映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「K2初登頂の真実」

2014年07月15日 | 日記

   

     世界最高峰のエベレストよりも登頂が困難とされるのが、世界第2位の高峰K2
     なのです。
     この映画は、そのK2への初登頂という偉業の影に隠された真実を描いたイタリ
     アの山岳ドラマです。

     1954年、イタリア・ミラノのデジオ教授は、K2の初制覇を目指して国中から優れ
     た登山家を募り、最強のアルピニストチームを結成します。
     最年少の青年ボナッティは登頂への強い意志を持って仲間たちとともに難所を
     乗り超えて行きますが、デジオ教授が最終的に登頂アタックのクライマーとして
     選んだのはコンパニョーニでした。

     しかしコンパニョーニは、同行する若いボナッティに初登頂の栄誉を奪われるこ
     とを恐れ、姑息にも彼に対する妨害を企て・・・。
     監督は「ラ・ボエーム」「戦争と平和」などを撮ったロバート・ドーンヘルムです。

     最近は山岳ものがかなり製作されていて、どの作品も山の雄大さがうまくキャチ
     しています。
     この作品もk2そのものがうまく映像に収められているのだけは買いますが、後が
     いけません。

     当時の状況を出来るだけ正確に描こうという製作者の意図は判りますが、事実
     だけでは劇性に乏しく、劇映画として製作する以上はもう少しアレンジして面白
     くすべきだったと思います。登山途中の挿話だって上手くミックス出来る筈ですし、
     女性たちとの挿話は邪魔なだけです。期待していた作品だけに、残念ながら失
     望の方が大きい映画でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする