私の仕事部屋を整理すれば、まだまだ大映時代の資料が出てくる筈ですと
申し上げたことがあります。
今までのブログに載せた大映時代のスナップも、そのまま放置すると散逸
する運命と思いアップしたものでした。
最近また少しばかり整理をしていると、写真のような京都撮影所と東京撮
影所から当時送ってきたスナップが出てきました。
京都撮影所からのものは「眠狂四郎女妖剣」のある場面で、藤村志保が全
裸にされて牢にぶち込まれているシーンのタネ明かしと、東京撮影所は「千
羽鶴」の主演者による劇中の濡れ場シーンをネガで送ってきたものです。
私は九州支社の宣伝課長でしたが、本社宣伝部や東京撮影所・京都撮影
所の宣伝課の連中とは特に仲が良かったこともあり、管下のマスコミ、特に
スポーツ紙用の特ダネ用にと両撮影所にどんどんリクエストを出していた残
りだと思います。
当時の京都撮影所は特に侍が揃っていて、ここから国内外で浮世絵の研究
で名をなした林美一(故人)、脚本家の中村努、勝プロの専務で苦労した真田
などがいましたね。
このスナップの主・藤村志保とは個人的にも仲良くしていたし、彼女のお母
さん(故人)の知り合いが経営していた熊本市は上通り町のお店で、馬肉の
すき焼きを食べたこともありました。
また彼女と姿美千子と私の3人でボーリングに行ったこともありましたよ。
いつも着物姿の彼女が、洋服姿でボーリングするなんて珍しい光景でした。
そのほかで仕事がらみで一緒したことは限りなくありましたが、このくらい真
面目で素直な人は業界では珍しいし、反面いつも明るく、時にはジョークを
発して笑わせてくれるなど・・・楽しい人でした。
こんなこともあって当時はこのスナップを私は彼女のためにボツにした記憶が
かすかに残っているものです。
(今になって発表とは・・・お志保さん、ごめんなさいね)
まったくの偶然ですが、1時間前に藤村志保さんのトークイベントを拝聴してきました。
白髪になっておられますが、とてもお美しかったですよ。
これからも少しづつ書いて行きますので宜しくお願いします。
お志保さんには私も会いたいです・・・。
このスチールは、私として出そうか出すまいか迷ったものですが、結果良かったと思っています。
お志保さん、素晴らしいプロポーションの女性です。