新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

白駒池から高見石、中山、黒百合ヒュッテ2023.8.26.

2023-08-29 | ハイキング・登山

無事に夜行バスで、白駒池に着いた。駐車場で仮眠を取られた遠方からの友人と合流。白駒池に向かう。6:50 観光地で、木道が整備されていて、両側は苔の森になっていた。朝日が苔にあたって光っていた。

苔に見とれながら歩いていると、リーダーが丸太の階段に足を取られて転倒。左手首あたりと胸とかを打ったらしい。大丈夫と言われたが、一枚だけ持参していた小さい湿布を貼った。昨日バタバタして、湿布薬足して入れるのを忘れてしまっていた。他の人も持っていないというので、一枚しか貼れなかった。チューブの消炎剤を持ってくれば良かった。一瞬どうしようかなと思ったが、重くなるので止めてしまった。ご本人、どういうわけか手首のサポーターをお持ちでそれを付けていらした。

ともかくも大丈夫だとおっしゃるので、そのまま進む。

一本、高見石への道があったが、白駒池を見てから登りたかったので見送った。木道になり、しばらく進むと池が見えて来た。ここは紅葉の時もきれいだ。やっぱり素敵。

あずまやがあったので、そこで記念写真を撮ったが逆光で顔は真っ黒になった。

すぐに白駒荘が見えて来た。昔観光で来た時は、古びていたが、きれいになっていた。新館かな。喫茶もできそうだが、なんといっても時間が早すぎる。

その少し先に高見石への標識があった。まっすぐ進むと苔の道の周遊道とニュウへの登山道になるが、今日はこのまま高見石に向かう。7:23

少し平らだったがすぐに岩ごろの急坂になった。昔スニーカーの人も交えてきたような気がするがこんなに大変だったかしら?別ルートだったのかな?

こんな道が続いてやっと小屋の屋根が見えて来た。高見石ヒュッテだ。

右手に見えているのが高見石。昔、登った時はすごく怖かった。左手の具合が悪くなったリーダーは岩をつかむのが難しいという状態で諦めたそうだ。トイレから出てそちらに合流した私は、カメラも持たずにもう一人の方Nさんの誘導で登った。白駒池が見渡せて、やっぱり良い景色。写真撮って頂いたが、まだ手に入れていません。

降りて羊羹を頂き、水分補給してから、9時ごろ出発。こちらのコースも岩だらけだった。

この辺特有の苔として、黒苔が案内板に書かれていたが、そのようなコケは見ることができなかった。

大分登って、木々の間からうっすら山が見えた。

黒百合平という標識があり、足元に白駒池の板が落ちていた。腐食して落ちたらしい。まだまだ中山展望台まであるかもしれない。

全く苔以外の花がなかったが、一輪だけ花が咲いていた。バイカオーレンに似ているけれどガクが4弁で一つ落ちたのか、もともと4弁なのか?分かりません。カタバミの葉が写っているけど、葉が3~5つに分かれていて三つ葉オーレンではなさそう。

やっと開けた場所に出た。中山展望台だった。南西側が開けていたが、南方向は雲が出て天狗岳があるらしい方向に山影が散らッと見えただけだった。

西北側の山には縞枯れが見られた。風が強い場所のようだが、今日は余り風がなかった。

近くの方が、イヌワシかな?と空を見上げていた。日本野鳥の会の方らしく、望遠鏡を出したが、鳥は飛んで行ってしまった。シャープな姿だったから、鷹か鷲なのだろう。その方に黒百合ヒュッテの小屋のおじさんに、ケガをよく見て頂いて、その後の行動を決めた方が良い、と言われたのだったが、小屋に着いても相談しなかったのが良くなかったです。

黒い雲も出て来た。急いだほうが良さそう。少し先に地味な中山の標識があった。

その先に高見石と中山峠の標識があった。

ニュウと中山峠の分岐に出た。見晴台の標識だ。霧が出たりしていた。

尾根道になると思ったら岩ごろの激坂が20分~30分程度のことだが続いた。登ってきた人は、すごい坂にびっくりなさっていた。わりに緩いコースから登ってこられたらしい。

ミヤマオトギリの黄色が疲れを癒す。

下り切ると尾根道にでて、緩やかなところが多く、下り気味だが、水たまりやぬかるんだところもあり、左側が切れ落ちているので、転ばないように緊張する。

まもなく中山峠だった。

この先は天狗岳で右に折れると黒百合平だった。木道が続き、5~10分でヒュッテのテント場に出た。左手は稲子の湯の方に出るらしい。

小屋の中で宿泊の手続きをしたが、こちらのヒュッテではマスクはかけなくても良いとのことで、誰もつけている人はいなかった。

一か月前の深夜にネット予約して、翌朝8時に電話して個室が取れたのでこちらにお世話になることになった。事情を話して、湿布薬を分けて頂き、個室に案内して頂いた。改築されていて、きれいな内装。板の間で大部屋の横に個室が3つ並んでいた。大部屋にはすでに布団が敷かれていたが、よく見たら個室にある布団と枕が違っていて、個室にある毛布がなかった。でも個室は人いきれで結構暖かくなって、毛布の必要がなかった。全員満室という割に大部屋には誰もいなかったのだが、後で気づいたら、ザックなどは大部屋に持ち込んではいけないらしく、皆さんロビーで休憩なさっていた。ザックは棚にしまうようになっていた。

2Fの大部屋(3Fがあるはずだが、見に行かなかった)

個室で持参の非常食にお湯を入れて、遅めの昼食を取った。

宿の方にお天気のことを伺ったら、このところ午前中は晴れているが午後は雨だという話で、岩ごろの登山道に疲れ果てたこともあり、今日はここで休息を取ることにした。昼食後は昼寝。私は3時頃あたりの様子を見に行ったが、正面の急な岩場を下りてくる方などがいらして、こちら側から登るのは大変そうと思った。

高度感が出ませんが、激坂です。

庭の排水溝?

アザミ

トリカブト

そのうちにぽつぽつして来て、雷も鳴りだした。午後登頂を目指さなくて正解でした。

リーダーは、頂いた湿布を痛い所に張って、少し休まれた。遠方からの方もお疲れがたまっていらした様子で、良く寝ていらした。

今日は満室ということで、夕食は3~4回に分けて、私達は6時と言われた。ハンバーグに味噌汁、生野菜に高野豆腐や、ミニ人参の漬物?がついていて、なんとお茶はご飯茶碗を空けてそれで飲むように言われた。すでに盛られていたお茶碗。うっかりご飯を減らしていただくのを忘れて、平らげるのが大変だった。お腹具合少し良くなくて、よく噛んで食べたので、時間がかかったが、完食した。水まんじゅうのようなものがついていた、それも食べてしまった。部屋に戻って梅干し食べて置いたけど。今日は胃腸薬も忘れてしまっていた。

私が外から戻ってまもなく3時半過ぎからザーザー降りになり、時々止んでもまた降りだして、夜まで続いた。びしょぬれになってたどり着いた方々もいらしたらしく、ロビーのストーブの周りの物干しは満杯になっていた。テントの方々は大丈夫でしょうか?

この分では明日の朝も雨かもしれない、と話しながら休んだ。昼寝をしたのに、皆良く寝られた。私は暑くてなかなか寝られなかったけれど。

このヒュッテ、トイレに外に出ることなく行かれたので良かった。手入れも行き届いていた。再生水を利用した水洗トイレで、臭いもなく、快適だった。

 

 

 

 

 

 

 

 


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