あれよあれよという間に広まったコロナ問題。
ワクチンも特効薬もない今は、なす術もない。
一年以上続くかも。何年も続くかも。
覚悟を。
と言われて、目の前が真っ暗になっていた人は、実際に多いはずです。
特に僕たちの業界などは、本当に、復活の列の最後尾。
気が遠のくような気持ちで、日々のニュースを眺めていた仲間が多いのです。
そして今度は、緊急事態宣言が解除になり、
なんとなくですが、あれよあれよという間に、さあ元に戻しますよ的なムードが。
勿論、それを望んでいるのは間違いないのですが、
1~2週間前の報道や危機感のあおりからしたら、
あら、こんなにも一気に戻せちゃうのか、という気持ちもあるのも事実。
いえ、怖いとかではなくて、
単に、こんなに簡単に、急に戻せるのならば、
あれは何だったのかな、と思ったりもするのです。
このわずかな間でも、人生がものすごいことになってしまった人たちもいて。
気持ちをへし折られてしまった人たちもいて。
実際にも生活が壊れてしまった人たちも、少なからずいて。
もしも、こんなにもあっけなく、すぐ目の前に出口を作れる見込みが、予想があったのなら、
あんなに連日の脅しばかりではなく「大丈夫。もうちょっと頑張りましょう。今頑張れば、早ければ6月くらいからは元に戻せるかもしれませんから」と、もっと希望を含めた言い方をしてくれていたら、と思ったりもするのです。
中止になった数多くの夏頃のイベントも、もしかしたら、もうちょっと様子をみれたのではないの?などと。
いや、やはりそうではなく、まだまだちゃんと居座っていて、
また、「そう簡単じゃなかった、再度、皆さん立ち止まってください。はい、後ろへ下がって!」ということになるのであれば、
それはそれで、こんなにも簡単に希望を抱かせてくれてしまっては・・・
それも酷な事だと思ったりもしますし。
やむを得ないかもしれませんが、やはり振り回されてしまいます。
グルングルンとされて、目が回ってしまわないように、気をつけないと。
「コロナは突然、どこからともなくやってきました。
ですから、突然、どこへとももなく消えてしまうかもしれない。そんなものかもしれません」
そんな事を言っていた人がいたそうですが、
でも、本当にそうだったらいいですね。
これもう第二波も、第三波もなく、ぜーんぶ空振りで、
「え?なんだったんだ、あれ?」
だったら。
そんな夢想を信じてしまいたいくらい、できるだけ楽観主義でいたいのですけれども。
なんにせよ、とにかく無事で、切り抜けて欲しいです。
全員に。
ではー。