今回はスペインのグラナダにやってきました。
アンダルシア地方の中心地グラナダは、スペイン最後のイスラム王朝・ナルス
王国が築かれた古い都です。
13世紀の初めから1492年キリスト教徒に奪回されるまでの約250年の間、ナル
ス王朝の政治・経済・文化の都として繁栄を極め、今でもその跡は世界遺産と
なって随所に見られます。
中でもイスラム芸術の最高傑作と言われるアルハンブラ宮殿は、町を見下ろす
丘の上にある宮殿で、総面積14,000㎡という広大な敷地を誇り、ナルス朝のム
ハンマド1世により約170年かけて建設されたものです。勿論、世界遺産です。
外観とは違い内部は実に豪華絢爛ですし、庭園も見ごたえありです。
宮殿内で最も古い城塞部分であるアルカサバ、王の居城であった王宮、夏の
離宮ヘネラリフェ庭園と、敷地内は大きく三つに分けられています。
建物の内部は幾何学模様や精緻な透かし彫りなどに驚嘆しますし、イスラムス
ペイン様式を代表するヘネラリフェ庭園は、見学に結構歩かされますが全然飽
きません。
下の写真にも入っていますが、庭には日本から移植した柿が成っていて風情を
感じますし、庭園はもともと王族の夏の別荘で、離宮と庭園からなる安らぎの空
間を編み出していて癒されます。
年中緑と季節の花に覆われ、豊富な雪解け水を使用した堀割りや噴水がとても
素敵でした。
↑ 王宮
↑ カルロス5世宮殿 ↑ メスアールの中庭
↑ ライオンの中庭 ↑ アラヤネスの中庭
たまに聴くんですが、アルハンブラ宮殿は、
こんな場所なんですね。
今度、聴く時は、この日記の写真を思い浮かべながら
聴こうと思います。
歩く距離が結構あるので、少々疲れるアルハンブラ宮殿散策ですが楽しかったです。
スペインは古い城が多く、もう一度ゆっくり旅をしたい国の一つです。