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原作より優れた映画になったのではないかと言えば、私の頭にすぐ浮かぶのは「無法
松の一生」と「座頭市」です。ご存知のように、「無法松の一生」は、昭和18年に板東妻
三郎の主演で、昭和33年には三船郎で、昭和38年には三国連太郎で製作されており、
昭和40年の勝新太郎・無法松は四本目に当たります。
勝ちゃんが「無法松の一生」を撮ることが決まって、是非とも北九州市に住んでいる原
作者の岩下俊作氏とお会いしたいし、小倉で祇園太鼓を体験したいと言うので段取りし
ました。
当時はお元気だった原作者の岩下俊作氏を私は以前から存じ上げていたので、引き
合わせしましたが、岩下さんは私が書いた無法松のイメージは勝ちゃんが一番近いと
仰言っていました。
続いて小倉の街に出てちょうどお祭り前の"太鼓の祇園"を体験しましたが勝ちゃんは
ここでも大ハッスルでした。
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↑ 原作者・岩下俊作さんと