「釣りバカ日誌」の生みの親である漫画家原作者で、映画の助監督経験もあ
るやまさき十三が71歳にして初メガホンをとった作品で、故郷・宮崎に30年ぶ
りに帰ってきた48歳の中年トリオの姿を描いた作品です。
中学時代の野球部仲間だった"あさ・浅本"、"ひる・日留川"、"ばん・板東"の
3人(國村隼、板尾創路、山寺宏一)は、憧れの存在だった野球部のマネージャ
ー幸子(斉藤慶子)が重病だと娘の有三子(桐谷美玲)から知らされ、30年ぶりに
宮崎に帰ってきたのです。
有三子は結婚式を目前に控えていますが、幸子が妊娠した際に家出したため、
幸子の父親であり元野球部の監督であった雷蔵(西田敏行)は、結婚式に絶対
出ないと言い張っています。三人組は雷蔵を説得する役を買って出ますが・・・。
昨日は「ゼロ・グラビティ」を見て感激して感想を書きましたが、同じようにこの作
品を映画館で見て、不自然に無理を足したようなこの映画に、「ゼロ・グラビティ」
と同じ料金を払わなければならないのかと思うと、悲しくなってくる出来ばえです
し、こんな稚拙な作品を作っている人たちたちの見識を疑いたくなります。
地元宮崎では多くの企業が応援し、ロケを敢行して製作されたのだそうですが、
宮崎のローカル色もよく出ていないし、これでは数人が自己満足しているのみ
でしょう。
ひどい脚本と監督にカツを入れたいし、しかも既にレンタルが出ているそうで腹
が立つのに輪をかけます。
少しばかり救われたのは、他の作品で冴えなかった桐谷美玲が可愛かったぐ
らいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます