実話を基に製作されたこの作品は、'11年11月にフランスで公開されるとそ
の年の年間興収第1位となり、歴代2位を記録、その後世界各国でヒットを
飛ばしている作品です。
先達ての第24回東京国際映画祭では、東京サクラグランプリ(最優秀作品
賞)と最優秀男優賞をダブル受賞しています。
パラグライダーの事故で首から下が麻痺してしまった大富豪のフィリップ(フラ
ンソワ・クリュゼ)は、介護役として刑務所を出たばかりの黒人青年ドリス(オマ
ール・シー)を介護人として採用します。
高い教養のフイリップと、下品で勝手気ままなドリスは衝突しあいながらも、
やがて互いを受け入れ、友情を育んで行くのでした・・・。
冒頭にも書いたように実話がベースのこの作品は、人種も階級も全く違う二
人の男性をめぐる人間味溢れる物語です。
主演の二人は勿論上出来ですが、監督はエリック・トレダノとオリヴィエ・ナ
カシュの共同監督・脚本で、もっとアクセントを付けてもいいのではと思わな
くも無いが、変な小理屈もなく、さらっと明るく微笑ましく撮っていてとても好
感が持てます。
丁度ロンドンではパラリンピックが開催中ですが、どんな逆境でもこの人生
は捨てたものではない・・・と思わせてくれる強いメッセージがあります。
ハリウッド・リメイクも決定だそうですが、見ていて笑ったり涙を押さえたり、
とにかく大忙しの映画です。どうか皆さんも是非ご覧ください。
(9/3 TOHOシネマズ 3日目 10:15の回 95人)
この手のホノボノとした作品が少ない昨今ですが、
各国でヒットしているのが判るような気がします。
それにしても、最近の邦画は酷いですね・・・。
今日、見てきました。
やさしい気持ちになる素敵な作品でした。
主演の2人も良かったけれど、お屋敷で働く人達もイイ感じでした。
実話だというから、ビックリですよね!
ハリウッドでリメークしたい気持ちが判りますし、
どのように作るのか楽しみです。