映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「スノーデン」

2017年02月17日 | 日記

    

    ハリウッドを代表する社会派監督というか、へそ曲がりの視点で描くことで著名な
    オリバー・ストーンが、アメリカ政府による個人情報監視の実態を暴いた元CIA職員
    エドワード・スノーデンの実話を、ジョセフ・ゴードン=レビット主演で映画化したもの。
    2013年6月、イギリスのガーディアン誌が報じたスクープにより、アメリカ政府が秘密
    裏に構築した国際的監視プログラムの存在が発覚します。ガーディアン誌にその情
    報を提供したのは、アメリカ国家安全保障局NSAの職員である29歳の青年エドワー
    ド・スノーデン。国を愛する平凡な若者だったスノーデンが、なぜ輝かしいキャリアと
    幸せな人生を捨ててまで、世界最強の情報機関に反旗を翻すまでに至ったのかを
    描いています。

    ジョセフ・ゴードン=レビットが撮影前にモスクワに飛び、スノーデン本人に会って役作
    りをしたそうで、愛国者だった青年が反転して行くサマを熱演しています。しかし全体
    的に現在も進行中の事件でもあるからでしょう歯切れの悪い部分があり、それだけ説
    得力が不足しています。映画なのですから、もっと思い切って解釈し描写していれば
    質的に向上した佳作となりえたと思い、それが残念の部分です。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする