新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

箱根 箱根園の子供向け施設

2014-07-27 | 公園・庭園

今日は、孫とお嫁さんと一緒に箱根に行ってきた。都内でもよかったのだが、この猛暑に近場では暑すぎるので箱根まで足を延ばすことにしたのだが、幼児とその母親にとってはちょっと強行軍だったかもしれない。箱根湯本も結構暑かったので。

ロマンスカーは遅い時間帯だったので、直前でも予約出来た。

それで待ち合わせて乗り込んだ。車内で早めにサンドイッチを頂き、箱根湯本からバスで行こうと思っていたのだが、道路が渋滞気味に見えたので、箱根登山鉄道で強羅へ。しばらく待ったら座れたので良かった。

久しぶりの箱根登山鉄道は3回スイッチバックを行って、強羅に行った。アジサイがまだ上に行くほど青い花が残っていた。強羅ではケーブルに乗り換え。すぐのケーブルは満員で臨時便が出たが、途中下車はできない。

かんかん照りの中しばらく待ってケーブルへ。

幸い乗車口のそばで待っていたので座れた。7分で早雲山へ。切符がここまでしか買えなかったので、一度下りる。孫が寝てしまったので、ロープウェイで湖尻からまたバスに乗り換えも大変かなと思って、バスの便を駅員さんに聞いたら、一時間に2本程度バスがあるという。

バス停は100Mほど先だったので見に行ったら時間表の時刻は丁度携帯の示す時間だったが、バスが通ったような音はしていなかったので、多分遅れているのだろうと待つ。

なかなかバスは来なくて、もう諦めようかと思っていたところに、バスが来た。

早雲山から大涌谷の分岐をやり過ごしたあたりからひどいガスがかかり、あたりは真っ白でほとんど何も見えなくなった。

そういえばケーブルカーの案内で湖尻からの海賊船が濃霧のために運休になっていると放送していたっけ。確かにひどい濃霧だ。

湖尻から後戻って箱根園の方への道路に出たが、まだ霧がかかっていた。途中ゴルフ練習場が見えて、霧の芦ノ湖に向けて、打ちっぱなしを楽しんでいるゴルファーたちが並んでいた。

箱根プリンスに先に回って、箱根園にやっと着いた。結構遠いですね。

孫はバスの中、ママの腕の中で熟睡していたが、下りてから目が覚めて良かった。

まずは水族館へ。小さい水族館と思ったが、サメもイルカやクラゲや孫の好きなエビもいて十分に楽しめた。ペンギンもいた。カクレミノの水槽に小さなエビが居て、せっせと巣穴の回りの小石を動かしてお掃除しているのが面白かったけど、なんというエビだったのか忘れてしまった。

イワシ

アナゴの仲間

石を運ぶエビ

大きなエビとウツボ

芦ノ湖の淡水魚の水槽の先に、世界の淡水魚がいた。

喧嘩をする・カニ

泳ぐペンギン(魚にしかみえませんね)

その先の戸外にはアザラシも飼われていてアザラシショーが開かれているようだったが、着いた時間にはなく、最後の回は、バスの時間に間に合わなくなるので、あきらめた。ショーから解放されてのびのび泳ぎ回っているようだった。

水族館に戻る。

ソウギョの仲間?

魚眼レンズで見た海水魚(あぶくを餌と間違えてつつく魚)

イルカ

芝生広場の一本桜

その後ふれあい動物園とのセット券を買ったので、もったいないからパンを食べて小休止したあと、そちらに回った。入り口に野菜スティックとか乾草のエサを200円で売っていて、孫が欲しがったのでスティックを買い求めた。それは食べてはいけないよと注意しながら。

ニンジンはウサギの他に亀なども食べていたので面白かった。小鳥類にはパンの耳を与えた。カップの底に残っていた丸いエサは、ヤギなどに与えて見たら食べたのだが、それで良かったのかな?

ニンジンを食べる亀

アルマジロ(背中を触れると書かれていたが触る気が起こらなかった)

モモンガー

コウモリ

カンガルー

アルパカとヤギ

最後に子犬とのふれあいのサークルに入って、子犬に触っていたが恐々触っていた。たまに少し攻撃的なワンちゃんもいたので、ハラハラしてしまった。

バスの時間が迫ってきたので、しっかり手を洗ってから外に出た。もう霧が晴れて湖もはっきり見えた。

バス停はすぐで十分間に合った。しかしロープウェイの頂上の神山はまだガスっていた。

バスは、関所前、恩賜公園、元箱根などを経由して、箱根新道を通り畑宿あたりを通り、分岐から湯本に戻って停車して、そのまま小田原に向けて行った。道々山百合がなかなかきれい。つぼみもたくさんあったのでしばらくは楽しめそう。バスの中のおばさまが、箱根は週末天気が悪くて、お客さんも少なかったとぼやいていらした。

私たちは帰りのロマンスカーも予約していたので湯本からロマンスカーに乗ったのだが、止まっていたのは青いロマンスカー。私たちの乗るのは別のロマンスカーだと思っていたら、そのロマンスカーだった。

トイレによってから乗り込んだのだが、はっと気づくと乗車券などを入れたパスモのケースが見当たらない。

駅員さんに話したが、もう発車間際で、確かめることもできず、そのまま乗車した。幸い、頂き物の無料乗車券が財布に残っていたので、それで帰宅することができた。特急券はネット予約を打ち出した紙で別の所に入れていたから無事だった。実際にはその席にちゃんと乗車しているかどうかを車掌さんが確認するだけだったが。

しかし、考えてみたら、昼ごろのサンドイッチの後は殆ど菓子パンくらいしか食べていなくて、孫は大丈夫かしら?それで思い出したのが、凍らせたアクエリアスのパックと一緒にメキシコマンゴーを切って持ってきていたこと。それを出して食べたのだが、孫がほとんど独り占めしてしまった。嬉しいような残念なような!

孫が騒ぐので近所の人に注意されて、お嫁さんは孫をデッキの方に連れだした。後ろの方でも賑やかな子供連れが居たのだけれど。

私はその間熟睡してしまった。

その後また孫が騒ぎそうになったので、今度は私がデッキに連れて行った。外を見たら地面が濡れている。あら、雷でも鳴ったのかしら?丁度帰るときに雨が降ると大変だわ、と思ったが、幸い孫たちも、私もほとんど雨には合わなかった。私は軽く雨に合ったが、傘を差すほどではなかったのでラッキーだった。

最寄駅で聞いたら、湯本に電話してくださって、無事にパスモは見つかった。登山電車は会社が違うのでこちらに回していただくことができないとのこと。しかし宅急便で送ってくださるとのことで、助かった。お世話をおかけします。相変わらずドジですね。

山登りとは別の疲れがどっと出て、家に帰っても夕寝で熟睡してしまった。体重16キロの孫を抱っこばかりしていたお嫁さんの疲れはいかほどかと心配。疲れが出ませんように。まあ、濃霧のおかげで比較的涼しく過ごせた一日でした。箱根とは言え、晴れたらやっぱり暑いですものね。

せっかく箱根に行ったのに、温泉に寄る時間がなかったのが残念。今度は泊りがけで来ないとね。

 

 

 

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八ケ岳(硫黄岳から横岳、赤岳縦走)2日目(7月21日)

2014-07-23 | 歴史

21日

翌朝は4時起床で4時45分の朝食、ガスがかかっていて日の出は見られなかったが、食事中に太陽がガスの中から見え始めた。

5時半出発で横岳に向かった。団体さんがもう少し後で出発というので、その前に出たのだった。鎖場などで渋滞しかねないので。私は朝から膝サポーターを二重に装着。長い行程に備えた。

台座の頭までのつゆに濡れたコマクサ。

 

八ケ岳キスミレ

しばらくはガスの中を台座の頭まで登り、横岳方面の尾根道を行く。

途中北側の空に丸い虹のようなものが見えて、その中になんと私たちの姿が映っていた。ブロッケン現象。

雲海

だんだんに晴れてきた。

後ろの方の団体の方々の歓声で、もしかしたら富士山が見えたのでは?と思って探すが見つからない。

いよいよカニの横這いが始まるという直前で、右手の端の方に富士山が見えた。残念ながらかなり危険な場所だったので、私は半分しか写せなかったけど。

恐ろしいカニの横這いや鎖は下に樹木があって、真逆さまには転落しないみたいだったので、何とか恐怖心を抑えて通れた。すぐにたての鎖だったが、それも無事通過。梯子や鎖の連続を経て横岳に到着。

鎖場などは緊張していて、写真を撮る余裕はなかった。

 

横岳

    

硫黄岳方面

此処で上に岩場を登るところを花の多い小道に入り込んだ。先がないのですぐに戻り、急な岩場を登った。

ウルップソウの群落

イワベンケイのつぼみ

中央右寄り、雲海の上に雲をかぶった富士山がうっすら見えている。

赤岳がくっきり見えている。

三叉峰と雲海

大権現の碑

オトコヨモギ

ミネウスユキソウ

ミヤマオダマキ

はしご(巻道があったのだが)

イワオウギ

岩梅(ピンボケだが)

 

岩の登山道に咲くイワツメクサ。

鎖場を下りるハイカー

鎖場の連続(一枚岩の鎖場というところか?)

二十三夜峰の碑

岩場に咲く花々

イワベンケイ

イブキトラノオ

イブキジャコウソウ

途中の尾根から見えた東側の幅の広い川。

地蔵の頭

    

やっと赤岳展望荘が見えてきた。休憩撮ることに夢中で写真撮らなかったみたい。景色のよさそうな山小屋だ。五右衛門風呂と水洗トイレがある。

手と足を使っての重労働の連続にもう息も絶え絶え。でも1時間くらいたてば赤岳まで行けるかもしれないと展望荘の喫茶室に入る。

お汁粉を注文して 一休みしていると団体がトイレの使用をスタッフに伝えに来た。彼らは休むことなく、荷物を置いて、ガスに覆われた赤岳を目指して行った。

私たちもあんまりゆっくりもしていられないと20分くらい休憩したところで出発。荷物を置いて行こうかと思ったが、最初に考えていた文三郎尾根に行くには赤岳の向こう側を下りると言われて、重い荷物を担いで出発。団体さんは戻ってきて地蔵尾根を下るようだ。降り口が急なガレたコースに見えたところだ。

それで赤岳に登るのだが、鎖の連続。まあ鎖なしでも登れなくはない斜面なのだが、安全のためには鎖をたどった方がよさそうだった。空気も薄いし、ハアハア言いながら登って行った。

赤岳北峰にて

   

やっとのことで山頂荘に出る。頂上はまだその先だった。

 

やっと山頂に立つことができた。フーッ!でもほぼ標準時間で着いた。拍手!

山頂(関係な方がうつってしまった)

赤嶽神社

  

しばらく待つが一向に晴れてこないので、帰りのバスもあるので小休止の後で、中岳・文三郎尾根への標識に従う。

それがすごい鎖場を下りないとならないとは知らなかったのだ。(読んだ本とかには出ていなかった。)

それと中岳に出た方が楽かもしれないと、頂上直下で休憩中に近くの方に言われた。しかし一度下りて登りがあるし、調べてこなかったからね。

下山とは言え、息が抜けない。揺れないようにザックのひもをギュッと締め、ぞっとしながらも必死で下りて行った。ごつごつした赤岳の岩峰を下りるので、それは大変。

鎖場を降り切ったあたり

やっとやや緩やかになったあたりで小学生くらいの女の子二人を連れた親御さんを見かける。すごいですね。

雪渓が見えた。

それからほっとする間もなく文三郎尾根の階段の連続を下りる。ところどころ梯子もかかる。その道を登ってくる方もたくさんいらして、皆さん体力ありますね。

赤岳を振り返る。

下の方に見えていたのが美濃戸かと間違えて、時間に余裕があると思っていたら、そこは行者小屋だった。

美濃戸、阿弥陀岳への分岐。

ちょうど地蔵尾根を下りたらしい団体さんが到着して、お昼を召し上がっていた。私たちは疲れすぎで食欲が沸かず、残っていたパンとかフルーツとかを食べて、団体さんの前に出発。 

楽かと思った南沢コース、結構きつくて、これでもかこれでもかと岩のゴロゴロした道が続き、もう最後かと思ったら、上り坂があって、途中でお会いした方が大変ですよ、といった通りだった。でも来たからには行くしかない。

南沢は最初はなだらかな河原の横の道だった。あまり道しるべが少ないので、先行の若者も時々首をかしげていた。道しるべも古いピクニックシートを破った物とか、テープも黄色やピンクとかいろいろ不揃いでわかりにくかった。

最初はなだらかな苔の樹林帯の間を通る。

しかし、そこを過ぎると岩だらけの道、ところどころ水が流れている。

  

これでもか、これでもかという岩や石の登山道を下って行く。うんざりしてくる。

渡渉部

二つ目の堰堤の上の青い水がきれい。もう美濃戸に近いのかと思うとまた別の堰堤が現れる。

沢沿いに歩く。

池?と思ったのは堰堤の上部の水だった。

そろそろおしまいかと思ったら登りとなる。

やっとなだらかになり、橋を渡って草地の中の道になる。

ヤマオダマキ

カニコウモリ

二つ目の橋を渡ってやっと美濃戸についた。美濃戸山荘がある。2時間もかかってしまった。

バスが出る美濃戸口まで1時間20分くらいしかない。もう足が痛い。あまりの疲れに美濃戸山荘を写すのを忘れてしまった。その先にも2軒小屋があった。

間に合わないかもしれないので、タクシー会社に電話したが美濃戸まではタクシーは入れないとのこと。ガックリ。休んでいる暇がないので林道を行くが、アブの大群がまとわりつき、追い払うのが大変。虫除けをどこに入れたから分からなくて出てこない。しばらく行くがますますアブがまとわりつき刺される?始末。それでもう一度探して、シートで服の上を拭いたりしたら、やっとアブが殆ど来なくなった。

刺されたと思ったのは服の上からだったからか、軽く噛まれただけで、血を吸われた訳ではなかったからか幸い腫れてかゆくなることはなかった。アブの種類にもよるのかもしれない。同行の方の黒い衣服にとまる率が高かった。ストックを振り回して追い払おうとするのだが、次から次に現れる。虫除けの長袖シャツを着ていらしたが、アブには効かなかったようだ。

これが行きのタクシーの運転手さんが言っていたアブなのね。確かに車が通ると、大群が追いかけていく。車の排気ガスの炭酸ガスとか熱気とかに反応して追いかけるのだそうだ。

バスの現地連絡先に連絡して遅れるかもしれないと伝えるが、美濃戸からなら40分で来れるからと言われてしまう。しかしこの足ではどうかしら?

必死で歩くうちに、車が何台か通り過ぎ、最後の一台が止まってくれて、のりませんか?と言ってくださった。宿で同室になった若い方たちだった。ほぼ同じコースを歩いて来たのだった。まあほんとに助かりました。お言葉に甘えて乗せてていただいた。

道路を走っていて、最後は上り坂になるので、これでは一時間ではつかなかったわと思った。本当にありがとうございました。

 おかげて八ケ岳山荘で私はソフトクリームを頂くことができ、同行の方はお風呂に入れた、ありがたいことでした。

バスはほぼ満員で定時に出て、渋滞を避け、大月郊外を走り、また高速に乗って、予定通の時間に着いた。

本当に滑落もなく、けがせずに帰れたことに感謝します。

 

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八ケ岳(硫黄岳から横岳、赤岳縦走)1日目(7月20日)

2014-07-21 | ハイキング・登山

7月19日

19日夜からM社の登山バスで八ケ岳のふもとの桜平分岐まで行き、タクシーを予約して置いて桜平まで行った。

言い出しっぺの方が体調不良ということでキャンセルになり、参加は2名だけ。不安定な天気予報だったので、出だしからどしゃ降りだったらどうしよう。人が居なかったらどうしよう、と毎日考えては眠れなくなり、睡眠不足も続いて最悪のコンディション。天気予報を見ては21日は晴れ間がありそう、ということだけに期待して家を出た。幸い雨は降っていなかったが、同行者は雨に降られたと言っていた。

八ケ岳方面のバスは、どうも大回りして甲斐駒ケ岳登山口などを回り、1~2時間おきに停車するので、ほとんど寝た気にならない。19日には疲れ果てていたので、それでも多少は寝られたが。

20日

出発前にタクシー会社に確認。それから甲斐駒のあたりで、時間通りに来ていることを連絡し、予定の5時半を伝える。しかし、美濃戸口で5時10分にはつきますバスの運転手さんに言われて、また電話した。

桜平分岐というのは唐沢鉱泉との分岐で、何もないところ。気温は低く、そんなところで20分も待っていたら凍えてしまいそう。そしたら、美濃戸口まで茅野からお客さんを乗せてきたという運転手さんが待っていてくださって助かった。料金は一律2700円だ。

そこから悪路の林道を桜平まで。車は一台も通らず、不安になる。そしたら来るときに3台は入って行ったというので少しほっとした。途中、鹿がいるということで運転手さんが教えてくださる。鹿害がこの辺もすごいのだそうだ。私は熊の心配もしていたので、熊はどうですか?と聞くと、八ケ岳にも生息はしているようだが、殆ど目撃情報はないそうだ。まず心配しなくていいのだそうだ。良かった。

桜平には結構な車が駐車していて、登山姿のグループもちらほら。人っ子一人いなかったら怖いなと思っていたので、ほっとする。

運転手さんはアブやハチも多いから気をつけるように言ったが、それほどはいなかった。早朝で涼しかったからだろう。曇り空だが雨の心配はなさそう。

青空も見えた。

ところどころにシャクナゲが咲いているが、この辺は終わりかけが多かった。

ゲートの横をとおり、広い道を少し下ると青い仮設トイレが3つ並んでいた。水洗できれい。歩き出すと薄日さえ差し始めた。

それからゆるやかに沢にそって登ると30分ほどで夏沢鉱泉の前に出る。この地点で2060Mだ。沢山の薪が積まれていた。その前を素通りしてさらに沢沿いに進む。水力発電棟が見られた。

ゴゼンタチバナ

スダヤクシュ               キバナコマノツメ

    

白駒池のあたりの苔むした樹林帯に似た景色が続く。

道々もう咲き終わりのオサバグサやシロバナヘビイチゴなどの花の中に地味なイチヨウランやクモキリソウなどが見られた。ギンリョウソウの赤ちゃんもいくつか見られた。

オサバグサ                シロバナヘビイチゴ

   

イチヨウラン

 オサバグサ(もう終わりかけばかり)

ヨツバシオガマ

渓流

苔の中のマイヅルソウ

葉っぱから言って、クモキリソウみたい。

ギンリョウソウ

大きなきのこ

1時間ほどでオーレン小屋に着いた。小屋の前で何組かのハイカーが休んでいた。私たちも小休憩。

赤石の頭を経て硫黄岳に行くコースもあるらしい。こちらの方が樹林帯の中を行くと言うが急登らしい。

此処は根石岳へも登れるらしく、何人かの方が根石岳のコマクサを見に行くとおっしゃっていた。1時間半くらいで登れるのかな?

私たちは夏沢峠への道をたどる。樹林帯を行くと30分程度で、夏沢峠に付く。樹林帯は苔むしていた。

ヒュッテ夏沢とやまびこ荘が並び、見上げると山の上の方までジグザグの道が見え、ハイカーが並んでいた。

小屋の風力発電かしら?

夏沢峠からの登山道入り口     キノコ

  

爆裂火口壁沿いの閉鎖された道を見る

登ったところから見た山小屋

ツマトリソウ

これは何かな?             ヨツバシオガマ

   

途中でご一緒した女性が、こちらのコースも大変ですよ、とおっしゃったとおり、結構な急斜面。登り始めは晴れていたのだが、山頂の近くになるガスがかかり始めた。道々高山植物も豊富で、白山シャクナゲの群落もきれい。

北八方向 天狗岳の頭?

白山シャクナゲの群落

ミヤマダイコンソウ

           

岩陰のイワカガミ

赤い登山道

一見怖い道

 コマクサ

オンタデ

  

しかし、ガスがかかってきて、回りが見えなくなってしまった。

一見ライチョウに見えた岩(裏に回ったら平たい板状の岩だった)

硫黄岳は広い山頂を持ち、目印がないので、ケルンが大切な目印になっているのだそうだ。

頂上近くになると荒々しい爆裂火口壁がガスの切れ間に見えてきた。火口のあたりにはイワツバメがたくさん飛び交っていた。崩れやすいというので、これ以上は身を乗り出せなかった。

それからひと登りすると硫黄岳だったが、ケルンの先に硫黄岳の文字があった。2742Mだ。ちょっと高山病気味なのか、登るたびに動悸がひどい。

しばらく休憩。しかし晴れてくる気配がないので、大垂水の硫黄岳山荘へ向かう。ケルンが並んでいてそれを頼りに下り坂を進んでいくと、山荘が見えてきた。少し霧が晴れてきた。

宿のそばのコマクサ

まだ午前中だが、部屋に入れるという。大部屋を覚悟したが、6人部屋に案内される。既に二人が横になっていらした。

私たちは奥の方に陣取り、昼食を頂きに。宿のオジサマがいろいろ花のことなど教えてくださる。この上の台座の頭の方にコマクサの大群落があるとのこと。まだちょっと時期が早いとのことだったが、荷物を置いて行って見ることにした。せっかく霧が晴れてきたのだから。ただ宿の方によると午後2時ごろからは雷を伴った雨が降る可能性があるとのこと。

急いでカレーを頂き、雨具だけ用意して出発。

高度が高いせいか、結構な斜面だからか、私は深呼吸を繰り返しながら、喘ぐように登って行った。ガレた登山道がジグザグに続く。左右にはコマクサがロープで保護されていた。なかなかきれい。上の方に白いコマクサが一株あるとお聞きしたのだが、どのあたりかが分からず、目を皿にして探したが、見つからない。

キバナシャクヤクか、と思ったが違うらしい。キバナシャクヤクの丈はもっと低く葉も小さいらしいのだ。

トウヤクリンドウかと思ったら、チングルマのまだ開かない穂だった。

タカネツメクサ

ナナカマドの花

イワヒバリ-あまり人を怖がらない。ちょこまか動くのでうまく写せない。

オヤマノエンドウ

白山シャクナゲはつぼみも多い。

イワヒゲ

コバノコゴメグサ

そのうちに左手にフェンスに囲まれた植物保護の場所があり、その右側にはロープが何段にも貼られた向こう側にコマクサなどの高山植物が見られた。このロープは電気柵だった。近寄ると音がしていた。私はなかなか気づかなかったけど。

台座の頭の頂上に近いところに、白いコマクサがあるというので、元気を振り絞って登ると、ありました、白いコマクサが。横にはピンクのコマクサもあって対比がきれい。ちょっとピンボケ気味だが。

その先はどうなっているのかなと思って見ると、霧の晴れ間に横岳と赤岳が見渡せた。あー、あんなふうに連なっているのね。行けるかしら?

横岳の北側はすごい断崖絶壁だ。

  

硫黄岳方向  

それから宿の方に戻る。帰りもゆっくり、いろいろな高山植物を楽しめた。

チシマギキョウの群落(つぼみ)

ミヤマヒゴタイのつぼみ

宿の前の駒草神社

宿に戻ったがまだ時間が早いので、かんかん照りになった高山植物園と称する周回路を回ってみたが結構岩がごろごろして難儀だった。しかも標識の所にお目当ての植物がなかったりする。

トウヤクリンドウの葉?

花びらが落ちた白山イチゲ(赤岳方面にはたくさんあったのだが写真あまり取れなかった)

ムシトリスミレ

薪ストーブ

  入道雲

   

宿に戻って休憩していると、突然のどしゃ降りが始まった。同時くらいだろうか、団体がびしょ濡れになって到着していた。ハンガーに雨具などを干していた。予報通りですね。

食事は到着順とかで4時半だが、まだ時間があったので、シャワーを利用してみた。お湯とお水を合わせて使うというのだが、どちらも最初は水で、もしかして水シャワー?と思ったが、しばらく流しているうちにお湯になった。ほとんどそのまま使えた。一番奥には窓があるのかもしれないが、私は一番手前で、窓なし。残念でした。でも気持ち良かった。利用者も結構増えてきていた。

山はなるべく午前中に移動したほうが安全ですね。夕食はご主人が麓で作っているお野菜がたくさん使われていて、美味しかった。私たちには十分でも若い人たちには足りないくらいなのかも。ごはんとお味噌汁はお代わり自由。慣れた人はおひつが空になってから、お代わりの暖かいごはんが来てからついでいらした。

小屋の布団がかけ布団と毛布2枚で、少々暑そうと思ったらその通りで暑かった。最初から毛布だけにすれば良かった。私はドリ〇ルを7時過ぎに飲んで、消灯前に寝付いてしまった。しかし12時ごろ目が覚めた。そういえばヘッドライトどうしたんだったかしら?枕元に置いたはずだったのだが、あれこれ出していると万一の時が心配。それでサブザックにいろいろ突っ込んでしまったのだ。しばらくガサガサしても出てこないので、今度は携帯を探して、電源を入れて、足元を照らして、お手洗いに。廊下などは電灯がついていて、何もなくても大丈夫だったけど、部屋の中がね。誰かの何かを壊したりしたら大変。

その時に玄関を開けて見てみたが、あたりは真っ白だったわけ。まだ雨が降り、星空は見えないし、明日はどうかな?

続きは別の記事として分けました。続く。

 

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高尾山2014.7.13.

2014-07-13 | ハイキング・登山

昨日は朝は快晴だったが午後は曇り空。久しぶりに中国語の会に顔を出してから孫に会いに待ち合わせの経堂駅に。のんびりお子様ラーメンセットを食べるのに付き合ってから帰宅。慌てていろいろ親の食事のことなどしてから、髪染めモデルに。いつものことだが、先輩方のチェックを受けるので帰宅は遅くなってしまった。それから翌日の食事の用意をする元気が出なかった。

それで7時には起きたのだが、親の食事のことなどしていたら出かけるのが遅くなった。実は連休に八ケ岳に行こうという話があるのだが、このところ全く山に行く暇がなくて、ちょっと心配。岩場が多いのに、滑りやすい靴ばかりになって、比較的使っていない娘の靴を借りようと、足慣らしもかねて高尾山に行くことにした。

ケーブルカー駅のそばに行くと次は11時30分と言っていたので、大分出遅れたものだ。

稲荷山コースのアジサイがきれいだったのでそちらに足が向いた。

ヤブコウジの花

花はあまりないのだが、キノコ観察会の様。子供連れの中にはキノコに興味を持ってみている子供もいたが、素通りの人たちも多かった。

きれいなキノコ

白いキノコ

黒いキノコ

こげ茶のビロードのようなキノコ どれも皆有毒そう。

きっと有毒ではないだろうか。

                

これから登る人は少な目だが登山道に人が途切れることはなかった。

東屋からの展望

東屋は一部ロープが張ってあったが使えて、私もベンチに腰かけておにぎりを一つ食べた。ちょうど12時過ぎだったので。

ジャノヒゲ

キイチゴ

キジョランの花?

キジョランって一年がかりで大きなヘチマのような実を成らして、長い毛をつけた種をはじけさせるのだそうだが、そのそばにあったのはキジョランの若い実ではないのかな?別の木の実かな?時期的には早すぎますね。沢山花が咲くのに一年後の秋には実は一個となるそうだが。

何の実?

途中、山百合があるのではないかと期待していたら大きなつぼみはあったがまだ咲いていなかった。来週くらいなのかな?オカトラノオの白い花が目立つ。たまに赤ショウマも見かけた。

一本は台風のせいか、折れていて、花が咲くまで持つか心配。紐でもあれば固定してあげられるのだが。。。

 オカトラノオ

        

花筏の実

ヒヨドリバナ

ヌスビトハギ

可憐なキノコ

階段の前で若い女の子たちが躊躇していたら、おじいさんが金毘羅さんは785段、230段程度は大したことないから若い子は頑張って登りなさいと励ましていた。

私も若くはないけれど、階段から頂上へ。

さっき階段数のことを調べていたら、春に死亡事故が起きていたらしい。雨の後などは丸太が滑りやすいからね。気をつけよう。

天気はあまりすっきりしていなかったが、結構なにぎわい。此処でもおにぎりの残りを食べてから、どちらに行こうかなと迷ったが、蒸し暑いし、あまり疲れすぎても困るので、そのまま帰ることにした。

展望

大葉ギボウシ

        

石垣のホタルブクロ

そういえばこの間戻ってしまった道をまだ検証していないから、5号路に行って調べようかと思ったが、地図を見たら、間違えて戻りかねない道が書かれていたので、そこで多分間違えたのだろうと結論づけて、4号路を行くことにした。

入口の白いアジサイ

降り口近くに赤ショウマが見られたがその後はあまり花は見なかった。

途中で今日は多分まだ通ったことがない日陰沢に出てみようと案内板の所から左手に。

しかし、まったく人気がなくて、こんなところで怪我でもしたらどうしようもないなと思い。メールでやり取りしていた友人に誰もいないとメールしておいた。また息子にもメール。もし帰らなかったら捜索してもらえるだろう。

このコースはいろはの森となっていて、登山道の脇の木々には木の名前が案内している。誰が設置したのか分からないが、たくさんの和歌の標識が並んでいる。その場所に少しは関係があるのかどうか?古語に詳しくないので、良く分からなかったけど。

ずんずん下りていったら、ご夫婦らしい二人連れが登っていらっしゃった。その後も一人の方が林道の脇の細い道から登っていらしたので、そちらが近道とお聞きして、そちらから下りた。その道には先ほどの和歌の標識が並んでいたので、間違いないみたい。

その先には渡渉部もあって、びっくり。台風の時の雨を集めているせいか、結構な流れ。直進でいいのかなと進むと、また和歌の標識があって、安心した。

振り返ってみたところ

一か所鋼製自在枠ダムとコンクリートダムの説明板があって、薄暗いのだが周遊道もあるらしかったが、あまりに寂しいので回らなかった。どこかにイワタバコ咲いていないかなと探したけれど見当たらなかった。

      

池のようなところがあり建物が見えてきた。よく見たら、八王子山の会の山の家と書かれていた。

その先の工事現場のようなところを過ぎると、明るくなり、日影沢キャンプ場だった。施設は新しくきれいで車が何台も止まっていた。

林道を川沿い下って行くと小さな男の子とと母親が川の岸から登って来た。プラスティックの箱に何かが取れていた。何が取れたのですか?と聞くと沢蟹とのこと。小さめだが4,5匹は取れていたみたい。

そのあと、そのあたりに大人の男性が岩陰を見ていたので、カニを取ろうとしていたのかもしれない。

そのあたりは、植物保護柵が設けられていて、ニリンソウが絶滅の危機なのかな?皆が入り込むと草が踏まれて植物が消えることが説明されていた。キツネノカミソリもその仲間だそうだ。

何も持たない男性が急ぎ足でバス道路の方に向かっていたので、もしかしたらバスの時間に合わせて走っているのかしら?と一度は私も走ったのだが、その後駐車場のあたりで熟年ハイカー達がそれほど急ぐ様子でもなかったので、私も走るのをやめたのだが、バス通りでバスが一台通り過ぎた。アラー!バス行っちゃったわ!当分待たないとならないわね。

でも続いてもう一台バスが来たので、手を上げて止まってくれないかな?と合図したら、運転手さんが先の方を指差していた。

その先にバス停が見えたのでダッシュ。先ほどのハイカーの一行も先に行ってバスを止めておいてくださいと言うのでダッシュで走った。

バスは待っていてくれて、皆乗り込むことができたが、先に走った私だけが座れた。そしたら、後から来たハイカーの女性が手ぬぐいが落ちていたと渡してくださった。ありがとうございます。首に巻いた手ぬぐい、走ると飛んじゃうのですね。

結構ご高齢のハイカーの方もいらしたので席を替わろうか迷ったが、それほど遠くないかなと思って結局変わって差し上げなかった。15分くらいはかかったから、変わるべきだったかも。すみません。

蛇滝口のバス停でよほど下りてイワタバコを探そうかと思ったが、少し足先が痛くなってきたので止めておいた。

高尾の駅横のコーヒーショップで黒豆コーヒーというものを飲んで、黒豆茶とコーヒーを合わせたものかなと思いながら飲んだのだが、どういう作り方をしているのか?

一息ついてから、その店の島根県や山形の物産を見て、親にお土産を買い求めて、帰宅した。その店の親会社が島根にあるそうだ。友人から以前いただいた板若芽だったかも置いてあった。

高尾の駅で電車を待つ間にホーム脇のフェンスにセキレイガ止まった。そのあとでホームにも飛んできた。慣れているようだ。

最寄駅に戻ったら風はあるのだが蒸し暑くて、ハイキングとしては軽いのに疲れがどっと出てしまった。湿度が高かったので、熱中症の危険がありましたね。今日は。沢山の子供連れが歩いていたけど、みんな大丈夫だったかな?孫くらいの子供も何人か頑張って歩いていたから涼しい日なら連れてこれそうだ。

娘の靴、締めすぎてちょっと痛くなったが、緩めれば大丈夫そうだ。良かった。

 

 

 

 

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