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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「旅立ちの島歌~十五の春~」 & 「エンド・オブ・ホワイトハウス」

2013年06月12日 | 日記

   

     「Seventeen」専属モデルであり、アイドルグループ「さくら学院」のメンバー
     としても活躍した三吉彩花の映画初主演作品です。
     最近はメジャー作品ではなくても、質の高い娯楽映画を作ろうという機運に
     同調した作品として、出来はともかく関心を持って見ました。

     沖縄本島から飛行機で1時間、東へ360キロ離れた南大東島には高校がな
     く、中学を卒業して進学する者は15歳で島を離れることになるのです。
     島の民謡グループ「ボロジノ娘」でリーダーを務める中学3年生の優奈(三吉
     彩花)も、あと1年で島を離れることになっています。
     家族と離れ離れになることへの不安や、未知の世界への好奇心を抱きなが
     ら優奈は最後に島唄を歌い終わって旅立とうとするのですが・・・。

     両親役で小林薫と大竹しのぶが共演。監督はこの作品の後が「黄金を抱い
     て翔べ」の吉田康弘です。

     まず主演の三吉彩花が素直でとてもいいです。演技はいま一つですが、将
     来性を大いに期待します。次に小林薫が周囲を引き締める好演です。今回
     は大竹しのぶは役柄も悪かったせいか買えません。
     もう一つ沖縄と大東島の風景・雰囲気がよく醸し出されていたことが素敵で
     す。これだけ褒めれば悪いことは全く無しと思われるでしょうが、母親の経緯
     など物語の設定に非常に雑な部分がかなりあって、差し引きゼロと言ったと
     ころでしょうか。

     私的には非常に好感を持って見たつもりですが、脚本・演出がもう少し緻密
     だったら・・・と少し残念です。



   

     アメリカ独立記念日の翌日となる7月5日、ホワイトハウスに韓国首相を迎え
     た日に事件は起きます。
     ワシントンDCが空爆され、観光客にまぎれたテロリストたちによりホワイトハ
     ウスが襲撃、占拠される前代未聞の事態が発生します。
     大統領を人質にとったアジア人テロリストは、日本海域からの米軍第7艦隊
     の撤収と核爆弾作動コードを要求します。

     誰もが解決策を見い出せないなか、かつて大統領のシークレットサービスだ
     ったマイケル(ジェラルド・バトラー)が、難攻不落の要塞と化し死屍累々のホワ
     イトハウスへの潜入に成功し、大統領救出に向けて動き出しますが・・・。
     監督は「トレーニング デイ」のアントワン・フークワです。

     理屈抜きだったらアクション・サスペンス仕立てで、派手な映像が続いて最後
     までハラハラしながら面白く見ることになります。
     ですがこのご時世ですから、これほど相手国の実名を上げていいのかと、見
     てる側が心配になるくらいですが、映画は見事なくらい全くお構いなしです。

     ホワイトハウスに軍隊が到着するのに15分かかるという事実をキイに、このテ
     ロリストたちは13分で制圧するところが見ものですが、それにも増してダイハ
     ードよろしく大活躍するジェラルド・バトラーは、とにかく胸がすくと、ひとまず申
     し上げておきましょう。

コメント (2)
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