新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

西沢渓谷ハイキング2011.8.7. 雷雨

2011-08-07 | ハイキング・登山

今日は少しでも涼しいところで歩こうということで、以前8月でも涼しかった西沢渓谷に行くことにした。

電車とバスでいくことになり、塩山9:05発のバスに乗るべく、各自自宅をでる。高尾からの中央線はのんびりしたもので、何台かの特急?に抜かれ、駅での停車時間も長い。まさに鈍行だ。大月で、友人も合流。

ブドウ畑の広がる勝沼ブドウ郷駅の次が塩山だ。空は晴れてきてほっとした。

 

この頃天気が不安定で、朝曇っていたので心配していたのだ。しかし、注意報は出ているようだったので、私は雨がしみにくい登山靴にした。

塩山でもゆっくり時間がある。欅の大木の横にバス停があるのだが、緑色の毛虫が何匹も落ちて動いている。踏みつぶさないように気を使う。東京よりも空気はカラッとしていて少し涼しい。

バスが来て、乗り込むが、満員までにはならない。このひとつ前のバスの方がにぎわったのかしら?それとももともとあまり人が来なくなってしまったのかしら?

以前来た時もそうだったか分からないが、地元の温泉宿や、花かげの湯の入り口とか、乾徳山登山口とか笛吹の湯の入り口などに寄って、1時間ほどで、西沢渓谷入り口に着いた。道々のブドウ棚には白い袋に包まれたブドウが重たげだった。

  

乾徳山登山口では何人かの人々が下りて行った。渓流釣り場もあるらしいし、そばの川で子供たちの一団が遊んでいた。雷雨大丈夫だったかな?

東山山荘で名物の草もちを買い、ついでに山菜弁当も購入。朝お腹がすいて、電車の中でおにぎりを1個食べてしまったので。

それから車が通れる広い道を歩く。以前からこんなんだったっけ?笛吹川沿いの木陰を歩くので涼しい。    

広い橋を渡ったと思っていたが、それは帰りの道だったようだ。しばらく行くとゲートがあり、車は通れない。人は立派な柵のところを通るようになっていた。しばらく行くとなれい沢広場に立派なトイレと東屋があった。インフォメーションセンターもあるが、無人で閉ざされていた。

堰堤の上には鶏冠山が見えている。

その少し先に甲武信ヶ岳登山口があった。こちらからも登れると前に十文字峠に行ったときに知ったのだった。

その先に西沢山荘があるがだいぶ前から使われていないようだ。ただ横にトイレができていた。その先に、田部重吉という人の石碑があったが、文章はところどころかすれて、読み切れなかった。後で調べたら、田部重吉という人は登山家、英文学者で、秩父地方の山々を踏破して人々に知らせた人物らしい。

  

さらに歩いていくと、二俣吊橋、これは揺れる。まあしっかりしているけどね。

その先からは登山道らしくなり、時々滝が見られるようになる。滑落事故があったりしたせいか、しっかり整備されて、以前はなかった左側にも鎖が設置されていた。

ペット連れはご遠慮くださいと入り口に書かれていたが、小さなペットを連れている人もいる。谷などに犬が騒いで子供が慌てて落ちることもあるらしいので、気をつけないとね。

ところどころで滝を見ながら、先に進む。仲間が右の岩肌にピンクの花を見つけて指差す。わー!岩タバコだ!ここにも咲いているのですね。ところどころに咲いていたが、上流の方では見られなかった。

 

友人たちには平らだから軽いハイキングよ、と言ったのだが、どうして結構石ころだらけの道を登る。しかし、タマガワホトトギスの黄色の花や、カラマツソウの白い花、ノリウツギらしい清楚な花やキツリフネ、コウモリソウなどが観られて楽しい。小さな黄色の花は、後でしらべたらミズホオズキだったようだ。

ミズホオズキ                            タマガワホトトギス

  

滝見台からは、すざまじい川の流れを間近に見ることができる。三段の滝のあたりにはエメラルドグリーンの滝つぼも見えてきた。

    

 

滔々と流れる河の中の石に、フグ岩と名前が付けられ、滑らかな岩には、ウナギの寝床という名前が付けられていた。

竜神の滝のあたりから、空が曇ってきて、かなり色も濃くなってきた。うーん、怪しい雲。雷は大丈夫かしら?ゴーゴーという渓流の音で、何も聞こえないけれど。

  

母胎淵

  

 

    

 

恋糸の滝

 

カエル岩

  

カエル岩を過ぎて、真新しい方杖橋のところに出ると、雨粒がぽつぽつ。一応雨具を上着だけ身に着けた。私はスパッツもつけたが、ほかの人はつけていなかった。

  

 

その時に、東沢山荘で買った草もちをほおばる。お腹が空いてきたころだったのでおいしい。元気をつけて、その先の七ツ釜五段の滝の方へと急な斜面を登って行った。

そのころまでは雨がほとんど病んでいたのだが、七ツ釜五段の滝が見えてきたあたりから、雨脚がひどくなってきた。私は岩陰とか木の下でレインウェアの下をつけようと提案したが、前に行った人たちはハイカーが並んでいたので、そのまま進行。私は途中ちょっとよけられるところがあったので、靴を履いたまま、何とかレインウェアを身に着けた。既にだいぶ濡れてしまったが。

 

雨の音に混じって、雷の音も聞こえてくる。大きな木の下に来るとちょっと緊張する。展望台ができていて、トイレもあると書かれていたので、そこまで行こうと皆でザーザーぶりの中を進み、やっとだどり着いた。そこからは滝は見えず、多分甲武信岳が見えるらしいが小雨になって見えたのは甲武信岳かしら?ベンチがあったが、東屋ではなく、雨を防ぐものは何もなかった。

皆は小雨になったこともあり、どうせ濡れてしまったからとレインウェアの下を着なかった。その先のベンチのところまで進むと、山々の雲が少し切れ、雨が止んできた。そこで濡れたベンチでランチにしようとザックから取り出したところで、また雨が降り出してきた。私はおにぎりだけ残して、ほかの物はまたしまって、歩きながらおにぎりを食べた。皆は何も食べなかったみたい。ずうっと雷も鳴っているが雷光が見えないので、多分遠いのだろう。それと山肌のトロッコ道なので、比較的安全だろう。

それから雨に濡れて冷たいので、皆懸命にトロッコ軌道跡を歩き、最後の展望台?のところでもまだ雨だったので、そのまま緩やかな道を下って行った。ところどころにシャクナゲの群落があるのだが、どうも花殻も見えず、花つきはどうなのかなと思ってしまった。この辺は五月ごろに見ごろになるようだけど。

  

 途中の濁流

やっと広い橋のところに出ると、雲が切れてきて、鶏冠山の頂上が見えた。あの山の上で雷にあったら怖いだろうな、と話ながら、東沢山荘の方に向かった。

雨は上がって、山荘前にはバスが止まっていたが、出発まで20分はある。山荘の中でみそ汁でも取って、弁当を食べようかと入ったが、持ち込み弁当を食べるのはダメと書かれていたので、外に出て、ベンチの脇で立ったままおにぎりなどを食べた。

すっかり濡れたので、温泉に行って着替えようということになり、一番近い笛吹の湯でバスを降りた。公営の温泉で市外の人は500円。市民は200円だそうだ。こじんまりしたお風呂だったが、露天もある。人が少なかったので、楽しめたが、露天は雨の後なので、かなりのぬるま湯。再び中のお風呂で温まってから出た。

1時間後には塩山行きの最終バスが来るので、ちょっと急ぐ。

今日はズボンの替えはもたなかったので、ぬれたズボンにドライアーの風を当てて、少しだけ乾かして着たが、山用ズボンなので、湿っていても気にならなかった。

しかし、カバーをつけても、ザックが濡れてしまったので、ザックを背負うと冷たくなる。

帰りのバスや電車の冷房の風が冷たくて、冷房止めてくれないかなと、思ってしまった。幸い風邪をひくほどではなかったけれど。

高尾の駅で乗り換えるときに、すざましい雷がなって稲光がしていた。京王線の高尾駅のホームからはたくさんの稲妻も見えて、青梅とか西東京方面とかの方角にたくさん雷が落ちている様子だった。

最寄駅は少しゴロゴロして、小雨が降り始めていたが、幸い大丈夫だった。後でニュースを見たら、西武池袋線は、落雷の影響で長時間止まったらしい。同行の友人は別の路線で大丈夫だったようだ。

別の友人は、ほかの山に行っていたらしいが、やはり雷にあい、しかも車だったので渋滞に巻き込まれて、大変だったようだ。高速道の事故渋滞がたくさんあったとか。大変でしたね。

今日の反省。雨が小雨でもレインウェアは面倒がらずに上下着るべし。スパッツもね。また無理してでも朝一番のバスを目指すべきでした。雷は本当に正午ごろから鳴り出した。既に私たちが入るころには戻っている人たちがいた。えらいですね。

しかし、私たちが帰ることに逆に軽装で入る人たちもいて、これにはびっくり。

その他の花の写真

ノブキ                   ノリウツギと渓流          

   

タマアジサイのつぼみ                      咲いてきた花

  

しもつけそう                             キツリフネ

  

コウモリソウ?                          カラマツソウとタマガワホトトギス

  

イワタバコ

タラの木の花?                         リョウブの花?

  

紫の小さなキノコ                        白い小さなキノコ  

   

温泉前の道路脇のコマツナギ?

 

 

 

 

 


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