新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

至仏山2017.8.19(写真付き)

2017-08-19 | ハイキング・登山

昨日の夜行バスで、尾瀬の至仏山に登ってきた。

天気予報にはハラハラしたが、キャンセル料もかかるので、天気の回復を祈りつつ、決行することにした。

あらっ?天気午前中はよさそうではないか?ずっと登山不適のCとなっていた天気とくらす情報もAとかBに変わった。

池袋のサンシャイン文化会館の1Fのバスターミナルで待ち、23時過ぎに出発。私は昨日書類整理をやりすぎて寝つけなくなり、何とか午後の仕事をこなしてからの、つらい出発になって、眠りを誘発する市販薬を飲んだ。

それでもなかなか眠れないまま、何回も休憩に起こされて4時には戸倉に。急遽お弁当を頼んだので、配られた。それから大清水行きの人はそのまま乗って行けるが、鳩待峠行きの人はシャトルバス(ビックホリデー専用の)に乗り換えた。荷物は膝の上に載せないとならないので、ちょっと大変。小さいザックにしようと思っていたのに、やっぱりなんだかんだと入れていると入りきらず、いつもの大きめのザックに入れ、しかもバスの中ようにサブザックを用意。ずぶ濡れになるかもしれないので着替え一式も詰め込んだ。

カメラが壊れたのでパートナーにカメラを譲っていただいたが、使い方がよく分からず、結局スマホで撮った。ピント合わせが分らず、ピンボケが多くなってしまった。先ほどガイドブックを見たら、先に移したいとこにタップするとピント合わせができることが分ったが。

戸倉では曇っていたが、鳩待峠では山の上に雲はあるが晴れてもいるようだ。

鳩待山荘で着替えなどを預かっていただけたので助かった。6時からと言われたがちょっと前にも関わらず預かっていただけて良かった。それでお風呂のことも伺ったら、11時から13時半くらいまでなら入れるとのこと。早めに降りられたら入らせていただこう。

持参のパンを食べ、軽く準備運動をしていざ出発。

6時過ぎには尾瀬ヶ原方面の入り口とは直角のあたりにある至仏山登山道入り口の登山ポストに走り書きをして登山開始。

 

まあ、午前中は曇り時々霧時々晴れ間といった変わりやすい天気だったが、半袖でずっと通せる程度の気温だった。

最初はまあ、なだらかだが、階段が出てくる。昨日は雨だったのか濡れているのでスリップしやすく気をつけて歩く。寝不足のせいもあってからだがだるい。

この辺りはまだそれほど花はないがところどころにハリブキの赤い実や初めて見たタケシマランの赤い実が見られた。

またクルマユリも見られた。

ギンリョウソウもまだありました。

しばらくは樹林帯の木道と木の階段を歩く。

少し展望が開けてきた。谷川岳方面かしら?谷川岳としてもずっと遠方の方だろうけれど。

樹林帯を通り抜けて、オヤマ田代らしい草原が現れたが標識はなかった。キンコウカの群落だ。1時間くらいかなと思っていたが、後で見た地図には標準で1時間20分と書かれていた。まあ、標準で来られたかな?

そこを抜けるとオヤマ沢の標識の所に出た。しかし沢は見えない。反対側に水が出ていたが飲めませんと書かれていた。

また木道の草原を歩くと、笠ヶ岳への分岐に出た。この間テレビで笠ヶ岳をやっていたわね。

そこからしばらくシラビソなどの針葉樹の間を登っていくと、展望が開けてきて、花が多くみられるようになってきた。

尾瀬ヶ原と燧岳。雲も多いがたまに晴れ間もある。

間もなく木のベンチが整えられた休憩所があったので、少し休む。そば(写真の左手前)に濃い紫のあやめ(カキツバタ?)の群落があって素敵。(写真では目立ちませんね)

ツリガネニンジン?

 上州オニアザミもあちこちに見られた。

ミヤマオトギリ(ピンボケ)

小至仏山への道は階段が多いが、左右がお花畑でたくさんの上州オニアザミやチングルマの綿毛(雨でぬれてしぼんでいたが)などが見られた。コバノキボウシも終わりかけだがまだ紫の濃い花も見られた。

ウサギギクもちらほら見られた。

右手の砂礫地にはもう終わりかと思ったハクサンイチゲかチングルマかの群落も見られた。

タカネヒゴタイがあった。

シブツアサツキも。先を急いでいるのでうまく写せないけれど。

ヒナコゴメグサもたくさん見られ、雨に濡れているせいか小さな花が鮮やかに感じた。

そうそう始めた花だったので慌てて撮ったが山頂に向かうとたくさん見られたタカネトウチソウ。

途中に遠くハクサンチドリらしいピンクが見えた。

イワショウブかな?

階段と木道が終わると道は険しくなっていった。小至仏山かな?その向こう側のすそ野が見えるのが至仏山?

だいぶぬかるんでいる。

標準では30分くらいと思ったが、実際は歩きにくい道にもっと時間がかかったと思う。

そのあたりからは滑りやすい岩場とハイ松の間を縫う道とお花畑を見ながらの行程に、疲れがたまってきて、私のペースが落ちて、パートナーをお待たせすることが長くなってきた。

てっぺんらしいところに人がたくさん見えて、あれが頂上らしいが、もうひと踏ん張り滑りやすい岩山を登らないと!

なだらかな山容とは大違いの岩だらけの山頂部にすっかり疲れ果ててしまった。お花はたくさんあると友人から聞かされていた通り、たくさんの高山植物がみられたが、圧倒されたのは、ヒメシャジンの紫の花。疲れをいやしてくれた。

ミネウスユキソウ

タカネシオガマ

苔の花?

ヒメシャジン

こちらはつぼみ

タカネアオヤギソウのこげ茶色の花が時折みられて珍しかった。

タカネナデシコは終わりかけの上に雨でしおれてしまって残念。先週あたりならきれいだっただろうな!

コバノツメクサ 何気なく取ったのだが、右側の紫の花?はオヤマノエンドウかしら?それにしても葉が違うみたい。何かの実なのかな?写真を撮ったときには全く気付かなかったのでよく見ていない。

ウメバチソウ(下側)も時々見られたけれど、どうも白が鮮やかすぎるのか、ぼけてしまった。左柄の紫は何だったのかな?

イブキジャコウソウ 

山頂には10時前に着いた。寝不足でよく頑張りましたねー!

 

残念ながらガスがかかってしまって、また360度の展望は得られなかった。一瞬尾瀬ヶ原の緑が見えたけれど、写真撮る間もなく、ガスだらけ。お昼?はマイタケ弁当と持参のフルーツなどを少し頂いた。ゆで卵がついていたが、それは非常食に取っておくことにした。寒いかなと思ったが、上着を着るほどのこともなかった。せっかくお湯も持参していたが、寒くなかったのでお茶を入れることもなかった。

すぐ脇にはタカネトウチソウがたくさん咲いていたのに写真を撮る余裕がなかったのが残念!

たどり着いた山頂で少し黒雲が出てきたので、私たちは急いで下山を開始した。10時半ごろだったかしらね。

途中コケモモとガンコウランの実を見つけた。コケモモはまだ酸っぱそう。

ミヤマウイキョウはたくさん咲いていて、細かい葉と白い花が印象的。

ホソバウスユキソウは終わりかけが多かった。

タテヤマリンドウの群落もあったが、急いでいたのではっきり写せなかった。

イワイチョウ

小至仏山で少し写真など撮ってから、岩場と木道をたどって行って、展望台のあたりでパートナーが足をつったらしく漢方薬を飲んでいて、遅れた私が着いた時にはレインウェアを着だしていた。

遅れてそこにたどり着いたら確かに雨が降り出していて、かすかに雷が遠くになりだた。私も念のためにコムラケアを取り出して飲み、レインウェアの上だけ着込んだ。

ちょうど草原の脇から樹林帯に入るころから雨が強まり雷の音も大きくなってきた。雷が鳴る中、その時間から登りだす団体もいらして、大丈夫なのかなと思ったが、通り雨との判断なのだろうか?登山を続けるのにはびっくり。

私は雷から逃げるように急いで歩いていて、わずかに下りの傾斜のあった木道でスッテーンと尻もちをつきおしりを打ったが幸いたいしたことがなかった。こういう時は太めが幸いしますね。歩けて良かった。

朝は展望のあったあたりも霧の中で何も見えず、ひたすら樹林帯を降り、まだかまだかと登山口に向かい、駐車場が見えてきたときはほっとした。

私たちがたどり着いたら、雷は遠のき、なんと晴れてきたのだった。12時半ごろには鳩待峠に着いた。

靴洗い場で靴を洗ってから、鳩待山荘でお風呂を使わせていただいたが、誰もいなかった。ゆっくり荷物の整理もして、ごく軽いズボンも持参していたのでザックには合わないと思ったが、旅の恥はかき捨てで、濡れたズボンよりはましかなと履き替えた。ここは混み合ったときは使えないこともあるそうなので、看板は出していないからね。昔は看板があったけれど。

シャトルバスの待ち合わせの時間まではかんかん照りの広場のベンチで私は花豆ソフトクリームを頂き、パートナーは缶ビールを飲みながら残しておいたゆで卵を頂いたりしたが、濡れた帽子を片づけてしまって日焼けしてしまった。パートナーは替えの帽子を用意していて流石!

今度こそは会社にお土産を用意しないとと思って、買い物をしたりして時間を過ごした。試食がなかったので美味しいかどうか分からない。

やっと集合の点呼を取る人が現れ、シャトルバスの所に。観光会社のバスだから下の駐車場を利用するのかなと思っていたら、今は普通のシャトルバスも下の駐車場を利用していることが分った。タクシーなら広場まで来てもらえるようだけれど。

広場にはパトカーが駐車していて、あとから消防署の自動車もついたけれど、何か事故でもあったのかしらね。濡れた木道でけがをする人は多いらしい。私も危ないところでした。

帰りには沼田の原田農園に寄った。お野菜が安くて新鮮そうだったが、濡れた衣服が重くなって、持ちきれないのであきらめて買わなかったが、観光料金というほどのお値段ではなく、お得感があった。

高速道はほとんど寝ていたのだが、途中土砂降りになり、トイレ休憩で止まった三好パーキングエリアも土砂降り。はっ水性のあるウィンドブレーカーを日よけに使っていたので、それを頭にかぶって傘を出していただき、小さいコンビニの巻きずしとお茶を買って戻った。

しかし、池袋に着いたときはほとんど雨はやみかけていて、西口は詳しくないというパートナーが心配だったが、駅に続く地下道の入り口がすぐ横にあって、ラッキーだった。まあ、そういうところを選んで駐車してくれたようだ。それで私は新宿直通できるというので、小一時間ほどかけて新宿に行って、電車に乗り換え最寄り駅に着いた。

地元に戻ってから、ハタとそういえば着替えるときにズボンのポケットに入れていた自宅と自転車の鍵はどうしたかしら?記憶がなくなっていて5分くらいは探し回り、やっと小さな袋に入れていたのを思い出して、探しあてることができたが、その間にぽつぽつと雨が降り出し、また雷が鳴りだして、慌ててしまった。

やっと帰宅できてほっとしました。

携帯で撮った写真もどうやったらうまくアップロードできるのか研究しないと。この間はマイクロSDカードに保存されていなかった。まだ使い方がよく分かっていないのです。―これはちゃんとガイドブックに書かれていました。その通りにしたら保存できるようになりました。

やっぱり夜行バスは疲れますが、早朝登山ができることが最大のメリットですね。お疲れ様でした。辛くも楽しい山旅でした。ありがとうございました。

今度は晴れた日に山の鼻の方から登ってみたいですね。その前に燧岳ですね。同じ尾瀬ヶ原でも至仏山は隆起で出来上がり、燧岳は噴火でできたのだそうだ。燧岳にはコマクサもトウヤクリンドウも咲くらしい。

雷予報がなければ山の鼻から登ることも考えましたが、クマ目撃情報もあって、今回は人数の点もあり、鳩待峠からのピストンで正解でした。結構、山の鼻から登って来る人は多かったです。山小屋どまりの方も多いでしょうけれど。。。

 

 

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陣馬山ハイキング

2017-08-13 | ハイキング・登山

今日は、二つのグループに所属したものの、8月は日程が合わずに参加できない若い女性と近場にハイキングに行こうということになって、最初御岳山に昨日行こうと計画していたが、天気が悪そうなので、今日に変更してもっと近いところにすることにした。お互いに明日は仕事なので早めに帰りたいと思ったのだ。

7時半新宿に集合して、特急で高尾へ。8時55分発の陣馬高原往きは列ができていたが、何とか座ることができた。思ったほど天気は回復していない。

陣馬高原下で大勢が降りたが、大半の方々は新ハイキングコースから登られていた。私たちはなるべく楽なコースということで、車道から和田峠に。ちょっと涼しく感じた。

湿度が高く、風も通らないので、これはこれできついのだが、時々自転車で頑張っている方々に励まされながら、1時間ほどで和田峠に着いた。一人なら一気に頂上に向かうところだが、お茶屋さんの前のベンチで一休み。買っておいたパンを少し頂く。

自転車の方々が休んでいらっしゃった。

それから階段状の直登コースを登るが、だるい。もう少し簡単だったような記憶だったが、途中なだらかなところもあり3回くらいに分けて階段を上った。30分足らずなのだが。。。

それでやっと草原状の花の多いところに出て、お茶屋さんとかが見えた。

ここも一人なら一気にお馬さんの所に行くところだが、その女性がベンチで休むというので、私は草原の花々を写真に撮った。

どうも今度のスマホはピント合わせが難しい。ちょうちょを追っていたからかしら?

あざみ

ヒメヤブランが草原にたくさん群落を作って自生していた。

それから、もう一登りでお馬さんの立つ頂上に出た。富士山は暑い雲に覆われて見えなかった。

その女性がアイスが食べたいというが横のお茶屋さんはかき氷のみ。私もかき氷は苦手だし、下のお茶屋さんにゆずシャーベットという看板が出ていたので、また階段を下りて行った。

そこでシャーベットを注文して、駅で買った弁当を頂いた。シャーベットは藤野の柚子を使っているとかでなかなか美味しかった。

お茶屋さんの前に植えられていたのはユウスゲらしい。ニッコウキスゲよりも細く黄色の花だ。ニッコウキスゲを植えたつもりだったそうだ。

シシウドの多い崖下

頂上のお茶屋さんのの近くの野生化した桃

そのまま新ハイキングコースから降りてもよかったのだが、大丈夫というので明王峠に足を延ばした。実はこの途中でレンゲショウマを見たというブログを見つけたからなのだが、その場所は分からず、結局見つけることはできなかった。巻道の方らしいが、起伏のある正道をその女性が進んだからね。まあ巻道を行っても見つからなかっただろう。ちょっと中に入るみたいだったから。

途中の花、皆ピンボケになってしまった。

シラヤマギク?に止まったアサギマダラ

それで明王峠で一休み。偶然陣馬の山頂で写真を撮ってくださった方がカップラーメンを召し上がっていて、このために山に登るんだと、居合わせた方と話していらした。もう一人の方は特別に引いたコーヒーを山で飲むために山に登るんだとのこと。山でのコーヒーをいいですね。残念ながらこの頃はどうもアレルギー症状が出るので飲めなくなってしまったけれど。。。

途中のタマゴダケ(ところどころに見られました)

その方たちと分かれて、私たちは高尾への道の途中の底沢峠から陣馬高原下のバス停に出たのだが、立派な標識になっていた割には、思った以上に細くて急で滑りやすく、途中は石ころだらけの道で左右の草が覆いかぶさっていて、マイナールートらしい状態だった。ストック出しておいてよかった。

そんな道をかつての私のように一人で登ってきた若い女性がいらっしゃって、マイナールートですよね、と思わず声を掛けてしまった。

朝からちょっと足首の具合がおかしかったが、捻挫したら大変とかなり慎重に降りた。沢の音が聞こえてきるのだが、沢に降りるようなところはなく、涼をとることはできず、こんなに林道遠かったかなと思いながらやっと林道に出た。

しばらくするとます釣り場があって、今日はさすがににぎわっていた。

少し雨も降りだして林道も滑りやすく、ストックが役に立った。途中で雨も強くなってきたので、レインウェアの上だけ着込んだ

人家が見えてきてしばらくしたら、バス停の横の山下屋が見えたが、残念なことに休みだった。それでバス停の向かい側の休憩所のベンチが少し空いていたので座って時間になるまで待った。

幸いまだ2時25分だったので、バスは座れて、ぐっすり寝て高尾の駅に。それで京王線で帰宅。その女性に起こされて降りることができた。

このところ、長い夏休みの息子に合わせて、ちょっと食べすぎ気味で良い汗をかくことができました。花も多くみられて、楽しむことができました。でも蒸し暑かったので少し疲れたかな?

 

 

 

 

 

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