新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

日光白根山リベンジ登山2017.6.10.(写真付き)

2017-06-10 | ハイキング・登山

今日は日光白根山に登った。

この間から「てんきとくらす」で山の天気を見ていたが、どうもあまりよくなかった。しかもリアルタイム検索で最近登った人の報告では残雪が多く、頂上では雪が降ったり、寒かったというものが多かったので、どうしようかと相談していたが、昨日の天気予報では、山沿いで雨が降るのも午後遅くらしい話だった。友人はヤマケイ天気予報でも雪予報まで出ているとおっしゃる。

それにしても、てんきとくらすでは午後から登山不適のCになっているのか何か変。ともかく午前中は大丈夫そうだということで、出発を決めた。来月行く予定の平標山の方がいくらか良いみたいだったが、初志貫徹で始発に乗り、6時過ぎに大宮集合、沼田から日光白根山に車で向かっていただいた。

朝の都心は曇りでちょっと心配になったが、北に向かうにしたがって晴れてきて、白根山らしい山の頂上部も晴れているみたい。

最初は、菅沼から登る予定だったが、ロープウェイ駅に新装なった座禅温泉に入るためのバスの時間が難しく、反対コースにしようということになった。

それで、ロープウェイ駅の近くの駐車場に車を止めて、ロープウェイに乗った。片道券を購入。その時点では晴れて、菅沼コースで下山できそうに感じた。

ゴンドラからの丸沼(菅沼かと思っていたが丸沼だった)

ロープウェイ(ゴンドラリフト)

ゴンドラリフトから見えた燧ケ岳。谷川岳や至仏山も見えた。

晴れてバッチリ見えた日光白根山(奥白根山)

ロックガーデンのシラネアオイはまだ咲いているものが少ないし他の花は見られなかった。

二荒山神社にお参りして出発

神社脇のシラネアオイ(軽い風でピントが定まらなかった)

鹿よけのゲートを閉めてから出発。

すぐに残雪が見られるようになる。

本当に午前中は木漏れ日の中、ところどころ残雪の上を歩くので気持ちよく登って行った。人気の山らしく、ハイカーの列が途切れない。階段状の登山道が少なく感じたのは雪で埋もれていたせいらしい。

友人が山ザクラが咲いていると指さす。

カニコウモリの若葉が目立つ崖

地獄ナギからは武尊山とか燧岳などが遠望でき、ミネザクラも咲いていて、はあはあ言いながらも快適に登って行った。(残念ながら右端の方にかすかに燧ケ岳が写っています。台形の山の上にかすかに至仏山の雪が覗いています。)

標識の先はもしかしたら山頂かしら?

山桜がたくさん咲いているところで小休止。

もう降りてくる人もいらして、始発のロープウェイで登ったそうだ。景色もよかっただろうな。

急な登山道を喘ぎながら登っていくと風がだんだん強くなり、森林限界を過ぎて露岩部に出るとものすごい風で、皆1枚多く着込んだ。食事する風のない場所も見当たらず、天気がどうなるか分からないので、軽食をつまんでそのまま登り続けた。

強風の中登り続ける登山者の列

身体が飛ばされるかと思うほどの風に、帽子がバタバタと一度飛ばされたが何とか草むらに引っかかって助かった。

草むらには姫イチゲが見られた。

草原の黄色の花はキジムシロ?それともキスミレ?

急斜面のハイカーたち

500メートルが遠いですね。

雲も出てきたがまだ流れていて、時々は晴れる。頂上も近くなってきた神社を過ぎると、雨がぽつぽつ。それで雨具をつけたのだが、私はザックカバーをつけるのを忘れ、レインウェアのズボンの方はなかなかはけないまま諦めて、そのまま上着だけ着て登った。岩場が濡れて、慎重に登る。子供連れの人もいて、ハラハラ。でもしっかりダウンウェアを着せていた。

泥と葉っぱで汚い雪渓

前白根山避難小屋方面のくぼ地で休憩しているグループがあった。いくらか風がしのげたのかな?

奥白根神社 雨が降り出して、こちらは頭を下げただけで通り過ぎたのがいけなかったのかな?

岩場を一度降りて、また登る。雨でぬれているので慎重に!頂上への途中で霧の中、岩の横にうっすらと中禅寺湖も見えたが、写真を撮る余裕がなかった。

頂上直下で、一瞬、霧がはれて、五色沼がきれいな青色に見られた。あの天候で五色沼が見られたのは奇跡的だ。

父親が子供に気をつけるように言って狭い岩場を子供が通った後を、私も緊張しながら、頂上の標識の所に立てた。しかしすぐに雨脚はひどくなり、しかもみぞれというかあられが降り、寒い。頂上のあたりですごいことになってしまった。代表で仲間が取ってくださった山頂の標識。

菅沼方面に行こうとしている男性がいらしたので、どこから降りればよいか聞いた。回り込んでそちらの方に行こうとしたが、ガスがひどくてよく見えないし、見えないまま雨でぬれた急な岩場を降りるのも危ないかなと思い、悪天候のために来た道を戻ることに決めた。後で地図を見たら一度元来たところまで降りてロープウェイと反対方向に回り込めばよかったみたいだが。

続々と登ってくる人の列の横を下りていくが、道が合っているのかどうかもガスがひどくてはっきりしない。

やっと標識のあるところに出て、来た道だということが分ってほっとする。その後も雨とガスがひどくて悪天候の時はこのロープを頼りに歩くようにという表示のあるロープのそばを淡々と降りて行った。行きは乾いたザレ場も濡れてさらに滑りやすい。

やっと樹林帯の中の道に入るがしばらくは雨。小ぶりになってきてほとんど止んだあたりでお昼が食べられそうな空き地があり、そこでお湯を沸かしていただいてカップラーメンの食事にした。温まりますね。

食事したあたり。また降り出したあられを写そうと思ったのだが見えませんね。

そこにも桜があったが咲いていないみたい。

ラッキーなことに食事の間だけ雨がやんでくれたので助かったが、撤収準備している間にまたぽつぽつしだして、下山始めるとまた結構な振り。しかもみぞれというかあられ交じりの雨で今度はザックカバーもつけたのだが、滴った雨水が腰のあたりを濡らしてしまって、ズボンにしみてきて寒くなる。

手袋もびしょ濡れで防寒手袋と交換。しかし、少しずつそれも濡れてきた。友人はびしょ濡れの手袋のまま過ごしていたが、手袋を外した方が寒いと言っていた。私も以前同じ経験をしたのだった。

しかし下りもハードで時々は残雪の道が朝より滑りやすくて難儀する。何回がスッテンころりと転びかけた。

若干登りもあって、それはつらいが体は温まるので助かる。まあ登りよりはだいぶ早く降りつくことができたが、体が冷えてトイレに行きたくなる。やっとのことで神社に降りつき、靴洗いのところで靴を洗ってから喫茶店横のトイレに走って行った。

ロープウェイの山頂駅あたりの広場。大勢の人が整理体操やら6角堂で休んでいたがさすがに足湯に使っている人影はなかった。(手袋が写りこんでしまった)

喫茶店は暖かそうだが、早くお風呂に入って着替えたい一心でゴンドラリフトに乗り込んだ。ゴンドラからは霧しか見えない。

往復割引にしてもらえないかと交渉してみたがダメ。お風呂の割引もダメだった。

すぐ横の座禅温泉で汗を流し、熱めのお湯で体を温めて、ほっとした。車に置かせていただいた着替えは勿論乾いていたが、ザックの中の衣類はほとんど濡れていた。今日はあまりビニール袋に入れないものが多かったのだ。やっぱり防水袋に入れておかないとだめですね。

ロープウェイ駅の駐車場あたり

ズボンの替えを持ってこなかったので、履けなかったレインウェアのズボンをはき、そのあたりの外気も低かったので防寒に持って行ったライトダウンを着込んだ。

関越の途中くらいまでは涼しくてそのダウンでもちょうど良いくらいだったが、都内に近づくと暑くなってきておかしかったので、ちょっと湿っていたが、ウィンドブレーカーを羽織って帰宅した。

帰りは川越で下していただき、東武東上線で帰宅したが座れたので楽だった。目まぐるしい1日だったが、全員けがもなく、無事に下山できたので幸いでした。寒い思いもしたが、幸い誰も風邪を引かなかったみたい。

長距離運転してくださった仲間の方、ありがとうございました。登山に運転にお疲れ様でした。

カメラを車の中のバッグに入れたままだったので今回は携帯のみの写真。

コメント
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