
えー、川村ケンのにんにくブログへようこそ
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にんにくお好きですか?良いですよねぇ、にんにく。大好きです。世の中から無くなってほしくない食材を三つあげよ、と言われたら、僕は必ずその一つににんにくを揚げます。あ、いや、それも美味しいけど(笑)、挙げます
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何故と訊かれても、もはやお答えのしようがないくらい、良いのですねえ(←まさに答えになっていない(笑))。料理の味を何倍にも引き上げてくれるほど美味しくて、食欲を増してくれて(まあ、常時あるんですが)、そしてなんといっても身体に良くてね。そして、まさにこれからの暑い季節にはうってつけであります。
かの「源氏物語」にも「極暑の薬草」として、大蒜が描かれているんですよ
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でもね、にんにくって、長く保存しておくと芽が出てしまったり、あるいはカサカサしてしまったりもします。普通は新聞紙で包んで冷蔵庫、なんですが、今日はとっておきのにんにく保存法をお教えしてしまいましょう
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奥さん、これは驚きですよ
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まず、にんにくを用意します。
僕は日本のにんにくシェアの80%を占める青森ケン産のにんにくを、4房ほど買ってまいりました。にんにくはなんと言っても青森ケン産に限ります。どうか、こればっかりは中〇産には手を出されませんよう。風味、味、食感、皮の剥き易さ、全てにおいて格段の違いがありますよ
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皮を剥いていきます。薄皮はキッチン用のゴム手袋をした手で一粒づず擦るようにすると、楽に剥けますです。手に匂いもつきませんので、おすすめです。僕は流水にさらしながら剥きましたが、これも楽チンです
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で、みじん切りにするのですが、

フードプロセッサー(←ベスト)やミルミキサーなどがあると便利です(これは、例のジューサーですが、ミルミキサーに付け替えて使っております。バナナジュースがにんにく風味になるのもアレですから(笑))。
ちなみに、写真のように丸ごと入れると、いくらスイッチを入れても、全然刻まれません(笑)。包丁で、それなりに細かくしてから入れてあげると良いと思います。
・・・これは、そのことに気付く前の写真です
(笑)。

刻み加減は、このくらいで良いでしょう
。ペーストにしてしまう必要はありません(あとあと食感も欲しいですしね)。少し細かい粒々があるくらいでOKです。お好みで、もう少し大きくても良いのですが、あまり大きくしない方がいいと思います。理由は以下にてー
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この刻みにんにくを、何かしっかり密閉できる瓶などの容器に入れます。僕はパスタソースの空き瓶を使いました。

そしてここに、オリーブオイルをひたひたになるくらい、注ぎ入れます。スプーンなどで、しっかり行き渡るようにかき混ぜたら、あとは蓋をして、冷蔵庫へどうぞ。
もう、これだけなんです
。このまま1~2日もしますと、オリーブオイルがにんにくに染み渡り、このままでも食べられるようになります。火は一切使いません(それゆえ、あまり大きすぎると、染みにくいので、すこし細かめがいいのです)。
あとは、茹でたパスタに絡めてモワロンチーノにするも良し、トーストに塗って、ガーリックトーストにするも良し。なんといっても、にんにくの皮剥きや刻む作業から開放されるのは魅力です。食べたいときに、すぐ食べられる
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明太子パスタに少し混ぜても美味しいですし、アサリの酒蒸しなんかどうでしょう。洗ったアサリをフライパンに敷き詰めて、お酒(料理酒でも白ワインでも日本酒でもOK)を振りかけて、アサリの蓋が開いたら、このオリーブ漬にんにくを少量、ぱらぱらと入れてあげるだけ。バターなんかもひとかけら溶かしいれて上げたりしたら、もうね
。お手軽に最高の風味が味わえます。
こちらのオリーブにんにく、冷蔵庫でかなりいつまでも持ちますが、このまま冷凍しておけば、さらに何ヶ月でも持ちます。使うときは冷蔵庫に移して自然解凍してあげればOK(冷凍のままでも使えると思いますが)。沢山のにんにくを頂いたりしたら、小さめの瓶に作り置きして、いくつかは冷凍しておくと良いと思います
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どうか皆様、「極暑の薬草」で、元気に暑い夏を乗り切って下さいね。
僕も、今夜、モワロンチーノでしっかり頂きますよー

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ではー。