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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

ニコラス・ケイジの新作2本 「ハングリー・ラビット」 と 「ブレイクアウト」

2012年06月28日 | 日記

    

     「ハングリー・ラビット」
     妻が何者かに暴行されて入院、怒りに震えていた高校教師ウィル(ニコラス・
     ケイジ)は、「奥さんを襲った相手を、貴方に代わって殺してやる」と言って近づ
     いてきた謎の男サイモン(ガイ・ピアーズ)の提案を受け入れてしまいます。
     しかし半年後、今度は自分が他人の代わりに人を殺すようにと強要されるの
     でした。
     それを拒否したウィルは、殺人の罪を着せられて追われる身となり、謎の巨
     大組織と戦うことになり・・・。

     監督は「バンク・ジョブ」のロジャー・ドナルドソンで、もともとアクションが特異
     な監督なので、次はどうなるの興味を上手く持たせながらテンポよく展開して
     さすがベテラン監督です。
     ただ謎の組織の描き方が浅いので、折角の面白さが目減りするのが残念で
     す。また背景の街ニューオリンズが、物語上とはいえ警察も新聞社など四方
     八方すべてが悪意の街という設定なのは少々気になりました。

     ニコラス・ケイジは、次の「ブレイクアウト」(2作品とも製作は2011年)もそうで
     すが、珍しく普通の男を演じていて、中々役にはまって新鮮に見えます。
     B級娯楽作品ですが、期待していなかったせいか、拾い物の一本でした。               
                      (6/21 T・ジョイ博多 6日目 13:10の回 18人)


    

     「ブレイクアウト」
     配給がメジャーではないので、あんまり話題になっていませんが、ニコラス・
     ケイジとニコール・キッドマンというオスカー俳優の初共演は魅力だし、監督
     は「オペラ座の怪人」のジョエル・シュマッカーなので、面白い筈と期待して
     見ました。

     宝石ディラーとして成功し、妻のサラと娘のエイブリーと豪邸に暮らすカイル
     でしたが、ある夜、武装した4人組の覆面強盗が押し入り、金庫に保管して
     あるダイヤモンドを出せと強要されます。
     家族を人質に取られて脅かされても、カイルにはそれに従えない大きな秘密
     が、そして妻の行動にも謎があり・・・。

     主人公が数々の商売で培ってきた巧みな交渉術を駆使し、犯人たちとの心
     理戦が中々面白いし、やはりケイジとキッドマンの共演も見ものです。
     なんとか窮地から逃れようとするのに対して、それに立ちふさがる犯人側と
     のヤリ取りが少し執拗過ぎかなと思うのですが、苦痛にゆがんだキッドマン
     を見ていると許す気になりました。

     先述の「ハングリー・ラビット」も然りですが、ニコラス・ケイジの最近作は、飛
     び抜けた傑作もないかわりに、見ていられない失敗作もなく、娯楽作品として
     一応安心して見られます。
                       (6/25 T・ジョイ博多 3日目 9:45の回 23人)


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2 コメント

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ブレイクアウト (ジュディ)
2012-07-03 22:25:01
またまた、こんばんはぁ。

ドキドキ感が続いて、結構楽しめました。
ニコール キッドマン見たさに、ハングリーラビットを断念して、こちらを選びました。
やっぱり、キレイでした!
けんさんと同じく、同じようなドキドキ感が長く続くと、途中から少しクドいなぁ~と私も思います。

素晴らしい映画を作るのって、本当にホントに難しい事なのでしょうね…

と、ニコールキッドマンに惚れこんでた悪者は、たしかバーレスクの彼ですよね?
返信する
こんばんわ。 (中島けん)
2012-07-03 23:34:51
to ジュディ
  どちらかと言われると「ハングリー・ラビット」の方が点数は上ですが、
  どちらか1本とと言われると「ブレイクアウト」を見ます。
  それにしてもオーストラリア出身のニコール・キッドマンって綺麗ですね。
  「オレンジと太陽」の末裔かも知れませんね。

  あの悪者役はカム・ジガンディで「バーレスク」に出ていた人です。
  「バーレスク」ではセクシィだと評判でした。

  それから「ジェーン・エア」は見ておいてください。
  松たか子主演のミュージカルとなって11月博多座ですから・・・。
返信する

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