主人公のチャーリー(アントン・イェルチン)は、ラスベガスの郊外に母親(トニ・
コレット)と一緒に暮らす高校生で、彼はオタクから卒業し、同じ高校生の恋
人も出来て楽しい高校生活を送っています。
その頃街では行方不明事件が続発、オタク友達だったエド(クリストファー・
ミンツ=プラッセ)は、チャーリーの隣の家に引越してきたジェリー(コリン・フ
ァレル)の正体はヴァンパイアではないか、ジェリーが街の人たちを襲ってい
るのだと主張するのです。
そのエドまでが行方不明になり、意を決してジェリーの家に忍び込んだチャ
ーリーは、恐ろしいジェリーの正体を目撃してしまいます。
チャーリーの話は周囲の誰もが信じてくれず、ラスベガスのテレビ番組で有
名なヴァンパイア・キラーに助けを求めるのですが・・・さて、です。
1985年にトム・ホランド監督によって製作されたヴァンパイア・ホラーの名作
と語り継がれている「フライトナイト」をリメイク、物語の舞台をラスベガスに
変わり3D・2Dで製作したもの。
私がもといた大映でも、毎年のように「化け猫もの」を手を変え品を変えて製
作、それなりにファンもいて興行成績もまあまあだった記憶があります。
物語は判っているのだけどやっぱり怖い・・・のスタイルです。
ヴァンパイアものも最近は色々趣向を変えて多くの作品が製作されています
が、もともとアメリカ人はこの手の作品が好きなんだろう、所詮はB級作品
だから理屈抜きで見ようと思えば腹も立たないし、結構面白く見れるという
モノです。
監督は「ラースと、その彼女」のクレイグ・ギレスピーは手馴れた演出ですが、
中でも音楽がオドロオドロして効果を上げています。