ポーランドで行きたかった場所の一つがヴィチリチカ岩塩坑(世界遺産)でした。歴史地区
が昔のまま残っている観光の街クラクフから南東に約15㎞に位置するところに岩塩坑は
あり、18世紀から観光向けに公開され始め、ゲーテやショパン、コペルニクスも訪れてい
ます。1996年に閉鎖されるので700年間に及ぶ採掘が続けられていたそうです。
全長が300km以上あり、現在観光用として開放されているのは全体の1/100範囲ですが、
坑道を歩いて見学、結構深い所まで下りて行けます。途中にはここの歴史を再現した塩
の像が配置されていて中々の見ものです。そして最大の見どころは地下101.4mの場所に
あり、70年もの年数をかけて作られた「聖キンガ礼拝堂」は、壁は勿論、床、シャンデリア、
聖像、絵画まですべてが塩で作られている壮大な地下礼拝堂でした。