映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「永い言い訳」

2016年10月25日 | 日記
   

    「ゆれる」「ディア・ドクター」「夢売るふたり」の西川美和監督が、第153回直木賞候補作
    にもなった自著をもとにオリジナル脚本化し、自身の監督により映画化した作品です。
    交通事故で妻が他界したものの悲しみを表せない小説家が、同じ事故で命を落とした
    妻の親友の遺族との交流を深める様子を描いた内容です。主演に「おくりびと」などの
    本木雅弘を迎え、共演は深津絵里とミュージシャン兼俳優の竹原ピストル、黒木華、池
    松壮亮などを配しています。繊細で鋭い心理描写に定評のある西川監督が、最近では
    珍しいくらいの9ヶ月をかけて撮影したとのことと、私的に好きな題材でもあることから期
    待して見ました。

    最初から結論じみたことを書いてしまいますが、構成の細やかさに欠けているし、動機
    付けも弱く演出にキメの細やかさが見られず、独り善がりに終わっています。演技陣も
    力が入っている割には冴えないし、黒木華なんてなんのための出演か判らないくらい。
    それに反して子供たちの上手さが目立ったのは皮肉な話です。残念作。





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大映宣伝部・番外編の番外 (133) 村上不二夫さん

2016年10月24日 | 日記

    

    

    

    もう書き尽くしたかと思っていると、次から次へと戦友が出てきます。大映東京-京都
    で主に小悪党役が多かった村上不二夫さんも大映に最後まで所属し、最後の社員名
    簿にも載っている俳優さんです。

    彼は映画よりも大映後のテレビ出演の方が顔も名前も売れた変わり種です。テレビド
    ラマと並行して出演した、テレビ朝日「アフタヌーンショー」のレポーターとか、一時は同
    局「お昼の独占!女の60分」のメイン司会をやったり、「特別機動捜査隊」では事件現
    場にヒョコッと現れる村上記者でお馴染みでしょうし、晩年は白髪パーマ頭でワイドシ
    ョーのリポーターとしての活躍を覚えておられる方も多いと思います。

    先に大映後のことを書いてしまいましたが、彼は昭和3年(1928)東京生まれで、明治大
    学を出てまず新東宝に入り、その後大映に入ってきた人です。何をやらしても出来る器
    用さとおしゃべりが上手い俳優ですが、大映では数多くの作品に出ていても私の記憶に
    あるのは「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」「野良犬」「貴様と俺」「復讐の牙」「ど根性物
    語 銭の踊り」「風速七十五米」「沓掛時次郎」「大菩薩峠」「白子屋駒子」「月の出の決闘」
    などくらいです。
    現在も講演や執筆活動を続けていると聞きますが、彼も今年で88歳。元気で過ごされて
    いることを祈ります。

       





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浅草の 「おとりさま」 が近づきました

2016年10月22日 | 日記
 

     

    今年もアッという間に10月末、そして11月に入ると浅草は早くも年末モードに入ります。
    1年の無事に感謝し、来る年の開運招福・商売繁盛を願う浅草の酉の市(おとりさま)は、
    千束にある長国寺と鷲(おおとり)神社が一緒になって開催するもので、たわわに実る稲
    穂がついた福をかっこむ「かっこめ熊手守り」が授与されます。
    どうして寺と神社が一緒なのか答えは、江戸時代から酉の寺として人々に親しまれた千
    束の長国寺は法華宗の寺院です。それが明治時代の神仏分離令により長国寺と分かれ
    たのが鷲大明神から改称した鷲神社で、祭神は天日鷲命と日本武尊です。
    今年は11月11日、23日の二の酉だそうで、浅草界隈は熊手を求める人々で大賑わい
    でしょう。
 




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映画 「HIGH & LOW THE RED RAIN」

2016年10月21日 | 日記
   

    「EXILE TRIBE」の総合エンタテンメントプロジェクトで、ドラマや映画、漫画、ライブ、音
    楽などが連動して展開される「HiGH&LOW」の長編映画です。2015年10月からシーズ
    ン1、16年4月からシーズン2が放送されたテレビドラマ「HiGH&LOW THE STORY OF
    S.W.O.R.D.」の劇場版で、3か月前に公開された前作に続く後篇となります。

    さまざまな不良チームが抗争を繰り広げるSWORD地区を舞台に、男たちのプライドを
    懸けた壮絶な戦いや生きざまを描くものです。雨宮兄弟を演じてきたTAKAHIRO、登坂
    広臣に加え、長兄役で斉藤工が初参加。勿論 EXILE TRIBE のメンバーに吉本美憂、
    窪田正孝、林遣都、山田裕貴らも出演しています。

    前編を見ずに今作が初見です。製作スタッフがまるで何かに取りつかれ陶酔して作って
    いる感じの作品で、アクション場面を売り物にしただけの珍作品。独り善がりに加え物語
    も陳腐だし、演出も演技も見どころ無しです。売り物のアクションも大勢の銃やピストル
    に素手で立ち向かって勝つというのだからマカ不思議、折角のEXILEファンも呆気にとら
    れる筈です。
    最近は邦画の質が全般的に向上して、いい傾向だと思っていた矢先に、この作品を見
    せつけられると、崖から突き落とされた気持ちになります。観客動員だけを狙った愚作も
    いいとこです。




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楽しかった旅の一コマ (113) 陶磁器の名門 ウェッジウッドの本社

2016年10月20日 | 日記
 

    

    

    英国を旅して、なんとか時間を割いて立ち寄りたかった所の一つです。古い歴史を持つ
    城塞都市チェスターを訪れ、に次いで向かったのはストーク・オン・トレントで、英国を代
    表する陶磁器ボンチャイナ発祥の地です。
    ここには多くの磁器工場がありますが、今回訪れたのはウェッジウッドの本社・工場です。
    少しばかりですが、我が家にウェッジウッドの陶器類があり、愛用しているのが見学した
    かった所以です。
    広大な工場と豪華な展示場を見学するつもりでしたが、残念ながら工場がお休みの日で、
    期待していた製造工程を見ることが出来ませんでした。展示室は素晴らしいの一語だし、
    同じ建物の中にあるレストランでの昼食は、楽しみにしていたアフタヌーンティーで存分に
    いただきました。

    

    

    

 







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