映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「ジャックとジル」

2012年01月24日 | 日記

           

       アメリカではコメディ映画のヒットメーカーだそうですが、日本ではまだ知名度
       が低いアダム・サンドラー主演作品です。
       今回は性格が正反対の一卵性双生児の兄妹という設定で、一人二役を演じ
       ています。

       ジャックは広告代理店の重役で、美人の妻と子どもがいて幸福の絶頂ですが、
       毎年1年に1回彼を悩ますイベントが今年も訪れます。
       それは、離れて暮らしている双子の妹ジルが我が家へやってくる感謝祭です。
       人に迷惑をかけても全く気付かないオバサンキャラなのですが、その破天荒な
       性格のジルの訪問によって、今回も振り回され、いつもの平穏な生活を無茶苦
       茶にされることになり・・・。

       アダム・サンドラーは成功を手にしたおとなしい性格の兄、破天荒だけどキュー
       ト?(役柄で)な妹という、両極端のキャラクターの二役を演じていますが、兄役
       の方はまっとうな青年実業家役として中々の出来ですが、女装姿は全然いただ
       けません。

       そしてジルに惚れてしまう滑稽な役柄はアル・パチーノ(本人役)で、最後まで
       二人にからんでくるのですが、いくら大活躍でもこんな作品にこんな役で出るの
       かと、少し哀れな気がします。
       もう一人の特別出演は、これも本人役でワンシーン出てくるジョニー・デップ、
       このあたりは贅沢な映画です。

       監督は「ウソツキは結婚のはじまり」など、アダム・サンドラーとのコンビで作品
       を出しているデニス・デューガンですが、物語にも演出にも新味が乏しいです。

       全篇アメリカン・ジョークの連発で、アメリカ人は大喜びかも知れませんが、どう
       も日本人はお笑いのツボが違うので一向に笑えないし、下ネタが多い上に、何
       回オナラの音を聞かされるか、イヤになってしまいます。
       そんなにイヤなら見なければいいのですが、はい、もう二度と見ません。

コメント
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