メロディとコードしか書いていないシンプルな楽譜です。
いわゆる「リードシート」といわれるもので、歌本などでもよく見かけるスタイルだと思いますが、
ジャズでは、これをもとに音楽をつくるのが、大昔からの定番になっています。
勿論、アレンジャー(編曲者)がしっかりと各楽器が演奏するアレンジを音符にして渡す、ビッグバンドアレンジなどもありますが、少人数での演奏では、このような「リードシート」を頼りにして、あとは自由に演奏するのです。
このBeautiful Loveという曲は、たまたた今日の大学のレッスンで題材にしたものですが、
有名なところではBillEvansの演奏が挙げられます。
まあ勿論スーパー・ジャズ・ジャイアンツの演奏ですから、聴くには素晴らしいのですが、
とてもではありませんが、真似すらできません(笑)。
でも、楽しみとして、こんなスーパーな演奏を聴きながら、このリードシートのコードを一緒に弾くだけでも、
メチャメチャ楽しいのですよ。
同じ題材で演奏するわけですから、当たり前ですが、合うんです。
1965年、今からもう55年も前のライブ演奏なども見ることができますが、
同じコードで弾いているのですよね。
もうずいぶん前に亡くなってしまいましたが、天才ビル・エバンスの演奏とセッションができる。
こんな繋がり方もステキだなあと思います。
ほんと、音楽には夢がありますよね。
(写真の譜面は全音上のA♭バージョンですが、ビル・エバンスのバージョンはDmです)
ではー。