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第140回直木賞を受賞した天童荒太のベストセラー小説を映画化で、多種多様
な人物が織りなすドラマを通じて、人の生や死、罪と赦しを描いた内容です。
不慮の死をとげた人々を「悼む」ために全国を旅しているという青年・坂築静人
(高良健吾)は、途中で夫を殺した罪に苛まれる倖世(石田ゆり子)と出会い、計
らずも一緒に旅をすることになります。
一方、週刊誌記者・蒔野抗太郎(椎名桔平)は残忍な殺人や男女の愛憎がらみ
の記事を得意とし、そうしたことから、人の善意などを信じることが出来ずにい
ましたが、静人の行為も偽善ではないかと猜疑心を抱き、化けの皮をはいでや
ろうと思い、静人の身辺を調べ始めます・・・。
高良健吾・椎名桔平・石田ゆり子のほか、井浦新、貫地谷しほり、大竹しのぶ
などが共演。2012年に上演された舞台版でも演出も手がけた堤幸彦監督がメ
ガホンをとっています。
文芸作品の映画化は中々難しいと思います。映画は原作もののように、本を
読みながら頭の中で映像化するのとは違うからです。上手く脚色し演出すると
いいのですが、逆になると愚作になること必至ということになります。
今回はどうも後者の様で、脚色・演出ともだらだらして冴えないし、やたらモノ
ローグやセリフが多く、そんな手法で状況を説明することも盛り上がらない一
因でしょう。問題提起もありません。
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