「君への誓い」は、アメリカで興行的に大ヒットを飛ばした作品で、ある若い
夫婦の実話を基にしたラブストリーです。
シカゴの街で幸せな新婚生活を送っていたレオ(チャニング・テイタム)とペイ
ジ(レイチェル・マクアダムス)はある日、交通事故に遭い、ペイジが記憶の一
部を失ってしまいます。
二人が出会ってから結婚した記憶が抜け落ち、その記憶がもう戻らないこと
を知ったレオは、二人が出会った時からのことをやり直そうとするのですが、
それに対してペイジの両親や元婚約者が立ちはだかるのでした・・・。
記憶喪失のお話を必要以上に引き延ばした感じのストーリーで、とても味が
薄くなってしまった作品です。
監督はテレビを主に撮っているマイケル・スーシーですが、演出に緻密さが
なくお話が盛り上がらないのは演出のせいでしょう。
私が以前旅行したシカゴは古い面影を残す伝統の街ですが、映画で見ると
今の街の様相が一変していることや、当時ここに雑誌ブレイボーイの本社が
あり、付随するプレーボーイ・クラブで楽しいひと時を過ごさせてもらったこと
や、そこで世界会員メンバーにしてもらい、その後、東京や大阪にあった直
営のプレーボーイ・クラブで利用したことなどを映画を見ながら思い出してい
たという事は、私が如何に映画に入り込めなかった証拠でしょう。
とにかく全体が甘すぎると思います。
主演のチャニング・テイタムはこのところ矢継ぎ早の出演が続いていますが、
作品を選べばもっと伸びるでしょう、期待します。
(6/2 TOHOシネマズ天神 2日目 14:20の回 13人)
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