ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




二日ほど前、きっとご覧になられた方も沢山いらっしゃると思いますが、僕はテレビを通して、天皇皇后両陛下のご結婚満50周年に際しての記者会見を拝見いたしました。

まったく、率直に、これは自分でも少々びっくりしたのですが、会見を拝見しながら、涙が出たのです。

翌日(昨日ですが)、ガソリンを入れにスタンドに寄った際、見るとクルマが結構に汚れていましたので、ついでに洗車もお願いすることにしたんです。「では、あちらでお待ち下さい」と言われるままに、待合室に入って新聞を広げますと、この会見の全文が掲載されておりました。

そして、待合室に流れる賑やかな日本の最新ポップスをBGMに、また泣いてしまったのです。涙が溢れてきてしまったのです。

やおら、スタンドの店員さんが戻ってきて「川村さん、オートマオイルが汚れてきてますが、どうしましょう?換えときますか?」と言ったのですが、顔を見られるのが恥ずかしくてね(煌々と明るいガソリンスタンドの待合室で、新聞を広げて泣いているのってのもね(笑))、なんとなく顔を伏せたまま、「あ、では、よしなに、おねがいします、でござる。」とか何とか言って、スタンド的営業には非常に貢献してきたのですが。

もしまだこの会見に接しておられない方は、是非とも、リンク先をご覧いただけたら、と思います(また、こちらでは会見の模様が動画ニュースで配信されています)。

両陛下のお優しいお人柄や、お互いを慮り、思われる思いやりの深さは勿論のこと、お使いになる日本語が(当たり前だよ、と言われるかもしれませんが、それでも)、とってもとっても、お美しいのです。胸に、響くのです。その美しいお言葉の波に、心が、さあっと優しく洗われたような気がしたのです。

そして、両陛下とも、特に美智子皇后様は、とってもユーモア溢れるお言葉をお使いになって、会見会場のみならず、おそらくテレビを見ていた国民皆の笑いを誘っておられたと思います。

元々、とても楽しいお人柄だとのことですが、でも、この会見では、「こんな時代だからこそ、ユーモアを」と、お思いになられてのことだったのかもしれない、などと勝手に想像しては、そのお優しさに、また少し心が温かくなるのを感じるのです。

ユーモアって、本当に大事ですよね

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極端な思想的な偏りは持たないようにしておりますが、それでも、「日本人で、良かった」、と心から思え、またこんな自分の気持ちを、自分の涙を、僕は誇らしくすら思えたのです。初めての気持ちでした。

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その人の使う言葉は、その人を、表すものだと思います。

 

僕の言葉は、僕を。あなたの言葉は、あなたを。

 

・・・あ(笑)、ですからね、例えば、きっとこのブログのそこら中に、僕のせっかちで、おっちょこちょいな性質が、毎日溢れ返っているのだと思います(笑)。

それ以外にも、きっといろんなことが、バレてるんだろうな、と思います。ひゃあ(笑)。

 

でもね、美しいとまではいかずとも、せめて、ちゃんとした日本語が使える日本人でありたいとは、いつも思っているんですよ。ですが、打ち間違えとかは、もう、こればっかりは・・・仕様ということで、いや、開き直るつもりはなく、勿論気はつけますが、すみません

 

ではー。



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