映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「ゼロ・グラビティ」

2013年12月17日 | 日記

   

     「トゥモロー・ワールド」や「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のアルフ
     ォンソ・キュアロン監督の新作の舞台は地上60万mの宇宙空間です。
     この監督は、「天国の口、終りの楽園」などで3度のアカデミー賞ノミネート
     を経験をしている人で、期待大で早速見ました。

     ベテラン宇宙飛行士マット(ジョージ・クルーニー)のサポートで、シャトルの
     船外活動をしていたメディカル・エンジニアのストーン博士(サンドラ・ブロッ
     ク)ですか、破壊された人工衛星の破片が飛び散る事故のあおりを食い宇
     宙空間に投げ出されてしまいます。
     コワルスキの指示が彼女の危機を救うものの、更なる危機が二人を襲いま
     す。地球との交信手段も断たれ、たった1本のロープでつながっているだけ
     の二人は、絶望的な状況の中から生還を目指しますが・・・。

     カメラは無重力で酸素が欠乏し、極寒の空間という極限状態で「孤独と不
     安の局地」に陥った人間の姿をとことん追っかけて行きます。
     最新VFXと3D技術を駆使しているSFドラマで、先に見た人たちは「この作
     品は絶対3Dで見るべき」と言うのですが、3D効果が薄い作品が多い作
     今、少し天邪鬼な私は初日に2D字幕版で見て、翌日はIMAX 3D版を見
     ました。

     映画というものは内容も映像もそうですが、見る人の想像による部分が大
     きいからこそ深みが感じられるもので、初日に2D版で宇宙空間の物語を
     堪能しました。もちろん2D版ですが、立体的に感じる画面に感嘆しながら
     の観賞です。

     続いて翌日はIMAX3Dで見ましたが、画面も2Dに比べてやや暗いし眼鏡
     もやはり邪魔で、内容伝達の部分を含めて私は2D版に軍配を上げます。
     本当に2D版で内容も映像も落ちることはありません。想像することが面倒
     な方にはお薦めしませんが・・・。

     お話はとてもシンプルで登場人物も二人。宇宙に浮かぶちっぽけな人間の
     姿を捉えた映像は満足と言う気持ちを上回るくらいです。
     サンドラ・ブロックの演技はアカデミー賞女優賞を狙えるくらいの好演です。
     最初はアンジェリーナ・ジョリーで企画が進んでいたそうですが、アンジー
     自身がやる監督作品がきまったため流れ、それから色々替わって最後にた
     どり着いたのがサンドラ・ブロックだそうで、良かったですね。
     色々述べましたが絶対お薦めです。

コメント (7)    この記事についてブログを書く
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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2013-12-18 07:08:36
観ました。ラストは、わかっていても感動しますね。映像綺麗で、シンプルなストーリーですが、見入ってしまう、想像してしまう作品でした。新体感という感じでもありました。
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追加 (天羽鈴)
2013-12-18 07:09:44
↑のコメントに名前を入れるの忘れてました((^_^;)汗)
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Unknown (トド)
2013-12-18 09:14:33
素晴らしかったですね。ラストのカプセルが着水した湖は「猿の惑星」でチャールトン・へストンの乗った宇宙船が不時着した湖だそうです。
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Unknown (中島けん)
2013-12-18 14:52:03
天羽鈴さん
  映画を楽しむ方法は沢山ありますが、どうして撮ったのか
  考えるだけでも楽しい作品ですね。

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Unknown (中島けん)
2013-12-18 14:54:51
トドさん
  本当に素晴らしい作品でしたね。
  中国寄りの筋立てが少しばかり気に食わないのですが(笑)
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Unknown (トド)
2013-12-18 15:30:58
ハリウッドの中国のめりはこのところ目立ってきましたね。
ロスのあの大劇場も大手家電メーカーの名前を冠して、文字通りチャイニーズシアターになりました。
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Unknown (中島けん)
2013-12-18 18:41:57
トドさん
  最近のハリウッド作品はこの状況が顕著ですね。
  私は中国各地を旅行して、決して嫌いな訳ではないのですが・・・。
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