「スパイキッズ」シリーズが始まって10年目です。その記念の今年に、いつも
のように製作・監督・脚本・音楽・撮影の5役をロバート・ロドリゲスが一人で
やってのけています。
今作は新しいスパイ・キッズと、新しい仕掛けは"におい"も使って、つまり4D
映画と宣伝していて、作品の良否はともかくとして、一応見ておこうとと思い、
キャナルシティ13の公開初日に出向きました。
時間を止めることの出来る手ごわい敵、悪党チックタックを相手に、姉弟の双
子コンビによる新スパイ・キッズが、敏腕スパイの母親やロボット・スパイ犬と
一緒に、激しい戦いを繰り広げるというストーリーです。
その敏腕スパイ・ママを演じるのは「キラー・インサイド・ミー」のジェシカ・アルバ。
この女優さん私の好みのタイプなので、出でいるだけで嬉しいのですが、後は
ストーリーが陳腐だし最後まで辛抱して見た感じです。
大宣伝の"ニオイ"ですが、入場した際に渡される番号の入ったカードを、場面
に番号が標示された時に指で番号をこすり、指についた"ニオイ"を嗅ぐという
もので番号数は8です。
"ニオイ"画面に出てくる食べ物が主ですが、どれも似たようなニオイで効果ゼロ。
しかも暗い客席で3Dメガネをかけたまま、カードをすかして見ながらゴシゴシや
るのですから興ざめもいいところです。
つまり何一ついいところが無いと言って過言でありません。
初日第一回目の観客は、私を含めて20人でした・・・。
↑ "ニオイ" カードです。
ジェシカ・アルバ、彼女一皮剥けようと色んな役に挑戦してますネ!
陳腐なストーリーと言えば、キャメロン・ディアスのバッド・ティーチャーもそうなんですけど(笑)元彼と共演していることが話題な映画です。 けど劇中の洗車シーンはキャメロン・ディアス史に残るかも!!http://www.youtube.com/watch?v=pXjzGkvJ158
"ニオイ"カードを紹介しましたが、もの悲しいものです。
俳優さんが新しい役柄にチャレンジするのは、いい事だと思います。
成功するしないは別として、見てる側は楽しいことです。
そして俳優さんはどんな役柄もこなすことが当然ですものね。
でも、中途半端な俳優さんが多いのも事実です。