とっても、気持ちよかったです。ありがとうございました」って。

こちらこそ、「素敵な歌をありがとうございました」、なんですけどね。しかもなんたって、その歌を一番近い特等席で聴けるわけですから。ミュージシャンやってて良かった、って思う瞬間なんですよ。

褒めついでに書きますけど、JYONGRIちゃん、インターナショナル・スクール出身だし、もしかしたら英語の方が得意なのかなと思いますけど、でも話してるのを聞いてるいると、敬語がね、完璧なんですよ。「して下さって」とか「いらして頂けたら」とか、・・・なんだろ、いつも感謝の気持ちがちゃんとあるっいうか、感じられるっていうか。普通の19歳であそこまでキレイな敬語って、なかなか話せないんじゃないかなー、って思うんですよね。人として、とっても素敵だと思います

 

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そうそう、なんか昨日のコメント読んでて思ったんですけど、僕は胃下垂じゃないですよ。勝手に人を病気にしないで下さーい・・・なんつって(笑)。でもね、別に怒ってるわけじゃないんですよ。実は今までも何度か言われた事あるんで気にしたことがあったんですけど、とあるサイトによれば

「胃袋の張ったような痛み。少量の食事での満腹感。食後のむかつき。飽満感。食欲不振。精神疲労。また食後 の胃のもたれや腰痛、吐き気。げっぷ。大便の不正常など。」

と書かれてますが、僕は・・・ひとっつも当たりませんからー(笑)。「少量の食事での満腹感」なんてあるわけないじゃないですか。面白いほど良く食べて、・・・気持ちよく良く毎日さよならしておりますよ(笑)。

あと、別に太らないわけでもないです。確かに極端に太りやすい体質、ではないのかもしれませんが、暴食すれば、ちゃんと太ります。実際、一ヶ月で7㎏大きくなったこともあります(笑)。あの時は階段上がるのも何だかしんどくなりましたし、ジーンズはきつくて辛かったし。ツアー中、「シメのラーメン」「シメのカレー」って言って、毎回朝4時とか5時にモリモリ食べて、すぐ寝てたからなんですけどね。自業自得ですね(笑)。70㎏くらいでしたから、身長からしたら別にいいんですが、太り方のバランスが、ね(笑)。

でもね、柑橘系のONEツアーの頃も結構大きかったですよ。よく言えばガッシリしてた、とも言えるんですが、それは良く言いすぎかな(笑)。今でもバランスよく太れるなら、あのくらいはいいなぁって思ってます。ただ、あの時「この体重をキープするなら」、もっと筋肉が必要だな、とは感じてました。動いていてちょっと身体が重たく感じてたからです。

で、その翌年の日産スタジアムライブの前に、「暑いから体力付けて、・・・あと、身体を軽くしておきましょう」みたいな風潮があって、皆がちょっと異常な程に(笑)、身体を絞ったんですよね。僕もお昼はサブウェイのローカロリーのサンド(←でもそれを二つとかでしたが)、夜はボール山盛り一杯に30品目くらいの野菜を使ったサラダを作って、ひたすらそれを食べて(普通にお腹一杯になるくらい)、あとはこんにゃくの煮物や焼き魚、お肉は極力控えて、お米、パスタは基本的に無し、なんてのをしばらく(3ヶ月くらいかな)続けてみたんです。・・・そしたらね。

あのライブのDVDをお持ちの方は観ていただければわかるんですが、ほんとにヒョローっとしてますよね。あれは、痩せ過ぎちゃった結果です。

で、痩せただけならまだいいんですが、あの初日、ライブ中に膝に痛みが走って、ライブ後には、腰にも痛みが。楽屋で針を打ってもらって、一時間くらい横になってました。そして二日目、ライブ中はそんなこと忘れて出来たんですが、ライブ後には酷いことになりました。特に左膝の痛みは悪化してしまって、そのまま一年、非常に辛い思いをしました。すぐ安○奈美恵ちゃんのツアーがあったんですが、荷物持ってると階段は上がれないは、ライブ後なんかには痛みが酷くてシャワールームの敷居がまたげないわ、あまりの痛みにシャワールームでしばらくうずくまってたこともあります。

要するに、痩せすぎた事で筋肉が無くなって、筋(スジ)を守れなくなっちゃったんですね。トレーニングはしてたんですけど、筋肉を作るものをちゃんと摂ってなかったんで、追いついてなかったわけです。あのまま骨にまで行ってしまうと、致命的なことになっていたんです。医者やトレーナーさんにコントロールしてもらってたワケじゃないので、これも自業自得なんですが・・・本当に辛かったですよ

あれから、「痩せるなんてもってのほか。好きなものを好きなだけ食べて、後はちょっとしたことに気をつけて身体を動かす」、っていうことにしたんです。

駅では荷物(ゴロゴロとか)があったってエスカレーターは使わない、とか、膝の筋を守るために、毎日寝る前のスクワットだけは欠かさない、とか(軽くですけどね)。あとは、ストレッチ。ボールやポールを使って、これも寝る前に15分位。勿論、疲れ果ててやれない人日も無いわけでは無いんですが(笑)、気にしてるだけで結構違うと思うんですよね。ぜんぶ、自分の為ですし。だって、

・・・ステージであんなに辛い思いをするのは、もう絶対に嫌なんですもん(笑)。

そしてあの頃、何度もお医者さんに行って、どのお医者さんにも口をそろえて言われた事。

「若いうちは筋肉があるからいいけど、もうどうしたって筋力が衰える年齢なんですから、ちゃんとキープするために努力しないとダメなんですよ。何もしなければ、人間の筋肉は絶対に落ちていくんですからね。ましてステージで、今でもそれだけ動くというなら、なおさらですよ。」

・・・ま、そりゃそーだ(笑)。

筋を守るための筋肉のキープと、筋に柔軟性を保たせる為のストレッチ。これは、どんな方にもオススメしますよ。

みなさんも、お若い方が多いとは思いますが、今のうちから是非ね。私はそんなにはお若くもないんだけど、という方は、是非僕と一緒に。仲間、仲間(笑)。経験者は語る、ですからねー

 

あ、最後になりましたが、今日も差し入れを頂いちゃいました。パンパン弾けさせて、炙って、冷やして、全部頂きますよー。ありがとうございましたー。 

・・・そして、写真で手に持ってるのはハンバーガーね、ハンバーガー。ライブ前にハンバーガー。ハンバーガー大好きー(←よくわかりませんな(笑))。

 ではー。



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