新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

日光白根山登山2013.6.23.詳報

2013-06-24 | ハイキング・登山

23日は以前からレンタカーを予約して最寄駅に集合。6時少し過ぎに出発。ナビは丸沼高原でしか検索できなかったので丸沼高原スキー場に設定した。

沼田から尾瀬に行ったときにも通った国道を進むと金精峠の方へ向い、思ったよりは早く9時前くらいに到着した。

入口を見逃して、ちょっと大尻沼の方まで行ってしまい、場所を見つけてUターン。高原の駅の駐車場に入ったが、ロープウェイ駅はその先だった。結構自動車がたくさん停まっていた。

ロープウェイというのはスキーゴンドラだった。随時出発するという意味が分かった。

乗るとなんだかスキーの時の振動を思い出して、スキーをしたくなってしまった。

ゴンドラからの景色もなかなかのものだった。高度を上げるにつれて、眼下に丸沼、菅沼が見えだし、尾瀬方面の雪を残した山々がくっきり。本当に好天に恵まれたものだ。

ゴンドラの中には山の絵と名前が書いてあって、左の方は谷川岳とあった。双耳峰がくっきり見える。

スキー場の上の方が武尊山、それから至仏山、尾瀬ヶ原は見えないが、その右の方に燧ケ岳、さらに右手に見えるのは会津駒ヶ岳だろう。

山頂駅に着くと外は晴れ上がって、すぐ前にはシラネアオイの植栽があった。もう少し終わりかけだが、まだ見ごろのものもある。ホームページにはコマクサも咲きだしたとあったがどこかしら?

南側正面にはどーんと三つの頂上を持つ日光白根山がそびえていた。あの頂上まで登るの?

私は天空の足湯という看板の方に行って見た。足湯に浸かりながら、尾瀬方面の展望を楽しんでいらっしゃる人たちも結構いらした。

私は一通り見てからすぐに戻ってコマクサを探し出したのだが、後から足湯の方に行った方は写真を一緒に取ろうと待っていたらしく、残念なことをしてしまった。

ロックガーデンの花たち

シラネアオイ

       

シロバナシラネアオイ

ヤマノコギリソウ(つぼみ)

コマクサ

     

キバナコマクサ

  

クロユリ(ここのクロユリはかなり濃い色だ)

   

チングルマ

山ラッキョウ

   

二荒山神社にお参りして、鹿門を開けて、針葉樹の香りのするゆるやかな山道を歩き出す。数日雨が降ったのだろう。道は結構ぬかるんでいたが、スパッツはつけそこなった。

中側から見た鹿門と神社

      

間もなく不動岩の横を通る。山カタバミはあちこちで見られる。

30分ほどさらに歩くと大日如来の所に来た。

      

七色平との分岐このあたりは1-3時間くらいで歩ける自然観察路がいろいろ用意されている。

そのまま白根山方向へ歩く。

少し階段があったり、ぬかるみがあったりする中登って行くと展望が開けてきた。

    

          

このあたり地獄のナギ、というそうだ。景色に見とれると足を踏み外してちょっと危険ということだろうか?カメラの設定がおかしくて、妙に色鮮やかだ。カニコウモリがたくさん生えている。

    

イワカガミガ多くなる。

    

ふと見ると小さな赤い花も。ベニバナサラサドウダンか?

ミヤマカタバミの横に白い小さな花が咲いていた。ヒメイチゲかな?

    

ミツバオーレンも

少し明るくなってきて登りがきつくなってくると岩に地衣類の変わった花(?)が咲いていた。

  岩陰にはマイヅルソウのつぼみが。

   

岩が多くなった登山道沿いにはイワカガミガあちこちにみられて、あんなに慌てて写真を撮ったのがおかしいくらいだった。

展望も開けてくる。燧ケ岳かな?それとも谷川岳?

足元には白いスミレ。シロバナスミレサイシンというのもあるらしいが。

そして、黄色いスミレ。キバナコマノツメか、キスミレか?上に進むとたくさん見られた。

 

          

シロバナノヘビイチゴとキスミレ、ミツバツチグリ

 

この辺はお花畑らしい。

タカネザクラも見られた。桜の花見ができるとは!シャクナゲもたくさんあるのだが、まだつぼみも硬い。

大きな岩も見えてくる。

 

誰かが木の上に小鳥がいると教えてくださる。てっぺんの左の方だがわかるだろうか?

 

ツガザクラ

ちょっと高山病的に苦しくなってきたころ、頂上に近づいてくると大きな岩に黄緑の地衣類がとても鮮やか。

       

滑りやすい道に苦労してのぼりつめると砂地の盆地のようなところに出た。特に名前はないらしいが幾組かのグループが食事をしていた。もう12時過ぎていた。

8月ごろになったらトウヤクリンドウが見られるのだろうか?

その先を登って行くと祠があった。奥白根神社らしい。

そこから少し下ると、頂上への登りとなる。頂上らしい所には人がいっぱい。

南側の岩の間から中禅寺湖が見える。雲がかかっているが見られて嬉しい。

岩の左側には男体山が見える。

   

中央の頂上への岩の間から五色沼が雪渓の下に見えた。素晴らしい青だ。

しかし、頂上へよじ登る岩がちょっと怖い。

頂上の標識の所は次々人が来て空かない。人がいたが写真を取らせていただいた。小型犬を抱えて登ったご夫婦がワンちゃんに展望を見せていた。ワンちゃん嬉しいかしらね?

眼下の景色

後で後ろ側から見た中央の標識。

中禅寺湖と男体山か。

左の頂上付近で昼食の後、五色沼方面に出ようとして地図を見るがよくわからない。それで五色沼に出るなら戻るのかなと一度下りてみた。

しかし午後の天候が分からないし、五色沼に出ると相当に時間がかかりそう。皆で相談して距離の短い弥陀ヶ池に降りようということになったのだが、何処から下りるかが分からない。どの地図にも降り口が載っていないし、標識もさっきは見つからなかった。

それで話していたら、おじ様が、中央の裏側の方に降り口があると教えてくださった。しかしその方は、迷いやすいから止めた方が良いとおっしゃる。若い山ガールのグループは、おじ様の意見に従って、元来た道を戻ることにしたようだったが、私は同じ道ではつまらないと思い、同じ考えの方もいらしたので、弥陀ヶ池に直行することに決めた。

そのためにはまた頂上に登り返さないとならない。まあ、2度目だからそれほど大したことはなかったのだが、狭い岩場はやっぱりゾクゾクしてしまう。でも再度五色沼の青色を堪能してから、頂上の裏手の方に下る道があって、人もいたので、そちらに降りて行った。少し下りるとまた登りになる。多分右の頂上に当たるところに出る。やっと標識があった。

まあ、そこからの下りは写真をとる余裕があまりなかった。急な岩場を下りないとならなかったので。

しかし展望は抜群だ。丸沼と菅沼が見渡せ、弥陀ヶ池も見下ろせる。雲は幸い広がらなかった。

   

             

途中で子供連れが登っていた。一人は寝てしまったお子さんを抱えていらっしゃる。もう1時半は過ぎているのに、この先の急斜面を登るのかしら?ちょっと心配になった。

降りてきた白根山を振り返る。

私たちは少しゆるやかになった登山道にほっとした。タカネザクラも増えてきた。シャクナゲも多いがやはり一つとして花は咲いていなかった。つぼみも硬い。

  

    

ツガザクラの群落。かわいいですね。イワカガミはこちらにも見られた。 

  

草むらのヒメイチゲ?

ついに弥陀ヶ池への分岐に出た。10分程度で池に出られそうなのだが、ゴンドラの最終が今日は16時半だったし、入浴は17時までと書かれていたので、池まで行くのはやめて、途中まで行って見た。分岐の所には小さな雪渓が残っていた。後で地図を見たら池の左側にシラネアオイの保護区があって、群落がみられたようなので、残念なことをしてしまった。古い本には素晴らしい群落があると書かれていたのだが、今は鹿害で保護されたところにだけ咲いているのかもしれない。

雪渓の脇に咲いていたショウジョウバカマ(咲き始め)

その後、菅沼への下山道に向かわれる外国人のハイカーを見送って、私たちは座禅山へのコースは避け、ゴンドラ駅へ向けて左手のコースに向かった。軽い登りのあと森林帯に入った。

こちらのコースは北側になるので雪が残っているかもと思った通り、しばらく行くと雪が登山道に残っていた。

   

殆どの人はストックを出して、慎重に歩いた。まあ滑って転ぶ人はいなかったので良かった。おかげで涼しい。このコースにはダイモンジソウが見られるらしいが、まだ早いですね。

カニコウモリもまだ小さく、もしかしたらシラネアオイかサンカヨウの若芽かと思う植物があったが、それらもカニコウモリだったのかもしれない。

少し明るくなったら、木道が見えてきた。湿原?

  

ここは高校生たちが高層湿原の保護復元を行っている場所だった。

そしてこのあたりが七色平というところだった。七色平って浄土平のことだったのですね。

 避難小屋がある。

    

小屋の横のタカネザクラが満開。

傍の針葉樹にはサルオガセが小さく着いていて、地面にも落ちていた。

 そこからはひたすら元来た道を辿り、鹿門をくぐって、神社に出た。無事を感謝。

行きには気づかなかったが、入口にはご神水があって、飲めると書かれていたので、手に取って一口、口に含んだ。美味しかった。

その脇にはゴゼンタチバナが咲いていた。

樹林帯の中の保護されたシラネアオイ。

無事にゴンドラにのり、ケーブル駅横の座禅温泉に入った。湯船は一つだったが、女性の方は、他には二人だけだったので、のんびり入ることができた。男性は貸切状態だったとか。17時ぴったりに出なくてもよいみたいだったが、湯船が一つなのでそう長湯もできず、17時ごろには私は出た。

外にでて待っていたら、車から子供連れが傘をさしてこちらに来た。雨がぱらつき始めたのだった。

雨に降られずに良かったが、あの遅い時間から登っていた親子連れは無事だったかしらね。菅沼から登ってきたのかもしれないが、ゴンドラ駅の駐車場は、もう他の車はなくなっていた。

帰り、関越道を走っている時はすごい豪雨にあった。

前に男体山に登った時は行きがけに豪雨に遭ったので、どうも日光方面は雨に縁があるようだが、登山そのものは殆ど振られないのだから、運が良いのでしょう。

眺望の素晴らしさに、やっぱり百名山は違うねと話し合った。次も百名山、白馬岳を目指しているのだが、どうなることだろう?天気次第ですね。

 

 

  

 

 

 

 

 

 

  

 

   

 

 

 

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日光白根山ハイキング2013.6.23.(速報)

2013-06-24 | ハイキング・登山

今日は、前々からの計画で日光白根山に登った。

お天気に恵まれ、最高の展望。ゴンドラに山の案内があったので良くわかる。谷川岳から、武尊山、志仏山、燧ヶ岳、多分会津駒ヶ岳の方まで見渡せ、眼下には丸沼、菅沼などが見られた。

高山植物もいろいろ楽しめた。ロックガーデンのシラネアオイ、クロユリ、コマクサ、ミヤマラッキョウ、チングルマなどや道々のイワカガミ(殆ど全山で見られた)やミヤマカタバミ、キスミレ(キバナノコマノツメ?)、ツガザクラなどを楽しむことができた。シャクナゲもたくさんあったがまだ時期が早かった。

ロープウェイというのはスキー用のゴンドラで、それを利用して2000M地点から大日如来、地獄のナギを経て、お花畑を通りガレた山頂部から岩場の山頂に出た。山頂からは尾瀬方面はもちろんのこと、反対側には中禅寺湖や男体山、また日光連山と思われる山々も見られた。

その後三つある山頂から弥陀ヶ池に出ようとして、少々迷い、降りたり岩場を又よじ登ったりしてやっとコースが見つかり、岩だらけの難儀なコースを弥陀ヶ池に降りて行った。誰も大きなけがをせずに良かった。こちらはやや北側になるようで雪渓も残り、なかなか変化に富んだコースとなった。

残念だったのは、頂上部で降り口を見つけるのに時間がかかり、天候の心配や、座禅温泉の入浴時間などを気にして弥陀ヶ池まで行かなかったことだ。良く見たらシラネアオイの特別保護区があったようなのだが。まあ、ちょっと気温が低そうだったから、まだ咲いていなかったのかもしれない。

弥陀ヶ池の近くではショウジョウバカマも咲いていた。それとタカネ桜がたくさん咲いていて、今年何度目かのお花見ができた。

帰りは地元の高校生が植生保護を試みているという草原や、避難小屋を見て元来た道にでてゴンドラに乗り、無事にお風呂の時間に間に合った。

このゴンドラ、往復割引(1900円)の他に入浴セットの券も販売していて、合計で2100円。お風呂は単純な浴槽が一つだったが、疲れを癒すには十分だった。最後の方で空いていて、助かった。

幸い渋滞も大したことなく、比較的に早めに帰れた。長時間運転していただいた方に感謝いたします。同行の皆さま、ありがとうございました。

 

 

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