新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

霧氷-雨氷と雪の丹沢大山

2016-01-31 | ハイキング・登山

昨日、めまいがひどくなってお医者様に行って、細い山道を通るのは危険だと言われたのだが、今日は1月の登山として大山登山の予定だった。どうしようかと迷ったが、大山の表参道なら、道は広いしまず滑落の心配はない。お薬もいただいて、めまいも落ち着いて来たし、夜は枕を高くして休んだら、めまいも感じず、よく眠れたので大丈夫そう。

雪がありそうな大山も魅力的だったので、つい行ってしまった。昨日なら参加できる方もいらしたのだが、天候の予想が悪く、雪が都内で降ったら交通がどうなるか分からないので、延期。皆さん今日は参加できないということで、総勢二人になってしまった。

親しい友人がこの前はガスカートリッジが不調でうまく行かなかったが、今回は買い直してガスの出もよさそうというので持参していただいた。彼はインスタントピラフなどを持参というので、今日はおにぎりは作らなかった。暖かいご飯が頂けそう!私は100円均一の焼き網持参。多少のおかずも持って行った。

7時11分の小田急の電車に乗る予定が、階段を上がって行ったら、7時1分?発の電車に乗れたが空いていた。伊勢原までちょうど1時間。バス停がどこだったか忘れてしまったが、ちょうど大山ケーブル行きのバスがロータリーを回り込んで、バス停には大勢の人が並んでいた。大山はこちらですか?と最後尾の方にお聞きして、そのあとに並んだが、とても座れないと思っていたのに、二人とも座れてラッキー!

大山ケーブル駅は、お豆腐料理屋さんや宿泊所、お土産屋さんの並ぶ参道の階段を登って行って、やっと駅に着く。なんか忘れてしまっていた。

体調もイマイチなので、今日はまずはケーブルで下社まで登ったが切符は片道にしておいた。様子を見て、見晴らし台に出るか、さらに様子を見て日向薬師に出るか、もとに戻るか考えようということになったのだ。

あまり大山の雪の情報はネットでは得られなかったので、24日ごろはふかふかの雪が積もったらしいが、土曜日はどうも雨だったらしいし、昨日の夜はもしかしたら雪だったかもしれないと思ったが、どのくらい積もったのかは全く分からない。

ケーブルの始発に乗って、それも先頭の方の席に座っていた方が、後ろのお仲間の方にいらして空いたので私は腰掛けさせていただけた。

運転士さんの説明でケーブルって下りは電車にケーブルが付いているだけで、前方にはケーブルがないことが分かった。

大山寺から乗る方もいらして、そういうこともあるのかと感心した。

あっという間に下社の駅に着いた。それからすぐに眼下に海が見渡せたが頂上に行ったらもっと素晴らしい展望が見られるだろうと期待して、大山神社にお参りした。

   

下社から見上げると山頂の方は霧氷?がついて木々が真っ白。素敵!

左手の登山口に向かった。左側にお祓いするところがあったので、登山の安全祈願をしてから、表参道の階段を登りだした。前はそのお祓い所を直進して、裏参道から登ってしまった話をしながら、急な階段を、老朽化で気をつけるようにという表示だったが、軽く手をかけながら登って行った。めまいの発作ができると危ないので、極力下は見ないように気をつけた。

延々と階段が続き、4丁目、5丁目と、標識をたどる。多分28丁目くらいあったかなと、思いながら登る。

12丁目のあたりから雪が増えてきて、13丁目あたりでアイゼンをつけた。ところどころ雪がほとんどないとこともあったが、そのままアイゼンで登って行った。厚着をして行ったのだが、思ったほど寒くなく、顔に汗が滴るほど。サーモ機能付きのシャツを着てきて失敗だったかな?

久しぶりの登山だったので、結構きつく感じる。

少し先が開けた感じがしてきて雪も増えてきたら、21丁目だったかしら、富士見台。だけどまったく富士山は見えなかった。木々には氷がはりついている。その氷の粒が時折落ちてくる。少し帽子が濡れてしまった。

凍りついた枝にうっすら積もった雪

その辺りから、樹木に氷が厚く着いて、重みで登山道に張り出して着たり、重みで垂れさがったりして、通りにくいところも多かったし、たまに暖まって氷が解けたせいか、重みで折れたのか、ザーッと言う音とともに、凍った木の枝が落ちてくることもあった。

3~4ミリ程度の枝に3~4センチの氷が付いている。すごいですね。

その先をさらに行くとなんだか上の方にガスがかかって来た。

鳥居はまだかなと思いながらもまだ登って行くとやっと鳥居が見え、さらに次の鳥居が見えたら、お社があり、その先に上社が見えた。このあたりは雪もたっぷり。お茶屋さんがやっているのは初めて見た。

   

私たちは、お参りも後回しに空いているテーブルを探し、お一人の方の所に同席させていただいたが、うっすら積もった雪をどけたら、なんとテーブルの上の1センチくらいの氷が張っていて、親しい友人のステンレスの器が滑って落ちてしまった。テーブルが斜めになっていたのだ。私はどけた雪で小さな雪だるま風のものを二つ作って並べた。滑り止めに使えた。

バーナーは無事について、お湯を入れたらすぐに沸いた。それをインスタントピラフに注いだのだが、線が良く分からず、青い線まで注いだら、それはリゾットの線で、ピラフは赤い線までで良かったらしい。15分置いておいたら出来上がりというので、頂いたが、ちょっと水っぽかった。リゾットですものね。ちょっと失敗。

でも暖かく美味しくいただけました。ごちそう様。ごはんが出来上がるまで、寒いので焼き網におかずをアルミ箔ごと乗せて、温めたが、寒い割に良く温まって、美味しく食べることができた。バーナーさま様ですね。火力が結構あったのでガスボンベを見たら、寒冷地仕様だった。

最後にお湯を沸かして、お茶を入れたが、氷の所に置いた紙コップは滑って半分以上こぼれてしまって残念!

まあ、山で温かいものを頂けて、最高でした。重いガスカートリッジとバーナーを持ってきていただいてありがとうございました。

帰りはどっちだったかしらと思って、見晴らし台方面はこっちかしら?と声を出したら、今日は不参加の山仲間の友人たちが私たちの方を見て声をかけてくださった。その方たちが今日は登る予定とはお聞きしていたが、時間が違うかもしれないので、お会いできるとは思わなかったのだ。

それから見晴らし台の標識を探すが見当たらない。こっちだったかなと思った凍り付いた木の間から見えた道は、下から登って来た方がいらしたので、間違いなさそうだったが、道はどうですか?とお聞きしたら、倒木が多くて歩きにくいと言うので、止めようということになった。実は標識は、凍りついた枝が垂れ下がって、見えなくなっていたのだった。

やはり体調も良くないのに無理してはいけないので、表参道を後戻ることにした。

それからだんだんに降りて行ったのだが、どうも後から来ているはずの人たちが、途中からいなくなって、行きがけにこんなに狭い道を通ったかしら?と思って、標識を確認しに戻ったりしたのだが、下社はこちらで良いらしい。しかし、気づいたら、何丁目という標識がこの道にはなかったので、どうやら裏参道に入り込んでしまったことに気付いた。

1人だけ登って来た人が居た。この時間から登ったら頂上は無理ですね。しかもアイゼン持っていないみたいだし。

しばらく行くと雪が全くなくなって、ぬかるんんだ登山道なので、アイゼンを樅の木の大きな枝が沢山落ちているところではずし、枝で泥を取ろうとしたが、なかなか取れない。雪も少ないので、雪を使って泥を取ることもできなくて、そのまま雑巾で包んでしまった。

前に裏参道から登ったことがあったので、安心して降りて行ったが、初めての人は不安になるだろう。下社の社が見えてきたとき、蓑毛方面に向かってランニングする若い人たちの姿が見えた。

やっと朝お祓いしたところにたどり着いた。お手洗いに寄ったら、入口のところで山仲間の友人にばったり。その友人の方は少し上の方にいらしていて、お顔だけ拝見。珍しいこともあるものだ。時間的にお会いできるとは思わなかったのだが、予定よりも早めにいらしたらしい。

裏街道は階段が少なくて、まだ余裕があって、ケーブルカーに乗らずに女坂から下りることにした。雪はないみたいだったので、大丈夫かなと思って。前にも通ったことはあったのだが、あまり覚えていない。階段が多いとは思ったけれど。

ところが階段の連続で、膝が相当に痛くなってしまった。最初の内は手すりが設置されていたが下の方はなかったし、ストックをしまってしまったので、辛かった。

大山寺の先はミツマタが植えられたなだらかな普通の道になるかなと思って行ったが、相変わらず階段が多く、ケーブル駅の横に着いてからも、お茶屋さんの間の階段に涙が出そうになって、やっとバス停にたどり着いた。

大山寺の階段

伊勢原温泉に寄ろうと思っていたが、伊勢原駅からバスに乗って行くのも面倒になって、電車で鶴巻温泉にでて、鶴巻温泉に寄ってから帰宅した。ここは靴洗い場があって、アイゼンも洗うことができて助かった。

おかげさまで比較的に早い時間に帰れた。

久しぶりの登山、心配した事故もなく、氷の木々の世界を楽しむことができて、良かった。

 

 

 

 

 

コメント (1)
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