ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




思わず笑顔になってしまうような、好天気。

こんな日は、仕事も大事だけれど、家中のを窓を開け放して風を通して、掃除機かけて、雑巾がけも(立ったままかけられるバーを買ったので、楽(笑))。汗もかくけど、それも気持ちいい。こうなりゃついでに、洗濯もしちゃいましょう。そうだ、ジーンズでも洗おう。乾燥機だってあるけれど、やっぱり天日に干した方が何倍も気持ちいい。お日様の匂いって、ありますよね。

 

昨夜、「明日、君がいない」という映画を、何の予備知識も無く観て、とっても考えてしまいました。いや、考えるというより・・・。

一言で言い表すことはできない映画でしたが、これも、いつか是非とも観てもらいたい映画でした。

 

なんか、色んな事を思い出してしまった。

女の子。中学時代の同級生。クラスが一緒になったこともなかったし、一度も口もきいたことがなかった。でも、とても記憶に残ってる子。なぜか。それは彼女の、身体が悪かったから。今なら、もしかしたら障がい・・・というのかな、でもとにかく病気だった。あまり学校に来なかったけど、来るとすぐわかった。障がいを、もっていたから。彼女は離れていても、彼女がいるとわかる特徴を持っていたから。病気のせいなんだけど。廊下でたまにしか擦れ違わないけど、彼女の笑った顔も、怒った顔も見た記憶がない。でも、一度、先生に付き添われて、下を向いて保健室に入る彼女を見た覚えがあります。体育はいつも見学の、びっくりするほど色の白い、とっても小さな子で、・・・見るからに「弱々しい」子だった。儚げな、の方がやさしいかな。でも今、彼女の名前が、出てきません。

 

そして、同じ頃。同級生に言われてみれば、という男の子がいました。何かあると、「いやぁだぁー」って、両の肩を腕とをすぼめるようにして、まるでマンガで見る女の子のような仕草をするし、いつもちょっとアゴを引いて首を傾げてて、左右にキョロキョロと上目遣いで探るようにモノを見る目の表情も、確かに女の子のようだった・・・んだと思う。幾人かの同級生は「あいつはオ○○だ!」って言って嫌ってたけど、僕はまだそれがどういうことかなんて良く判らなかったんです。なので、卒業して会わなくなるまで、一度も気にしたことが無かった。ノートの貸し借りをしたり、お互い家を行き来もして、くだらない話なんかも良くして、結構仲良くしてた。一度、二人で映画を一緒に見に行った覚えもありますが、何の映画だったかは覚えていません。足が速くて、軟式テニス部に入っていて、結構強い選手だった。

色んな子がいたな。お隣の国の子もいた。やたら明るい子もいたし、見ていて不思議な位、地味でおとなしい子もいた。「よぅ」で通じる仲のいい子も沢山いたけど、一度も話したことの無い子もたくさんいた。

・・・でも。

本当にあの頃、僕はどんな風にあの子のことを、彼のことを、皆のことを、見ていたんだろう。見ていたつもりだったんだろう。そして、彼らは、僕にどんな風に見られてると思ってたんだろうか。僕のことは、知っていたんだろうか。

 

人は、いや、僕は、どうしてこんなにも自分勝手なんだろう。都合の悪いことは、忘れてしまう。本当は、覚えておかなきゃいけないことのはずなのに。

 

この映画のせいで(・・・せいで、って事はないですけど)、そんなことを考えてしまっています。

 

・・・それでも、今日は天気がとても良かった。家を抜けていく風が、本当に気持ちが良かった。そのまま、眠ってしまいたくなるくらい。なんなら、ちょっと、ぷ・・・が飲みたくなるくらい(笑)。

あの子も、あの彼も、皆が、今日をそう思って過ごしているだろうか。そうであってほしいし、できるだけ、幸せであって欲しいと願います。

・・・僕?ですから僕は、ぷ・・・で、かなり。なんてね(笑)。

ではー。



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