新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

白馬岳登山2013.7.19~21(詳報21日分)

2013-07-23 | ハイキング・登山

21日は、誰かが4時ごろに起き出して、そういえば頂上の日の出が4時40分ごろと思われたのだが、もう多分間に合わないね、と言いながら窓を開けたら、結構雲が厚くて、これでは登っても日の出は拝めないわね、と山小屋から見ればよいか、と話した。

男性が小屋の方に伺ったら、裏手というかテント場の先の丸山と言うところから見られる、と聞いて来たので、私は顔も洗わないまま厚着をして、個室の小屋の出入り口の柵を越えて、直接テント場の方に出た。

丸山の山頂まで行かないうちに、日出はすでに雲の合間から見えたらしいが、少し上の方の隙間から日の光がさしていた。

丸山の方からは、槍ヶ岳もくっきり見えて、その手前の方の剣岳と共にきれいだった。

     

    雲に放射状の光が見える。

           

剣岳方面

                 

せっかくだから、丸山の頂上まで歩いたが、道々も高山植物がたくさん見られて、特にテント場の横の斜面のハクサンイチゲとミヤマキンポウゲのお花畑が見事だった。頂上付近にはコケモモも見られた。

ミヤマヤハズハハコのかわいい花

 こけもも

 

槍の穂先の方から日が当たり始め、だんだんに右手の山々が輝きだした。

      

   

     

イワベンケイ                           ミヤマウイキョウの葉

   

残念ながら剣岳までは、なかなか照らず、私たちは食事もあるので小屋に戻った。思ったよりは冷え込んでいなくて、ダウンに雨具でも暑いくらいだった。

美味しい朝食のあと(私は控えめに食べたのだが)、身支度を整えて、いざ下山。私は、小屋で売っていた栄養ドリンクも飲んで、体力保持。

仲間の一人が白馬の本を買ったら、コーヒー券がついていたからと、早朝から営業していた小屋の下のレストランでコーヒーを飲まれたので、そこの若い女性に集合写真をお願いした。

私たちが頂上から富士山が見えなかったと話したら、そこから見えていますよと、教えてくださった。

八ケ岳の右手に確かに富士山がくっきりと浮かび上がっていた。なんという幸運だろう。

階段状の登山道を下るうちに富士山は見えなくなったが、道々の高山植物に見とれながら、せっせと下って行った。

タイツリオウギの群落

往路に見逃した高山植物もあり、別の角度から見るとまた味わいがあった。

これは何の花?ミヤマセンブリ?

  イブキジャコウソウ

   

 昨日は見逃したクロユリ(大分咲き終わりだが)頂上付近にはこれから咲きそうなつぼみがあった)

            

ハクサンフウロの群落

   シロウマオウギ(タイツリオウギなどより小ぶりで華奢で白い)

   

ミソガワソウ

避難小屋

          

ゼンマイの仲間?

 

ベニバナイチゴ(行きと同じ構図?)

            

 ホザキナナカマドの花

 岩場に出て葱平の水場でまた水を汲み、さらに岩場を下ってそろそろ小雪渓をトラバースするとき、仲間の一人が、アイゼンなしで大丈夫、と言って渡りだしたが、擦れ違いの人がいなくなったあたりで、なんと斜面の真ん中でアイゼンをつけ出したのには驚いた。万一バランスを崩したら、急斜面を転がり落ちるようなところなのだ。私たちはハラハラしながら、見ているしかなかった。

本当に山は面倒がらずに早めに準備をしないとね。

その後、またしばらく岩場を下りて行ったのだが、アイゼンをつける人外す人がたまっている上部で、仲間の方がバランスを崩して転倒し、2回転して止まった。大きな岩があったが、幸い丸い感じの岩で、多分ザックが当たったのか、その方は大きな外傷もなかったようで助かった。帽子が飛んだが、サングラスは飛ばなかった。しかし窪みがもしなかったら、そこで止まらず、下の岩だらけの沢とその先の雪渓のクレバスにでも落ちたら大変だった。

まあ、奇跡的に無事で歩いて下りられたので、良かったが、私たちにしてはちょっとハードコースで、疲れ果てていたために、ちょっとした不注意や思考力の鈍りなどが、事故の元だなと、改めて感じさせてくれた出来事だった。

実は私も滑りやすい岩で、2回ほどすってんころりんと転びかけたが、お尻が痛くなるほどでもなく、無事だった。履いている靴がもう3年たって、底が少し滑りやすくなっているようだ。底がはがれる危険も増えてきているようだから、買い替えないといけないかもしれない。

それで、考え事をしないように、足元に最大限の注意を払いながら、その後は下山していた。

その方の動揺が収まるのを待って、アイゼンをつけ、大雪渓を下り始めた。

登りに比べたらはるかに早く下りられたが、時折登りの方とすれ違うために横によって待つ。

登ってくる人の中に親子連れで幼児に登らせている人がいて、大丈夫なのかしら?と思ったら、子供の方が歩きたがるのだとのこと。ちゃんと背負子もあったので、まあ、大丈夫なのだろう。高山病って、子供はどうなのかしらね?でも幼稚園児が富士山に登ることもあるのだから、心配ないのかな?

しかし、不安定な雪渓とその横のグズグズの登山道あたりはちょっと背負子でも気がかりだったが、まさに老婆心と言うやつだろう。

あと、軽アイゼンもつけずにトレイルラン用のような靴でストックも持たずに登る方がいらした。年季の入った金属製の水筒をお持ちだったからベテランなのだろうが、滑って大変そうだったが、大丈夫だったかしら?

登りはかんかん照りだったが、今日は少し雲があって涼しく、体力の消耗は防げたので助かった。

白馬尻小屋にやっと出て、一休み。私は小屋で買った非常食用のブレーンパンを食べて一休み。

小屋の下の方に谷川からの小川が流れていて、アイゼンを洗うこともできて良かった。

携帯がつながったので、バス会社の緊急連絡先に電話して、バスの乗車場所を八方温泉に変えていただいた。ただバスの運転手さんに伝わるかどうかは分からないから、最大15分待ってから出発になるかもしれないと言われる。(前もって東京の事務所に連絡したら、日にちがないから緊急連絡先に電話するようにとのことだったのだ。)

ゆっくりしていたらもう11時10分と言うので慌てた。猿倉からの路線バスは12時20分だったからだ。

まあ、登り1時間だから下りは50分くらいかなと、のんびり写真など取りながら歩いていたら、なんとあっという間に12時10分と言うので、慌ててダッシュ。やっと小屋の屋根が見え、バスが待機しているのが見えた。駆け足で最後の急な登山道を下りて、数分前にバス停に。

オニシモツケ

   ヒヨドリバナ

   

      シロバナホタルブクロ

     

昨日より色鮮やかなエゾアジサイ

                    

ギボウシ

バスの乗車券を買おうと値段を聞いたら900円。あれっ!タクシーなら八方まで3000円とある。バスの係員の方には大変申し訳なかったのだが、バス停から私たちが割引券のある温泉まではちょっとあるらしかったので、急遽タクシーにさせていただいた。

タクシーでその温泉のことを聞いたら、タクシー会社でも割引券を用意してあって、それは八方バスターミナルのそばの八方第一の郷温泉だったので、そこを利用することにした。

温泉の入り口には荷物置き場のプレハブがあって、ザックがいくつも置かれていた。私たちも貴重品以外のものは置いて、温泉に。

割引券を見せたら、400円の券を買うように言われて買い求め、提出して中へ。日差しは暑かったが風は気持ちが良い。

温泉は小規模で内湯とミニプールのような露天風呂があった。とにかく汗だくの2日間の汗を流して、さっぱりすることができた。出てみると休憩室もあって、風が良く通り、涼しく、八方尾根のスキー場が見渡せ、その左右にアルプスの山々が残雪を残して、くっきり。素晴らしい眺望だった。

お腹の具合が悪いと言いながら、うっかりコーヒー牛乳を飲んでしまった。

その後、温泉の人に聞いた歩いて5分もかからない所にあったお蕎麦屋さんに行って、ざるそばを頂いた。ゆでたてのお蕎麦は腰があり、美味しかった。まあ、お腹の為には私は茹ですぎくらいが良かったのだが。

食べていると、店の人がのれんをしまいだした。後から若い人が8人で食べたいと言っていたが、お蕎麦が終わってしまったから無理だと言っていた。女性だけでやっている店のようで、そば打ち体験もできるようだった。

それからバスの乗り場のあたりで時間待ちした。

登山ツアーバスは、普通のバスターミナルの裏手の資料館のようなところの前に時間通りに着いたので、私たちの変更のことが伝わったようで安心した。バス乗り場を間違えた人もいて、しばらく待ってから動きだし、五竜のバス乗り場でも数人が乗車して、一路新宿に。

団子坂の燕の大群

渋滞があったが、無事に9時過ぎには新宿に着いた。

皆さまお疲れ様でした。私はすでに筋肉痛が起こり始めていた。

ところで、雪渓では、地元で借りたらしい4本爪の軽アイゼンをつけている人が多かったが、かなり歩くのが大変そうに見えた。私たちは歩きにくいのを以前の低山の雪山歩きで経験して、6本爪以上の軽アイゼンを持参した。重いのだが、歩きやすさは抜群だと思った。

 

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白馬岳登山2013.7.20~21(詳報19日~20日)

2013-07-21 | ハイキング・登山

19日の夜、某登山ツアーバスで、白馬の猿倉へ。

実は集合時間に間に合うようにでたのだが、最寄駅で電車が止まっていて、あたふた。井の頭線で渋谷に出たら間に合わないし、と下北沢で小田急に乗り換えることは思いつかなかった。それでタクシーを拾おうとするが、駅前のは予約か何かで乗せてもらえない。

仕方がないので甲州街道の反対側に出て、タクシーを拾った。皆が立っているさらに反対の方に行ったら、ラッキーなことに降りる人がいて、そのタクシーに乗せてもらえた。降りた人はここから井之頭線に乗って目的地に行くのだそうだ。

やっとの思いで乗れたが、夜間割増しの文字が光っている。いったい新宿までいくらかかるのかしら?とハラハラしながら乗っていたが、幸いに直行できて、2000円はかからなかった。良かった!集合時間には間に合った。でも全員そろわないと受け付けないと言われる。

それで参加者にメールをしたり、電話をしたり、間に合うのかなとハラハラする。皆さん小田急で新宿に来たそうだ。やっとのことで、全員集合してバスを待った。東京方面から来たのかと思ったが、ガラガラだったから、違うかも。私たちは最後尾の列で、広くて良いと一瞬思ったのだが、リクライニングがついてなくて、眠りにくい。

しかもザックに羽織るものを入れたまま、荷物入れの一番奥にしまわれてしまって、今更出してとも言えなくて、肌寒いまま乗車。途中上着を貸してくださった方が、後で風邪をひかれたので責任を感じてしまった。割とすぐに返上したのだったけど。

なかなか寝付けないまま、どこかの休憩所で下車した後やっと眠れた。数か所のバス停に寄るのかと思ったら、途中下車する人もなく、直行できたようだ。

4時にバスが停車したが、終点ですと言う案内はない。友人がもう荷物も降ろしているし、登り出している人もいるみたいと言う。

4時半過ぎごろ、運転手の方が、5時前だがバスは5時まで停まっているので、適当に下りるように案内する。寝ている人に配慮していたようだ。

私たちは社内にリュックを持ってきて荷物整理してから5時に下車。お手洗いに行ったり、登山届を出したりしてから、準備運動をして5時半ごろ出発。

     

しばらくは森の中の登山道らしいところを通るが、間もなく林道に出た。

もうすっかり空は明けてきた。羊雲が広がっていた。猿倉近辺はアジサイの青がきれい。林道に出ると平らな道となる。しばらく行くと白馬鑓温泉の分岐がある。

白いホタルブクロが珍しい。中は色がついていた。

エゾアジサイの色合いがきれい。土壌のアルカリ性が違うからかしら?

長走沢の木道を渡る。

草が刈られた脇の方にピンクのショウキランの大きな株が見られて感激。尾瀬以来の花で、しかも尾瀬のより立派だった。

 

そのあたりには白いホタルブクロ、オニシモツケ、ヤグルマソウ、ハナチダケサシ、ウバユリなどが見られた。時々道が川になっているところもある。

谷川                    振り向くと雲海が

      

時折、沢を渡ったり、横の雪渓からの水を集めた沢をながめながら、歩いていくと軽い林間の道に出る。

オオレイジンソウ?           サンカヨウの実

     

タニウツギ

ヤグルマソウ                 クルマバソウ

     

メタカラコウ                                オタカラコウ

   

オオミゾホウズキ

キヌガサソウ

      

エンレイソウの種                               ニリンソウ

    

雪渓に出るまでには、キヌガサソウの群落やサンカヨウの群落がみられたが、シラネアオイは終わっているらしく、一つも見られなかった。

サンカヨウ

いよいよ雪渓だ。

雪渓のそばで軽アイゼンとサングラスをつけ、晴れてかんかん照りになり始めた、初めての大雪渓を登る。緑と空がきれい。

山の上の方にニッコウキスゲが見えた。

     

              

葱平(ねぶかっぴら)でアイゼンを外して、お花畑の岩山を登る。

   

                  

小雪渓で再度アイゼンをつけてトラバースする。

               

またアイゼンを外して、岩山を登る。避難小屋がある。

 

ベニバナイチゴ

 

         

 

  ヨツバシオガマ

   

タイツリオウギ

 イブキジャコウソウ

    

  

 

シロウマアカバナ

   

ムシトリスミレ(ピンボケ)

     

葉が広いから、ツクモミミナグサかしら?

白馬山荘が見えてきた。

     

最後の急な階段状の花畑の登山道をのぼりつめたところに、村営頂上宿舎があった。

      

皆バテバテだったので、とりあえず宿に入り、休憩。バスツアーだったが、以前直接連絡所に電話したら、割り増し料金で個室が取れた。皆富士山、涸沢で懲りていたので個室が良いという。

個室は広くはないが、ともかくも一人一つの布団で寝られるので天国のようだった。しばらく休憩してから、簡単にサブザックに防寒具として雨具などだけ入れて、山頂を目指すことにした。

疲れ切った体に、山頂までのガレた登山道は、大した斜度もないのだが、ガレた石が滑りやすく大変だったが、何とか、白馬山荘の所にでて、さらに山頂を目指した。

         

山頂小屋からは緩やかな登りで、晴天に恵まれたおかげで西日が暑くてたまらなかった。両側の高山植物を楽しみながら登って行くと、なんと日本海が見えていた。川のように見えたのは、能登半島が伸びているかららしい。

チングルマ 

 ミヤマヤハズハハコグサ                     オノエノエンドウ

   

イワギキョウ

                            断崖の岩の上のイワギキョウ

                           

本当に360度の展望で、山並みが見渡せる。富山方面の平地は鮮やかな黄緑の部分があって、きっと田んぼだろうと思った。なかなか山の同定はできなかった。人だかりしているところには方位円盤が描かれていたが、混みあっていて山名は判読が難しかった。

   

白馬山荘のヘリポートの前の案内板(下の方に村営宿舎が見えている)かすかに右手に剣岳も。

   

 そばの人がライチョウの話をしていたので、ライチョウ見られるのですか?と聞いたら、その先の坂の途中で見られるという。親子がいるというのだが、私たちがついたときには親鳥しか見られなかった。

         

後からきいたら、この先のライチョウ坂から白馬大池方面にたくさんいるとのこと。

夕方で風が冷たくなってきたので、早々に戻り、頂上には巻き道もあったのだが、元来た道を戻った。目を凝らしたが、コマクサはみつからなかった。実は巻き道の方にコマクサがあったのだそうだ。残念!

強風の中、上着を着ればよいのに着ないまま戻ったのだが、もう5時過ぎで、すでに食事時間の案内が始まっていた。

小休止していたら順番を呼ばれて、食事に。バイキング式だったが、最初のビーフシチューの汁が他の料理に移ってしまって、ちょっと残念。私は冷えたせいかお腹がおかしくなってきたみたいだったので小食にしておいた。一人は熱が出たらしく、あまり食事を取れなかったみたい。みそ汁は食欲がない私にも美味しく食べられた。

個室はトイレとか洗面とかが遠いのが難点だったが、夜中に起きて行ったときも、窓から満月の薄明かりがあって、電気をつけずに済ませられたし、廊下などはしっかり電気がともっていた。

通路で星を見ようと空を見上げたら、満月が山の間にあって、雲がたなびいているのだ見えた。しかし、星は見えなかった。うす雲でも出ていたのかなと思ったが、満月が明るすぎたことも影響していたらしい。

まあ、私は同室者のいびきとか咳とか自分のお腹具合などで結局あまり寝られなかったのだが、明け方の3時間くらいは熟睡したようだった。(続く)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高尾山2013.7.14

2013-07-14 | ハイキング・登山

今日は足慣らしとして、朝高尾山に行ってきた。

家族が仕事に出るというので、出発を予定よりも2時間遅らせたので、暑さどうかしらと思ったが、意外に涼しく感じた。

行きは6号路から登ろうとケーブルの脇を歩いていたら、後ろを歩いている方が、もうすぐ90歳なのにすごいね、と言っている方がいらして、思わず後ろを振り返ったら、小柄なおばさまがなんと来年早々90歳になられるとのこと。

この暑さで出かけるのを控えていたが、今日は曇っていたので出てきたとおっしゃっていた。お見受けしたところ、お顔はとても若々しくて、70代くらいにしか見えないが、さすがに手を見たら年齢相応の印象で、確かに90歳近いのだろうと思われた。

病院脇を抜けて、琵琶滝コースの途中にでるとのこと。このコースやや急だが最短で頂上に行けるからだそうだ。既にスタンプを5冊完成させているとかで、今もスタンプを押してもらうのだそうだ。スタンプ台は8時半にならないと出てこないから、あまり早朝に行ってもダメだとおっしゃっていた。80代の母親がいらっしゃるという知り合いらしい男性がそばについていらしたので、私は6号路の方に回った。

6号路の方が涼しそうだと思ったからだったが、確かに6号路は深い森と谷川の間のルートだから涼しかった。皆口々に涼しいね、緑がきれいだねと言っていた。子供連れも多い。連休だからね。

子供連れはたまに谷川が広くなっている場所があって、一休みして水と戯れることができるから、このコースは夏には良さそう。まあ、飲むことはできそうにないが。

琵琶滝では修行の女性が何やら唱えながら滝修行しようとしていた。

石斛(せっこく)の杉のあたりで上の方を見上げたがさすがに花はもう見られなかった。

最後の階段の所では、子供たちが段数を数えたりしながらフーフー言って歩き、私も息を整えて登って行った。頂上はかなりのにぎわいだったが、座るスペースはあった。暑いので休み所でお蕎麦やかき氷を食べる人もたくさんいた。

朝のニュースでどこからか、夏にしては珍しくくっきり富士山が見えると言っていたので、もしかしたら見えるかなと思って見たら、少し雲がかかっていたが、富士山頂上も見ることができた。丹沢の山々もくっきり。

石のところで駅で買い求めたおにぎりを食べた、大分早昼だけれど。

その後4号路の緑の中を下り、琵琶滝コースから病院脇を通って、駅へ。

いつもだとここでソフトクリームだが、今日はふもとやのジェラートを頂きながら電車に乗った。高尾山口駅の所あたりはすっかり暑くなっていた。さらに地元の最寄駅に来たら、すごい気温だった。

高尾山でも避暑になるの巻でした。ただ午後はどうかしらね。これから登る親子連れも会ったが、午後は雷予報だ。大丈夫だったかしら?

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都小旅行第2日目(東寺・清水寺・南禅寺)

2013-07-07 | 旅行

2日目の今日は10時に別の宿に泊まった友人と待ち合わせて清水寺と南禅寺に行って見ようということになった。

でも同宿の友人も早く目が覚めたらしいので、朝ご飯の前に近くの東寺に行ってみた。

昨日駅のインフォメーションでいただいた地図を見ながら、朝からかんかん照りの猛暑の中を歩いて行った。

近鉄の線路をこえて適当に歩いていくと東寺の入り口に着いた。お堀のようになったところにハスの花が咲きだしていた。朝早いので開きかけ。その横には宝蔵が立っていた。校倉つくりのように見えた。後で調べたら、宝物が延焼などに遭わないように周りに濠をめぐらせたと書かれていた。

    

          

                   

宝蔵

五重塔が見えたが、そちらはまだ参拝できなかった。京都一の高さの国宝らしい。

            

それでそのあたりのお堂などを見学していたら、五重塔の横の方にテント村が。今日は東寺のガラクタ市の日だった。もうたくさんの古道具屋さんや古い着物などが売られていた。中にはこんなものが売れるのかしらと言った小物(古いガラス瓶など)も売られていた。

買い物好きの友人にはそちらを見てもらっている間に、私は七福神の案内があったのでそちらの見学というかお参り。なかなか立派なお堂もあった。

 

      

               

     

外堀もあった。お寺だというのにすごいですね。

友人と合流してホテル近くの喫茶店でモーニングセットを食べた。それでゆっくり朝食を頂いてから、ホテルに戻るとすぐに駅で待ち合わせの友人から電話。それで慌てて荷物をホテルに預けチェックアウト。セットツアーで前払いなので簡単。

駅で無事に合流し、烏丸口にでる。

バス乗り場のミストシャワー。しかし風で飛ばされて、あまり人に当たらない。

一日バス乗車券を買って清水寺方面に行くバスに乗る。結構な人が乗りこんだ。座席に外国人の方が地図と首っ引きで放送を聞いていたが、バスの表示は日本語なので確認できないでいた。どうも清水寺を目指しているようなので、五条坂に着いた時に、ここが五条坂、清水寺と声をかけた。

それでぞろぞろと下りて、彼らには私たちも清水寺に行くと言って先を歩いた。

道路を渡り、清水寺への道を通ると英語の他に中国語やハングルが聞こえてきた。かなりの外国人観光客だった。

朱色の門をくぐり、三重塔をみて本堂と清水の舞台へ。かんかん照りで暑いこと暑いこと。坂道を登ってきたので汗びっしょり。友人は段差に気付かず転倒なさったが、大したことはなくて良かったです。

  

  七夕だからか、浴衣姿の女子も多い。

     

           

それから、清水の由来となった音羽の滝の方に降りて行ったが、すごい人が並んでいたので、そちらはパス。

  

            

さて、観光地図でみると南禅寺はこの奥に当たるらしいのだが、歩いていけるかしら?

そこで庭の掃除をなさっていらしたおじさんに聞いたら、30分あまりで行けると言う。それで言われた方に歩いて行った。ちょっとしたハイキング。山の中なのでいくらかは涼しい。

言われたように門をくぐり、子安塔を見送って道なりに進むと清閑寺の分かれ道があるが登りだったのでやめて下の大きな道路に出た。時折車が通る道を延々を北の方角に向かう。

しかし、山道(東山ドライブウェー?)からはなかなか抜けられない。そのうちに東本願寺の関連施設らしい入り口があり、さらに進むが何もない。一台タクシーが通って、私たちを気にしてくださったが、タクシーに乗ってすぐならもったいないと見送って歩くが、一向街並みの気配もない。どうしよう!この暑さの中で、後一時間も歩くとしたら、皆バテバテだわ!途中の掲示板には30度と表示されていて、市街地よりは涼しいみたいだったが。

時折タクシー来ないかなと思いながら後ろを振り返るが皆自家用車で止まってもくれない。熟年女性3人ではどうにもなりませんね。

そうしているうちに奇跡のタクシーが通りがかり、止まってくれた。ありがとう!助かったわ。

それで乗りこんで南禅寺まで走ってもらったが、距離はまだまだあって、ここを歩かないで良かったとつくづく思った。山道を抜けるとかんかん照りの道路ばかりだったから。料金は1000円ちょっとだったけど。

後でよくネット上の地図を見たら、清水寺南門からしばらくしたところに左に入る山道があるらしかった。清水山に登る道(急そうだったが)でそこから反対側に降りると、大分距離が稼げたようなのだ。京都一周トレイルと言うものができていて、その一角の分かれ道になっているらしかった。本道ではないようだったが。そこを通ればもう少し早く道路の先に(多分タクシーを拾ったあたりかもしれないが)出られたようだった。

ちなみにこの細い道はごく一部の地図にしか出ていなかった。もちろん観光地図にもね。

まあ、遭難することなく、無事に南禅寺にたどり着けたが、よく調べないまま行動して皆さんにご迷惑をおかけしました。すみません。というか、あの掃除のおじ様は車で30分と言う意味だったのかしら??そちら側には駐車場なんてなかったのだから、やっぱり歩いて30分と言う意味だったと思うのだが。もしかしたら自分で歩いたこともなかったのかもしれない。それともトレイルランニングの時間だったのかな?

南禅寺は初めてで、立派なお寺だった。一人の方が前にいらしたことがあって、豆腐料理で有名だという。それで歩き疲れて、どこかで休みたいが昼は混むかもしれないので早昼にしようと思い、門前の豆腐料理の店に寄った。豆腐料理は安くても2500円だったので、お手頃価格のそうめんを注文。

豆腐料理の店の飾りの看板?

冷えたそうめんに皮つきの小エビと温泉卵三つ葉がのっていてさわやかな汁のそうめんだった。あっさりして美味しかった。朝が軽かった友人はそれにてんぷらをつけていた。

そこで頂いたお茶がとても東京で飲むお茶とは一味違った風味の美味しい玄米茶だったので、何杯もいただいた。道々飲み物はあったのだが、いくら水分を取ってものどの渇きが取れなかったのだ。

しばらくその店で涼んでから、南禅寺の三門に向かった、堂々とした三門は風が通って気持ちが良かった。

      

三門の手前に桔梗と睡蓮が咲いているというお庭を見に私は入り口の天授庵に拝観料を払って入った。

最初入口に桔梗が咲き、池泉回遊式のお庭に睡蓮が咲いていた。方丈前庭の枯山水はひし形の石畳が面白くきれいだった。残念ながらお堂は行事があるらしく見られなかったが。

              

 

    

         

                 

方丈からの景色

それから友人と合流して、奥の方に行く。友人が琵琶湖の水をひいた水路閣と言うものがあると教えてくださった。明治時代に作られたというレンガ色の水路橋が珍しく景色としてもきれいで、写生していらっしゃる方々がたくさんいらっしゃった。上の方に行くと水路の中を覗けるが、そばには釣堀ではありませんとかかれていた。ゆるやかな流れはしたから上に流れているように見えたのだが、どうなっているのかしらね?

         

              

                       

最後に本堂の拝観に行ったのだが、友人たちはパス。私は急いて、本道の中を回り、狩野派の方々の襖絵を覗きこみ、写真ご法度とあるので、見るだけ。速足で方丈前の石庭や角々のお庭を拝見してから戻って皆とまた参道を下りて行った。

実はこの水路閣の横の階段を上がったところの南禅院が南禅寺発祥の地だったそうだ。もともとは亀山天皇の離宮禅林寺殿(どの)の上の宮の遺跡だそうだ。こちらも名園があったようなのに見学しそこなってしまった。

本坊の拝観受付(茶室は拝観料を払ってから利用するらしかった)

方丈庭園(小堀遠州作)

       

               

        

    

 茶室越しの滝

 

     

せっかくバスの一日券を買ったのだったが、足が痛くなった方もいらしたので、入り口に停まっていたタクシーで四条河原町へ。すぐそばには動物園があるらしかった。

街中に入ると、そのあたりは車が渋滞気味で、やや時間がかかった。この暑さに関わらず、観光客があふれかえっていた。

私たちは京都らしい物品のお店をしばらく眺めたり、バーゲン品の買い物をしたりしていたが、確認のために新幹線のチケットを見たら、3時6分の列車だったので、慌ててバスで京都駅に戻ることにした。

一番近くのバス停に並んだのだが、京都行が一台出た直後で、その後はバスは通るが違う方面行きばかり。15分くらいしてからやっと京都行が来た。バスはすし詰め状態。

しばらく道路も混んでいたが、京都駅方面井に直通する道路に出たらすいすい走って30分ごろに着いた。遅い列車の友人とはそこで別れた。バス乗り場のあたりで、人が倒れていて、周囲の人たちが扇子などであおいでいた。熱中症だったのかもしれない。京都も35度あったらしい。

烏丸口から、八条口に走るように地下道を渡り、ホテルに直行。荷物を引き取って駅へ。実は私は駅のコインロッカーに入れようと提案したが、無料のホテルに預けたいと友人が言うので、仕方なくそうしたのだが、トラブルはいつ起こるか分からないので、やっぱりお金を出してもコインロッカーが良かったな!まあなんといっても、私が歩いて南禅寺に行こうとしたのがそもそもの失敗だったが。

新幹線駅が近かったので、土産の買い物も慌しかったが、何とかできて、暑いホームで待たないとならないほど余裕があった。

東京駅では雨に気付かなかったが、御茶ノ水駅のあたりでどしゃ降り。新宿に着いたら、まだ降ってはいたがおさまってきていて、最寄駅では、雨は止んでいた。井の頭線は落雷で電車が止まっていると表示されていて、雷がひどかったらしいが、終わった後で助かりました。

今日は幸運に恵まれて、何とか無事にミニハイキングも通過し、落雷にも合わずに無事に帰宅できました。同行の皆さま、おつきあいいただきましてありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都小旅行第一日目(寺田屋伏見あたり)

2013-07-07 | 旅行

昨日から用事があって京都に行ってきた。

7時の新幹線で、友人と京都駅に。

八条口の店舗の横には舞妓さんが。学生さんが一緒に写真を撮っていた。

用事の会場は駅の南側だったので、ホテルは八条口近くのホテルにした。こちら側には来たことがない。高校時代には泉涌寺には行ったことがあったが場所の感覚などは全くなかった。

知人たちと相乗りでタクシーに乗ったのだが、タクシーの運転手さんが京セラビルを教えてくださった。南の壁面一面にソーラーパネルが貼られていた。

用事の合間に、寺田屋が近いというので数人で見学に行ったのだが、すでに開館時間を過ぎていて、外から眺めるだけになった。

             

ここは坂本竜馬が逗留していたところで、薩摩藩士の暗殺事件があったそうだが、竜馬は難を逃れていて、その後、坂本竜馬は京都四条河原町の近江屋で暗殺されたのだそうだ。

その寺田屋の前の川の風情がよく、ここは船宿だったみたい。

ここは伏見城の外堀だったところに琵琶湖の水をひいて壕川としたらしい。宇治川派流とのこと。

      

途中で十石舟が近づいて来た。

            

前の道路を歩いていくと、十石舟の船着場が左300M先と90M手前にあるというので近い方に行って見た。公園のようになっていて、釣り人が数人。友人が聞いてみたらブルーギルが釣れるという。

       

しかし、時刻表もなく柵は閉じられていて、乗れそうな感じではない。それで先の方に行って見ようと東の方に向かうと船がやってきたが誰も乗っていない。船頭さん?に聞いてみたらもう終わりだという。残念。後で街中のポスターを見たら、夕涼み船は8月になってからだった。今は4時20分くらいが最終だったようだ。

それから、知人に教えていただいた美味しい洋食の店というのを探して、伏見駅の方に向かって黄桜の酒造元と資料館レストランなどがあるところを通る。その先には月桂冠の酒造元もあるらしい。この辺は伏流水が豊かで酒造元が多いのだそうだ。

    

            

竜馬商店街と書かれていた商店街を歩く。

さらに大きなアーケードの方を歩いていった。最後に町の方にお店を教えていただいて、そのレストランにたどり着いた。

  

気持のよい洋食屋(サラダの店と書かれていた)さんでほどほどのお値段の、私は鶏肉のチーズフライを頼み、友人たちは鉄板焼き風のお料理を頼んでいた。どちらにもたっぷりレタスなどを中心としたサラダがついていた。ちょっとドレッシングがかかりすぎの感じもしたが、美味しくいただいた。

電車とバスを乗りついで帰ろうかと思ったが、タクシー乗り場が近くにあるというのでそちらに向かう。京阪電車と近鉄の線路を超えるとタクシー乗り場があったので、皆で乗れば電車バスと大差がなさそうだったのでタクシーで戻った。

その後行事が終わったので、ホテルにチェックイン。ちょうど明日が七夕で七夕飾りと短冊が置かれていた。私たちも願い事を書いて吊るした。

奈良のせんと君の人形も。

    

祇園祭の飾りもあったが写真撮り忘れた。

お安いプランなので、宿泊は旧館だったが、部屋はきれいだったし、広めだった。寝間着がつかないのも珍しいと思ったが、友人が引き出しから見つけてくれた。

私は先にお風呂に入って無事だったが、友人は後から入ったら途中からなんとお湯が出なくなったのだそうだ。昨晩は大入り満員だったためらしい。申し訳ないことをしました。私がお湯を使いすぎたのかもしれないので。

その後、地下の売店が11時前やっているというので下りて行った、牛乳などを買い求めてから休んだ。サンドイッチやおにぎりは売り切れ。

私は出発前深夜まで家族の食事などを用意して、結局あまり寝られなかったので、あっという間に寝てしまったのだが、友人は寒かったのか寝られなかったらしい。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする