主要各紙で報道されたので、ご存知の方も多いと思いますが、歌舞伎の演出
家、脚本家てもある奈河彰輔(ながわ しょうすけ)さん83歳が、13日に肺炎で
で亡くなられた報道に接し、驚き悲しんでいる私です。
奈河さんは本名を中川芳三さんといい、大阪府の生れで、昭和32年(1957)松
竹に入社、関西で歌舞伎を中心とした演劇に携わり、古典歌舞伎の復活を手
掛けられました。
昭和39年(1964)から復活狂言の台本を書かれるなど、目覚ましい活動をされ
ていますが、3代目市川猿之助と組んで「伊達の十役」「小笠原騒動」などを
制作、更にスーパー歌舞伎の監修もされています。
現場では、京都南座の支配人をされたのち、松竹の常務取締役をされました。
加えて文筆活動も活発でしたが、平成13年に出された私家版は、古い俳優さ
んとの交流、芸談、歌舞伎制作にまつわる話、復活狂言上演されるまでの過
程など、歌舞伎の裏側が詳しく楽しく綴られた本です。
私の親友であるTとの付き合いが長く、いつしか私も仲間に入れて貰ったの
ですが、博多座で中川さんが演出・監修する歌舞伎公演があるときは来福さ
れていたので、一緒に食事をしたり、博多座で公演前の通し稽古を見せてい
ただいたりしていました。
律儀な方で年賀状をはじめよくお手紙をいただきましたが、長文も短文もす
べてコンピュータで作成されていて、この方法で脚本なども書かれていたよ
うです。
博多でお聞きした歌舞伎の裏話は特に面白かったのですが、中でも歌舞伎
で芽が出なかった雷蔵が、映画に移って成功し、人気スターになったことを、
まるで自分の事のように喜んでおられたのが、今となっては強烈な思い出と
なってしまいました。
中川さん、どうかゆっくりお眠りください。 合掌
こんばんは。
私、この方は存じ上げません。
ですが、私が今愛する昔のドラマや映画の製作に携わった方々が、亡られるのは非常に残念だと思っています。
もう少し早く作品を観ていれば…と思うのですが、
おそらくその頃は多分観ても興味が沸かなかったかもしれないし、
少しずつ大人になってきたからこそ、過去の作品の良さを感じることができたのかな、とも思っています。
雷蔵さんといえば、先日「博徒一代血祭り不動」を観ました。
観た後に知ったのですが、この作品は遺作だそうですね。
無理をされながら撮影されていたのでしょうか。
雷蔵さんの眼差しといい、本当に深さがあって引き付けされます。
この作品で、近衛十四郎さんという方を初めて知りましたが、
なんだか見たことあるようなおじさんだと思ったら、松方弘樹さんのお父さまだったんですね。
みなさん本当に素敵な俳優さんたちばかりです。
この方は歌舞伎の世界で超有名な方です。
「スーパー歌舞伎」や海老蔵さんの演目などを見ると、この方のお名前を
発見されると思います。
「博徒一代血祭り不動」は雷蔵さんに無理をさせてしまった作品で、試写を
見た我々は、雷ちゃんの衰弱した姿に愕然とした記憶があります。
明日は、三井ホールで海老蔵さんの朗読と歌舞伎舞踊鑑賞です。
知人が二枚チケット下さって友人と2人で
昨日は大好きな若尾文子さんの「華々しき一族」鑑賞して来ました。舞台が終ってから、西郷さん、小林さんがいらして、私たちグループは記念の集合写真撮影、若尾さんを見ているだけでお芝居なんかどうでも良くなっちゃうくらい幸せ
さて、明日は海老蔵さんは初お目見えなんですが、楽しめるといいなぁぁ
悠悠自適でいいですね。
亡くなった奈河さんからよく歌舞伎の通し稽古を見せていただきました。
奈河さんから海老蔵さんを紹介していただいたこともあります。
親友・知人がどんどん亡くなる昨今です。寂しくてたまりません。
寂しくなったら、お芝居でもご一緒しましょう
先日の鹿児島行きが急遽福岡周りになったことで、博多近いと感じました。
飛行機でひととっび
私も、孫に囲まれたり、忙しくしていても、自分にはこれといって何もないなぁぁと寂しくなります。寂しさの質は違っても、哀愁の心は一つ
かなぁぁと。
有難うございます。機会があったらお芝居ご一緒しましょう・・・。
大映後も私は東京で何年間か仕事をやりましたが、月に2回は
飛行機を使い福岡に帰っていました。
東京が遠いと思ったことはありませんよ。
今は比較的歌舞伎の人気が高いですよね。
私恥ずかしながら歌舞伎を生で観たことがありません。
地方に住んでいますので、なかなか芸術に触れる機会がなくて。。
でも、歌舞伎には興味があって、たまにNHKで放映されるのを観たりしています。
正直なところ、ちょっと難しいところもありますが、
知った歌舞伎役者さんが出ていたりすると豪華な衣装を眺めるのも楽しみです。
雷蔵さんは、もっと長生きされていたら色んな作品が生まれたんでしょうが、
とびきり目立ったというか、輝いた人は早く去ってしまう方が多い気がします。
寂しいですね。
歌舞伎はセリフが現代語ではないこととか、思い切って省略しているところの理解とか、
ある程度の約束事を知って観ると限りなく楽しいですよ。
どうか途中でいやにならないように、少しづつご覧ください。
日本の伝承されてきた文化が、
ある時点で途切れていて、
それを知ろうとしてもどうしたらいいのか
分からなくなる時があります。
奈河彰輔さんのような方に、
ぼくのような世代にいろいろ教えて
いただきたかったと思います。
御冥福を祈らせていただきます。
奈河彰輔さんはよくテレビで歌舞伎の解説をしていたし、
人と会うのを嫌がらず、積極的に交友を広めていた方でした。
彼が生きていれば、笹井さんにご紹介する機会もあっただろうにと、
残念至極に思います。