木内一裕の同名小説の映画化です。監督は「十三人の刺客」「悪の教典」の三池崇
史で、内容のみならず福岡や台湾でのロケでも話題になっていたサスペンスアクショ
ンです。
孫娘を殺害された政財界の大物・蜷川(山崎努)が、新聞に「清丸国秀。この男を殺し
てください。御礼として10億円お支払いします」と、行方不明の犯人・清丸(藤原竜也)
の殺害を依頼する一頁広告を掲載します。
日本中が急に殺気立ち、これによって身の危険を感じた犯人・清丸は福岡県警に自
首してきます。
警察は警視庁警備部SPの銘苅(大沢たかお)、白岩(松嶋菜々子)ら精鋭5人を派遣し、
清丸を福岡から警視庁まで移送させることにしたのですが、清丸への憎悪と賞金へ
の欲望にかられ、一般市民や警護の警察官までもが5人の行く手を阻むことに・・・。
周囲の人は面白い!いや失敗作だ!と意見が分大きくかれています。
私は三池監督は好きな監督の一人ですが、当り外れが激しいので今回も正直心配し
ていたのです。
そして結果はスタート時点からいただけません。監督は福岡でロケし、更に新幹線部
分を国内では撮れないので撮影するなど、如何にリアルに表現するかの腐心の跡が
見えますが、如何にリアルに進展させようとしても、根本的にこのストーリーが誠に非
現実的でありカバー出来ていないし、俳優は頑張っているのですが与えられた人物像
が生きていない・・・で、全体が支離滅裂になってしまっています。
これでは見ていてハラハラもせず、涙も出ず、出るのは苦笑のみという酷さです。
誠に残念です。
PS: 3日~4日は「博多どんたく港まつり」で福岡は好天にも恵まれて大賑わいです。
明日は土曜ですが「博多どんたく」をブログでレポしたいと思っていますので、
宜しくお願いします。
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