インド旅行でブログをお休みさせていただいたのをキッカケに、映画の感想
を見た作品全てではなく、ハシにもボウにもかからないような作品は無視し
ます・・・と申し上げていました。
旅行する直前と帰国してから既に「白雪姫と鏡の女王」「天地明察」「人生、
いろどり」「アイアン・。スカイ」「だれもがクジラを愛してる」「ハンガー・ゲーム」
「ボーン・レガシー」「ラ・ワン」「エージェント・マロリー」を見ています。
遅ればせながら感想を述べさせていただきますが、上記の趣旨からいうと、
「白雪姫と鏡の女王」「ハンガー・ゲーム」「エージェント・マロリー」はスルーす
ることになります・・・。
帰国第一発は「天地明察」で、本音はこれもパスしたいところですが、話題
作なので取り上げます。
「おくりびと」の滝田洋二郎監督が、2010年第7回本屋大賞を受賞した冲方
丁の小説を読んですぐに映画化を熱望したそうで、物語の内容は、20年以
上の歳月をかけて日本独自の太陰暦を作り上げていく天文暦学者・渋川春
海の姿を描いたものです。
江戸時代前期、碁打ちとして徳川家に仕え、算術や星にも熱心な青年・安井
算哲(後の渋川春海)は、4代将軍家綱の後見人で会津藩主・保科正之に目を
かけられます。
その頃の日本では、800年にわたり使われてきた中国の暦にズレが生じはじ
めており、算哲は保科から新たな暦を生み出すという一大計画の責任者に任
命されるのでした。
この計画には、途方もない時間と労力がかかる上、長年にわたりその莫大な
既得権益をもっていた朝廷を敵にまわすことになるのです・・・。
主演は安井算哲に岡田准一、妻えん役に宮崎あおい。それに中井貴一・松本
幸四郎・佐藤隆太・市川猿之助・笹野高史・岸辺一徳・市川染五郎など豪勢で
すが、それが上手く生かされていないキライありです。
その前にダメなことは、せっかく面白い題材なのに脚色が不味いことと、加えて
監督が時代劇作りを知らないというか勉強していないツケがモロに出ていて、時
代劇になっていないという一語に尽きると思います。非常に残念です。
( 9/18 TOHOシネマズソラリア 4日目 11:45の回 32人)
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