映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「ALWAYS 三丁目の夕日’64」 3D・2D

2012年01月12日 | 日記

  

     この作品は12月の頭に見ているので、少々印象が薄くなりかけていますが、思い
     出しながら私なりの感想を書かせていただきます。
     第一作は'05年に製作され、その2年後に続編が作られてどちらも大ヒットしました
     が、今回は5年ぶりの続々編です。

     物語は昭和39年となり、丁度東京オリンピックが開催される年という設定です。
     茶川竜之介(吉岡秀隆)の家では奥さんのヒロミ(小雪)にもうすぐ子供が生まれます。
     あの淳之介はすっかり大きくなり、竜之介は淳之介を東大に入れようと大童なので
     すが、本人は竜之介のような作家になりたいと言って竜之介を困らせています。
     その竜之介は「冒険少年ブック」の看板作家の座を覆面の新人作家に奪われて大
     スランプ状態・・・。

     一方の鈴木オートでは住み込みで働く六子(堀北真希)がめきめきと腕を上げ、鈴木
     夫妻(堤真一・薬師丸ひろ子)は一安心という状態です。
     その六子が診察をキッカケに知り合った医師の菊地(森山未来)に恋心を募らせて・・・、
     夕日町三丁目は小さな事件の続出です。

     試写を見た人の意見を聞いてみると、前作に増して人情話の押し付けは面白くない・・・
     キャストに不満がある・・・と言う人が結構いました。
     監督が調子に乗り過ぎて演出過剰気味になっている場面もありますが、あまり目くじ
     らを立てず、楽しむべきでしょう。

     監督は前作に続いて山崎貴。俳優は堤・薬師丸・堀北が中々いいです。それにCG
     技術が更に向上し、今は引退した0系新幹線や、キハ58系列車とか、ミゼット・ダッ
     トサン・パプリカ・ラビットジュニアなど懐かしい乗り物沢山出てきて楽しいし、少々長
     尺(142分)が気になりますが、当時の社会風習をうまく描いている方だと思います。

     ただ、芥川家と鈴木家の出来事が並行して進んで行きますが、どちらかに重点を置
     いて展開させるると物語がもっと締まり、もっとテンポのいい作品になったのではない
     でしょうか。
     最近は邦画の質が随分落ちていると感じるのですが、この作品は全体的には水準を
     維持していると思いますよ。是非見てあげてください。    (1月21日公開)

コメント (2)
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