今回は九州管内でのロケについて述べてみたいと思います。
私の赴任前に行なわれた「馬賊芸者」(1954年、島耕二監督)については全く判
りませんが、赴任して最初のロケは福岡で「共犯者」(1958年、田中重雄監督)
これはこのブログに根上淳・叶順子との出会いでもあり、既にアップ済みです。
この後は、「安珍と清姫」(1960年、島耕二監督)、「大江山酒呑童子」(1960年、
田中徳三監督、「暁の翼」(1960年、富本荘吉監督)、「視界ゼロの脱出」(1963
年、野村鉄太郎監督)、「妻の日の愛のかたみに」(1985年、富本荘吉監督)、
「片腕のエース」(1971年、池広一夫監督)となります。
この内「安珍と清姫」「大江山酒呑童子」のロケは九州ではなく、山口県の秋吉
台で行なわれたのですが、距離的に関西支社より九州支社の方が現地に近い
こともあり、マスコミ対応を私たちがやることになりました。
この2本はマスコミ対応だけでしたが、後の作品は、ロケ隊の受け入れ体制づ
くり、タイアップなど地元に協力していただくためのに前準備の仕事をスタッフ
と一緒にやりました。
今回は山口県秋吉台での「案珍と清姫」ロケの模様を写真でお見せします。
ロケは猛暑の中で行なわれ、皆さんは仕事とともに暑さと戦うこととなり、特に
安珍役の雷ちゃんは坊主頭で直射を受けるし、若尾ちゃんもメークが崩れない
ように普段の倍の苦労をしていたのを覚えています。
↑ 記者の取材を受ける島耕二監督
↑ 若尾ちゃんとバカ話をする私。