映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「悼む人」

2015年03月10日 | 日記

   

     第140回直木賞を受賞した天童荒太のベストセラー小説を映画化で、多種多様
     な人物が織りなすドラマを通じて、人の生や死、罪と赦しを描いた内容です。

     不慮の死をとげた人々を「悼む」ために全国を旅しているという青年・坂築静人
     (高良健吾)は、途中で夫を殺した罪に苛まれる倖世(石田ゆり子)と出会い、計
     らずも一緒に旅をすることになります。

     一方、週刊誌記者・蒔野抗太郎(椎名桔平)は残忍な殺人や男女の愛憎がらみ
     の記事を得意とし、そうしたことから、人の善意などを信じることが出来ずにい
     ましたが、静人の行為も偽善ではないかと猜疑心を抱き、化けの皮をはいでや
     ろうと思い、静人の身辺を調べ始めます・・・。

     高良健吾・椎名桔平・石田ゆり子のほか、井浦新、貫地谷しほり、大竹しのぶ
     などが共演。2012年に上演された舞台版でも演出も手がけた堤幸彦監督がメ
     ガホンをとっています。

     文芸作品の映画化は中々難しいと思います。映画は原作もののように、本を
     読みながら頭の中で映像化するのとは違うからです。上手く脚色し演出すると
     いいのですが、逆になると愚作になること必至ということになります。
     今回はどうも後者の様で、脚色・演出ともだらだらして冴えないし、やたらモノ
     ローグやセリフが多く、そんな手法で状況を説明することも盛り上がらない一
     因でしょう。問題提起もありません。





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