今年もアッという間に10月末、そして11月に入ると浅草は早くも年末モードに入ります。
1年の無事に感謝し、来る年の開運招福・商売繁盛を願う浅草の酉の市(おとりさま)は、
千束にある長国寺と鷲(おおとり)神社が一緒になって開催するもので、たわわに実る稲
穂がついた福をかっこむ「かっこめ熊手守り」が授与されます。
どうして寺と神社が一緒なのか答えは、江戸時代から酉の寺として人々に親しまれた千
束の長国寺は法華宗の寺院です。それが明治時代の神仏分離令により長国寺と分かれ
たのが鷲大明神から改称した鷲神社で、祭神は天日鷲命と日本武尊です。
今年は11月11日、23日の二の酉だそうで、浅草界隈は熊手を求める人々で大賑わい
でしょう。