新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

両神山日向大谷コース(詳報)

2013-10-28 | ハイキング・登山

快晴の日曜日、朝6時にレンタカー屋さんに行って手続き。しかし、今日は人手不足で1人らしく、ちょっと待たされてしまった。仲間も忘れ物を取りに帰ったりなさったそうで、若干遅れ気味。

6時15分くらいに出発。

朝は道路も空いていて、気持ちよく関越道へ。途中富士山が見られた。山からも見えるよ良いな。

ナビ指定の皆野寄居有料道路を通り龍成会館前を通り、両神庁舎前を通って両神小鹿野線を通って進む。最初は快適な道で、途中ダリア園の色とりどりの花が車からも見えた。帰りに寄れるかしらね。

前方の大きな峰がいくつもある赤っぽく色づいた山が両神山ではないかと思うが定かではない。近くの山々はまだかすかな色づきだ。

その後急に道が細くなって、白井差口に行くときの道路と大差ないような感じになる。突然また広くなるがすぐにまた細いくねくね道となり、どうやったら交差できるのかと思うと、ところどころに待避所がある。どちらかの車がバックしないとならないのだが、一台すれ違った車は、見計らったように待避所ですれ違ったのだった。不思議!

だんだんに高度も上がり、駐車場が現れて、登山者も見えてきた。ほとんど満杯だったので、両神山荘の有料駐車場を目指す。こちらの方が空いているというネット情報に頼った。公衆トイレの近くに幸い1,2台のスペースが残されていて、宿のおやじさんにここに止めるように言われる。駐車料金は500円。

         

準備運動を軽くして、情報でワンちゃんがいることを知っていた仲間がワンちゃんにあいさつに行き、階段の下の登山道わきにある登山ポストに届けを入れて、出発。もう9時ごろになっていた。

                   

細い道を登り、すぐに沢を渡る(渡渉部1)。しばらく細い山道を歩くと最初の鎖場があったのだが、ほとんど鎖を頼らないで登れたので印象に残っていなかった。

  

道々たくさんの石碑とか石像がある。これらも帰りの道しるべになったのでありがたかった。

沢沿いに登山道が続く。

道標と沢(台風の影響で雨が多かったからか、水量がすごい)

 

渡渉部2(橋が危なく見えたが近寄ると結構しっかりしていたから良かった)

     

道端の石像(何ていう仏像かしら、名前が思い出せない)

沢が気持ちよく続く。滝子山を思い出していた。

渡渉部3(飛び石を渡る)

しばらく河原の近くの登山道を行くとまた渡渉部4があった。

周囲は青々としているが梢の先の葉は黄葉して落ちたらしい。黄葉の落ち葉が多い。

日何とか童子?の石碑         

  

河原横の登山道を行くとまた渡渉部5。沢の両岸に「ピンクの目印がたくさん木にぶら下がっている。

また渡渉しないとならない。渡渉部6。今度はあまり飛び石がなく、倒木を手すり代わりにして大股に超えないとならない。緊張!(写真は渡った後から振り返って撮った)赤紫の苔がきれいだったが、少し擦れてしまっている。

 

仲間の作った苔岩の顔

  

河原を歩いてまた反対側への渡渉部7を渡る。(ピンクリボンの指示で)

沢沿いを歩く。

小さな支流の沢の渡渉部8(普段なら乾いているだろう)

ちょっと開けてきた場所の石像   この辺はマムシ草の赤い実が目立ってくる。

    

八海山というところ。山ではない。仏像がある。

ここで3分の1

ちらほらと紅葉が見えてくる。                   まだ葉の青い大木

   

なおも沢が続く。             やや色づいた木々と岩。

  

弘法の井戸とその横の岩の上の仏像(木漏れ日でマダラだが)

                       

まだかまだかと思った清滝小屋がマムシ草を門にして見えてきた。小屋の上部の紅葉がきれい。

     

小屋はしゃれたつくりで現在は避難小屋として使える、湧水を利用した水場と、水洗トイレがあった。

小屋の横から登るとすぐに清滝があった。薄いベールのような滝で清々しく、清滝の名前がぴったりの滝だった。

ここから少し急な登りとなり、フウフウ言いながら登って行くと産体尾根に出る。西側の展望が広がり、紅葉がきれい。

                      

滝が見えて望遠で写す。

もう11時半を越えていた。

その先を行くがまだ頂上には程遠い。12時を回ったところで岩場の道の広めのところで軽食を取る。私はおにぎりだけ一つ食べた。私のいた所は鎖場の真下だったようで、下りてきた人に、危ないですよ。上に注意してと言われてしまった。殆ど食べ終えていたので、さっそくそのロープ場に挑戦する。

北斜面で湿って滑りやすい。冬場は凍り付きやすいらしい。

      

何とかいくつかの鎖場とロープ場をよじ登るとやっと両神神社の所に出た。狛犬は牙があって狼らしい。お供えはホウの実だろうか?赤かった。

   

お社の扉を開けて拝むことができた。

横にテーブルとベンチがあったので。そこで食事にした。

最初日が照っていたテーブルは少しベンチが湿っていたのだが、こちらに陣取ったのだが、しばらくすると、隣の方が日当たりがよくなって、私たちの方が日陰になり、上着類を着込まないと寒いくらいになった。

バーナーで温めたおかずや男性はカップラーメンを食べ、私は残っていたおにぎりを食べた。一人の方は、もともと風邪気味だったからか疲れからか食欲を無くしていたので心配したが、暖かいカップラーメンを召し上がって少し元気が出たようだった。先が長いので食事はほどほどに切り上げ、最後の登りに向かう。

神社の奥にはもう一つ神社があったが、行きは急いでいたので写真も撮らずに通過。石像もあった。神社と仏像類の取り合わせに不思議な気がした。

しかし旅の無事を祈りつつ通過。

しばらく明るい尾根を歩く。白井差コースへの分岐は廃道と書かれて通行止めになっていた。実際には入り口の個人の方に有料で許可をもらえば通れるが、往復しないとならない。そちらの方がずっと楽な登山となる。

     

鉄板の橋を通る。また鎖場を通ると反対側の山並みも見えてきた。

    

人声がにぎやかになって、上を見たら岩山に人だかりがしていた。

     

木の緩い階段状の所には鎖が張ってあるが人が交差しない限りはなくても大丈夫そう。しかし左側は切り立っている。ちょっと怖い。

やっと上部に出たが、人がいっぱい。石の祠につかまらないと安定しない感じだ。

山頂の岩の所では団体さんがグループごとに記念撮影をしていたので、なかなか空かなかった。

私たちもやっと頂上に行って写真を撮ることができたのだが、なんと写真の画像数の枠が無くなって写せない。不安定なところで、古い画像を消去してやっと写せた。きっと人迷惑なことだったと思う。

西の方向

                      浅間山方向

                      

見えないかと思っていた富士山は見ていた方向より南側だった。うっすらだがちゃんと見えていた。

        

ナナカマドの実

この木の下に、八丁峠への危険な鎖の連続の八丁峠コースが続く。そちらに向かって下りる方が二人いらした。八丁峠の方からの両神山の紅葉の写真はすごくきれいだったが。こちら側からも八丁峠方面を見られたらしいのだが、気づかなかった。

帰り道の紅葉

奥御岳神社

傍の白井差コースの注意書き

行きには写真を撮れなかった横岩

皆足を痛めて、苦労して下りた産体尾根の道標と夕方の景色。日向大谷まで4.4キロだが、どれくらいで下りられるかしら?岩場もあり、渡渉部も多いからね。簡単ではないですね。

   

近くの赤い実の木(何の木かしら?)

さあ、行きはよいよい、帰りは恐い。清滝小屋までは順調に下ったがすでに4時過ぎ。やや暗くなってくるが、まだヘッドライトをつけるほどではない。

こんなに急坂だったかしらと思いつつ、下って行くにつれて、暗くなってきた。あの渡渉部をヘッドライトで渡ることになりそう。

5時になったところで皆でヘッドライトを着用。暗くなるにつれて、道しるべのピンクリボンも見えにくくなる。頭を動かして左右をヘッドライトで照らして道しるべがあるかどうか確認する。数回間違えて進み、リボンが見当たらないので後戻る。皆でリボンを探しては進路を見つけ出した。これが電池切れにでもなったら、大変だ。一応予備の電池もあるけれど、だいぶ前のものだからね。

渡渉部も何とか見つけて、お互いに照らしながら渡って、無事に誰も水に足を取られることなく通過できた。行きに大体大小合わせて10回は渡ったなと記憶していたので、まだあるかなと注意できた。

大分下ったところで男性が一人追い抜き、さらに下ったところでまた一人男性が追い抜いた。どちらも若者だった。その人たちが先行するあたりを一生懸命に確認して、おおよその目安をつけて追いかけるが、たちまち引き離されてしまった。

最後の方で、行く先に鎖が見えた。えーっ、鎖場なんて初めの方であったかしら?何回か男性群に確認したが沢音で声がかき消され、聞こえないようだった。やっと気づいてくれたが、皆覚えていなかった。それで必死にリボンを探して、やっと見つけて、ルートに間違いないことが分かり、またお互いに照らしあって、鎖場を下りた。登りではなんでもない場所だったのに、膝は痛むし鎖頼りで下りた。

それでも大分行った先で、下の方にライトが見えた。後から考えたら、先行した若者のライトだったらしいが、とてもほっとした。

それから間もなく小屋の明かりが見えたのだが、疲れ切った体ではスピードが出せず、そこから10分以上かかってしまった。最後のところで、まだ沢を渡るところがあり、こちらも記憶がなくて、びっくり。でも小屋の薄明かりで、渡らないと小屋の方に行けないのが見えたので、渡った。

速報でも述べたように、誰も遭難の心配をする人はいなかったようで、バス待ちしていた、私たちを追い抜いた若者を乗せて、薬師の湯に立ち寄り、(8時までやっていることを、その方がパンフで確認してくださった)、その方はバスで小鹿野町から乗り換えで秩父に出るらしかった。私たちもできるだけジャグジーで体をほぐしてからお茶などを飲んで帰宅した。ソフトクリームはもう営業していなくて、施設の女性たちも入浴していたらしい。お祭りのことなど話していらっしゃった。

本当に長い道中でした。皆さまお疲れ様でした。

レンタカーだから、最後に満タンにして返すのだが、ガソリン代は1520円。たいていは4000円以上かかるから、ハイブリッドはすごい威力だった。これからはハイブリッド車を借りよう。

思ったこと。ヘッドライトは広範囲と狭い範囲を照らせるような性能が良いものの方がいざというとこは役に立つだろうと思った。私は最低価格のものを買っていたのだが、その点、かなり不便だった。

まあ、長時間コースはやっぱり前泊して早朝から登った方が安全ですね。特に日暮れの早い秋や春には。

一応安いダウンの中着とか雨具とかは持っていた。出発の時は重くて置いて行こうかと思ったが、やはり万一の際には絶対必要だなとも、思った。

このコース、山荘のあたりからすでに携帯は圏外だった。遭難しても通信手段がなかった訳。そういう時はどうすればよいのかしらね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

             

 

 

 

 

 

 


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