新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

檜洞丸(後半)-犬越路から用木沢出会-西沢自然教室

2013-05-21 | ハイキング・登山

檜洞丸の頂上からの眺望

蛭ヶ岳方面

津久井湖とか奥多摩の方向か

       

                     

さあ、犬越路を目指して出発。

少し階段を下りる。まだ安定しているので、ミツバツチグリとヤブレガサ?の双葉の写真を撮る。

素晴らしい展望だが、富士山には雲がかかってきた。豆桜と富士山

大室山方面

どんどん雲が増えて来る。冷たい強風が吹いている。

このあたりは豆桜がまだ満開に近い。

               

狭い登山道(写真では高度感が出ないけれど)

シロヤシオのつぼみがすごい。

ブログでこの辺でコイワザクラがあったと出ていたので、岩場の岩のあたりを見ていたら、コイワザクラが咲いていた。後でブナの湯で写真が飾ってあって、それには秩父イワザクラと出ていた。その後数か所の岩場で見られた。

笹の原が広がる気持ちの良い場所。多分熊笹の峰というところだろう。

 

木の洞が面白い。

ミヤマハコベがひっそりと咲いていた。

 

木の後ろに馬酔木の大木が満開。下の方ではもう散りかけだったが。

 

中川の河原が白く光って見える。

殆ど雲に隠れた富士山

神の川分岐

標識の向こうにかすかに富士山も見えているのだが。

           

笹原の灌木。ヒサカキの花に似ているが、この辺にもあるのかな?

ここからまた岩場の急降下が始まる。

坂の途中のコイワザクラ。もう終わりかけだが。

また展望の良いところに出た。赤い新芽のきれいな樹木。

シロヤシオが咲いていた。高度が下がってきたからだろう。

         

傍も馬酔木もきれいだ。

東国ミツバツツジも見られ始める。

急斜面に鉄の梯子、鎖場を降りるとシロヤシオやトウゴクミツバツツジが緊張を癒してくれる。

   

大笄下(おおこうげ)を振り返る。真ん中あたりの樹木の切れ目が登山道だ。

少しほっとする平坦地でコナラかブナ科の若葉にピンクの虫こぶらしいものがついていた。まるで実に見えるが。

馬酔木の新芽が赤くきれい。

また荒れた斜面を下りる。

このあたりもシロヤシオがある。

背の高い笹が増えてきた。犬越路が近づいたかなと思うのだが、まだまだだった。しかしトウゴクミツバツツジが多く嬉しい。

               

あと500メートルで犬越路だが、それが長いのだ。

倒木をくぐる。

大室山の頂上付近に雲がかかってくる。雨が心配。

やっと避難小屋が見えてきた。

避難小屋近くのナナカマド?の花

ここで雨がぽつぽつ降り出したので。雨具をつける。途中でどしゃ降りになったら大変だと思って。そしてカメラも仕舞い込んだので、ここから用木沢出会までは写真を撮らなかった。雨雲の暗さと時間的な暗さ(休んでいたら4時になろうとしていた)で暗い沢の急斜面を黙々と下りる。足がつれる人が続出。コムラケアも効かない人もいた。

幸い雨の方は本降りにはならず、まるでサウナスーツ状態で下りた。

沢の音が聞こえ始め、今度はヤマツツジの色合いが目を楽しませる。岩壁にはイワタバコの葉がたくさん見られたが花はまだなかった。多分7月ごろに来たら、たくさん咲いているだろう。

河原にでて木の橋を何本か渡り、鉄の橋も通ってやっと車道に出た。

そこで少し休んだ。私は大きな平らな岩が置かれていたので、そこで横になったら、とても気持ちが良かった。そばに止まっていた車は釣り人の車らしい。

キャンプ場の横に出たが、今日は人気がない。管理の人がいるところもあったが。

途中のバウワーハウスキャンプ場に大きな木があって、ピンクの桐の花に似た花がたくさんついていたが、真ん中が黒っぽくて、桐ではないらしい。後で調べたら、シナノアブラギリ(大アブラギリ)のようだった。色合いが少し違うのだが。雌花と雄花があるらしいので、その違いかしら?その下にはヤギが飼われていた。

     

用木沢からの流れ

下のキャンプ場の受付前の自販機で飲み物を買って飲み干す人もいた。西沢自然教室には自販機などはなく、もう閉まっていたが、トイレは使えた。5時半近かったかも。あれこれ帰り支度をしていたら6時近くになった。

大学生らしい一団がバスを待っていたが、なんと5時5分のバスの後の最終バスは6時58分だった。ロープも張られているし、本当に最終バスってくるのかしら?と心配になってしまった。バス乗り場のベンチにはタクシー会社の電話番号が書かれていたので、タクシー呼んでも良いかも、と話したが、どこから迎えに来るか分からないし、時間がかかるだろうから、バスを待ちますとのこと。

しかしこの一団、気軽に檜洞丸に登って、思った以上に時間がかかったと言っていた。日曜だからもっとバス便があるかと調べもしないで来たらしい。10人近くだったし、トイレの前の通路は雨もよけられるから何とかなるだろう。温泉もあるけど、何キロあるかわからない。結構遠いし、無理だろう。

私たちはブナの湯を目指して車に乗り込んだ。

ブナの湯に着いたら、7時までで良ければ入れますとのこと。一時間はないけれど、やっぱり疲れを癒すのは温泉でしょう。他に探すのも大変だし、ということで2時間700円の券を買って入浴。女性群は貸切状態。露天風呂は、お湯が満杯で入るとザーッと流れ出した。気持ちが良い。

男性はひたすらジャグジーで筋肉をほぐしていたそうだ。ギリギリで出てきていた。男性の方はほかに2人くらい利用者がいたらしい。最後になった方は自転車で山登りなのか、車で走っていたら、その男性が自転車で下っていた。

そうそう温泉から道路に出るところで、最終バスが来て、学生の一団も乗りこんでいた。良かったですね。最終バスも新松田直行だから小田急線に接続しているでしょう。

車は中井のパーキングエリアで、渋滞を避けるのと食事のためによって、帰宅。満腹になった私は途中から熟睡。運転の方、他の皆さん、申し訳ありませんでした。一番高齢なので許してもらいましょう。

しかしかなり疲れました。8時半から5時半まで休み休みだが歩いた。天気が良く展望に恵まれたおかげで、写真休憩が多く、前よりも時間がかかってしまった。

家を出たのは6時前、帰宅は10時になった。皆さま本当にお疲れ様でした。運転ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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檜洞丸(前半)-ツツジ新道から頂上へ

2013-05-21 | ハイキング・登山

車から見えた富士山。天気予報は悪かったが、富士山がくっきり見えて幸先が良い。

西沢自然教室でお手洗いを済ませ、登山カードに記入してからいざ出発。今日は路肩の駐車スペースに停められたので、帰りの時間を気にすることはない。

みちみち対岸の山ツツジや山藤がきれい。

           

キャンプ場の脇を通りしばらくして、登山道入り口。

暗い谷を登って行く。

クワガタソウが目につく。

ゴーラ沢出会まではまだまだ。

途中のヤマツツジが彩りを添える。倒木に撒きつくように咲いていた。

危険個所には橋が設置されている。

    

カラマツソウの芽

そのあたりはミツマタが多く、花殻に交じって種もできかけていた。(ピンボケだが)

青空に畦が丸方面かしら、朝の山の景色がきれい。新緑がまぶしい。

         

ゴーラ沢出会にでた。渡渉部、雨が少なかったせいか、今日は渡りやすかった。

 

振り返った白い河原

階段から登る。

すぐに急斜面が始まる。

    

木立の隙間から白い花の咲いた大木が見えたが、ツツジではないのかな?

両側に笹が多くなり、ふと見るとギンリョウソウがぽつんと咲いていた。

その先には大きな群落が。よく見ていると笹の中にところどころギンリョウソウが見られた。

           

笹の花が咲いていた。道中の笹原ではたくさん花がついていた。

しばらくギンリョウソウに気を取られていたが、ふと顔を上げると、樹間に富士山がくっきり見えた。

展望台から見たら、誰かが登山道が見えると言っていたが、写真を見ると確かにはしご状に見える部分はジグザグの登山道のようだ。アップした写真は画素数減らしたので、あまり明瞭ではない。

道端の関東マムシ草

鉄梯子が設置されていた。3年前にはなかったかも。鎖も増えたような気がした。

    

15日に1200M付近にシロヤシオが数本咲いていたという西丹沢自然教室の情報で、注意してみていたが、なかなか見つけられなかったのだが、大分登ったあたりに、ありました!シロヤシオが。

途中でお会いした下山中の方が、シロヤシオは殆どまだ咲いていないとおっしゃっていたが、それを真に受けていた私たちにとっては、こんなに咲いているじゃない、と感激だった。そのオジサマ、自分は咲いているのを見なかったというけど、もしかしたら通った後花を咲かせた花咲じいさんだったのかも、と皆で話した。

まだまだつぼみも多いし、つぼみも着いていない木も多い気がした。

足元のクワガタソウ。これはピンクが濃い。

オオカメノ木の白は純白でまた違う美しさがある。

トウゴクミツバツツジも花が濃くてきれい。まだ少ないけれど。

まだつぼみのシロヤシオ。

      

木製の階段状の登山道が続くようになると、足元にミツバツチグリが増えてきた。

シロヤシオの多いところで休憩していた方が、これから先がしんどいんですよね、とおっしゃっていたが、私の記憶ではすぐに木道歩きになると思っていたが、確かに階段がジグザグに続いて、足が重くなってきた。

ところどころのシロヤシオや展望が開けてきて、疲れを吹き飛ばす。

大笄下、小笄下(おおこうげ、ここうげ)方面か。

展望の開けた富士山

そろそろ頂上も近いか、ノブキの原が続く。バイケイソウの群落も増えてきた。

     

              

ソーラーパネル(裏側)

バイケイソウの先の富士山

カエデの花?

ついに頂上。祠があります。

      

豆桜の下、富士山を見ながらのランチ。しかし、ここは強風が吹き荒び、寒かった。

青が岳山荘の横にトイレがあるので寄る。前は霧で何も見えなくて、戻りの坂がつらかったが、今日は好天に恵まれ、蛭ヶ岳の方から塔ノ岳方面、その先は町が見えて、もしかしたら海も見えるのかなと思われる展望だったのでつらくはなかった。カメラを置いて行ったので、その後雲がかかってしまったが。

     

頂上からは奥多摩方向の山並み、南アルプス方面(朝はくっきり見えていたが、頂上からは見えなかった)、富士山方面が見渡せて、気持ちが良かった。

さあ、ゆっくり休憩を取って、犬越路に向かう。

不安定なザレ場も階段ができ、かなり楽だが、土嚢のビニールが滑りやすいので、注意が必要だった。

展望が良い分、怖さもあったが、こちらの方もまったく咲いていないかと思ったシロヤシオも咲き始めていて楽しかった。後半は明日書こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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サルギ尾根から大岳山、のこぎり尾根から愛宕神社へ

2013-05-05 | ハイキング・登山

今日は、いつもの仲間の方たちと大岳山に五日市側から登って奥多摩側に降りようという計画だった。

最初は一度行ったことのある千足から滝を見て登る予定だったが、バスの便が悪くて、朝かなり早く起きないとならない。ちょっと大変ということで、バスが武蔵五日市8時20分の上養沢行きで大岳鍾乳洞入り口から登るサルギ尾根から登ることにした。こちらの高岩山付近でイワウチワが咲いていたというブログ記事があったし。まあ時期的に見たら、多分終わっているとは思ったけれど。

武蔵五日市のバス停には長蛇の列ができていたが、しばらくすると上養沢行は別の列に並ぶように言われて、そちらに並んだら、人数は少なくて、ほとんどの人が小型のバスに座れた。

都民の森行きは長蛇の列で、急行の臨時バスが何台か出ていたようだ。

上養沢行きのバスは、瀬音の湯の近くの十里木で都民の森方向と分かれると養沢川に沿って進み、秋川国際マス釣り場の横を通り(すごい人で釣り場は満員)、毛バリ会館とかいうところを通って行く。入漁料4800円という札があちこちにかかっていた、上流になると釣り人の人数は少なくなるが、それでもたくさんの釣り人でにぎわっていた。すごいですね。

終点手前の大岳鍾乳洞入り口で下りるとすぐのところに神社がある。養沢神社だ。参拝して、その右手の奥に進むと登山道があった。何人かが降りたが、鍾乳洞などに行く人もいたようだ。

養沢神社  そばに咲いていたラショウモンカズラ

   

   龍の石像

    

お稲荷さん

          

子狐をあやすような母狐?

ジグザグな急な登山道とは読んでいたが、これほどとは思わなかった。今までで一番きついコースだったかもしれない。

    

オトコヨウゾメの花

キイチゴの花

道々そこここに、チゴユリが咲いていた。

前後するのはご夫婦一組だけ。最初は杉林の中で高度を上げるに連れ、広葉樹が広がる。しかし、杉は急斜面に昔の人は良く植えたものだ。そのご夫婦の方が、去年はシロヤシオがたくさんこのコースに咲いていたので、また尋ねてきたのだとおっしゃったので、私たちも注意しながら歩いたが見つからなかった。ビジターセンターで聞いたら今年は花付きが悪いのだそうだが。

ヤマツツジのつぼみ

蟻をのせたツボスミレ?

この紫の強いスミレは何スミレだろう?マキノスミレ?でも葉が丸みを帯びているから違うか。このサルギ尾根あたりでシハイスミレも見られるらしいが葉の色が少し違うみたい。シハイスミレは裏が紫らしいから。

           

炭焼き窯跡

   

山桜街道のような尾根道

 

               

   

       

何回かピークがあるのがなかなか高岩山につかない。小ピークの西側で、最初仲間の方がこれは何?と指差したのは小さな馬酔木の木に小さな白い花が咲いていたのだった。しかし、その横を見たらイワウチワの小さな群落に花が4,5個まだ咲き残っていた。

小さな馬酔木

イワウチワと花殻

   

私はてっきりそのピークが高岩山かと思ったが、まだだったらしい。

岩の間の狭い通路           ミツバツツジの花

 

しばらく行くと標識に高岩山と書かれていて左右の案内が出ていたから。仲間の方がシロヤシオが一輪だけ咲いているのを見つけた。しかし遠かったので、うまく写真には写せなかった。

少し先にいらしたそのご夫婦がまた歓声を上げていたので、シロヤシオがあったらしいと思ったのだが、私たちには見つけられなかった。

小さなフモトスミレは登山道沿いにたくさん咲いていた。

ところどころ、ミツバツツジやヤマツツジが咲いている。キバナウツギの花もあった。こちらは調べたら東京都では準絶滅危惧種だそうだ。長野や山梨神奈川では第2種の絶滅危惧種と認定されているそうだ。たまに山で見かけるけれど。

 

林の中で初めて見た黄色の花。キジムシロ?

それから急斜面を下った後、また急な斜面を登ると展望台が見えた。上高岩山の展望台だった。

回り込んで展望台に登ってみると、ほぼ360度の展望で、御岳神社のあたりから日出山から青梅方面、西武ドームから都心方面、丹沢の手前に大岳山、鍋割山あたりまで見渡せた。ここからは富士山は見えないようだ。

大岳山

   東京方面

    

      高岩山を見下ろす

      

        日の出山方面

        

        御嶽神社方面

             

展望台から覗くと、すぐそばの木にシロヤシオの花がついていた。それも何本かあった。高い枝先についていたから、下から見上げても見つからなかった訳だ。ミツバツツジもきれい。

            

    

                  

11時半過ぎで、少々疲れたし、そのテーブルとベンチのある展望台で昼食とした。男性群、荷物は軽めにとお伝えしたが、バーナーをお持ちになっていたので、カップラーメンとかおかずの温めなどをして、食べた。最後にコーヒーも入れて、終了。続々と同じようにバーナーをお持ちの方々も見えて、それぞれの食事をなさっていた。ここは御岳山側からも近いので、それほど大変な思いをしなくても来られるが、私は初めてだった。

展望もよく、施設も整っていて、なかなか良い場所だったが、展望台の床板に隙間があるので、高所恐怖症気味の私は、ちょっぴり緊張していた。

そこはまだ上高岩山ではないということで、先を進むとすぐに小ピークがあったが、相変わらず山頂の標識はなく、手前に分岐の説明があって、山頂はここから数歩とかかれていて、確かにこの小さなピークが上高岩山だと分かった。こちらからロックガーデンの方にも抜けられるそうだが、相当の悪路だと注意書きがあって、皆、御岳山の方に戻っていらした。

私たちもそのコースを辿り、しばらく巻き道風の所を進むと、左が大岳山方面、右が大岳山への尾根道と書かれた標識があり、私たちは左手に。とてもまた尾根に登る勇気がなかった。

しばらく巻き道のなだらかな道をたどる。あまり急な登りはない。

途中、御岳山、ロックガーデン方面の分岐があり、その先には奥の院方面への分岐があった。後から調べたらそこが芥場峠だったらしい。

休憩のときに聞いた話では、奥の院の方はかなりきついコースらしい。

露岩帯注意の看板の横に日本山岳耐久レース55キロという標識が立っていた。

しばらくはなだらかな道が続き、快適だったが、岩石帯にはいり、多少の鎖なども出てきて、あれっ?芥場峠は何処だったの?という感じでどんどん露岩帯の悪路を辿ると大岳神社の所にでた。

岩の道とカエデの花

  

それで安全は保障しないという展望台の横のお手洗いを借りてから、また登山道に戻った。

エイザンスミレやマルバスミレ、こんろんそうなどがそのあたりで見られた。

      

やや湿った神社の横の登山道を登ると、やっと大岳山だった。さすがに山頂には人がたくさん休んでいらっしゃった。残念ながら富士山は見えなかったのだが、富士山は本当はどの辺にあるのかしら?と話していたら、よく登っているという男性が、実はうっすら見えていますよと教えてくださった。

山頂の標柱とアカタテハ

    

 大岳山からの展望

           

                      

何処に富士山があるか、わかるかな?3角形の権現山の左、雲の滴りに頂上があるそうだ。

たしかに言われてみれば、すそ野がうっすら見えていて、山頂の白く、雲か雪がという感じで、見えると思えば見えるし、見えないと言われれば見えないという状況だった。

お菓子を頂いて、小休止を取ってから、帰りはどうするか話し合ったが、どうしても奥多摩の方に出ようという意見があって、まあ、今後の山予定を考えると、ロングコースの経験も積んだ方が良いかなということになって、ケーブルで下りようという意見を抑えて、のこぎり尾根を通って奥多摩を目指すことになった。山頂には奥多摩も馬頭刈尾根とも4時間かかると書かれていたが、愛宕山の園地までは約3時間と地図には出ていたので、まあ3時間強かなと甘い見通しで出発。

大岳山からの下山道はかなり急で、悪路でもあり、少々緊張する。この辺の露岩帯に以前イワウチワあったような気がして探すが見つけられなかった。

      

そのうちに快適な尾根道になり、左右の新緑を楽しみながら歩いたが、花は少なかった。

大岳山を振り返る

 

樹間からの御前山

巻き道気味の緩やかな道を淡々と歩いて若干の登り降りしながら、最後に杉がこんもりしたピークに向かって急斜面の登ると、そこが鋸山だった。標柱が立っているが展望はなく、ここも小休止。

次の小ピークには三角点が。その先の登山道には踏まれていた傷みかけたヤマシャクヤクらしいつぼみが。

   

その先は岩石帯となり、喘ぎながら登って行くと、御前山からの合流点に出た。去年ここから鋸尾根に出たのだった。

    

それからも岩の道が続き、どこかにイワウチワないかしらと見ながら歩くが見つからなかった。

この先に鎖場とカラス天狗の石像があったはずと思うが出てこない。そのうちに杉の植林帯に入り、やや緩やかな道を下る。あたかもこのまま奥多摩に出てしまいそうな雰囲気なのだが、下界はまだまだ下の方。

そこからまた岩の多い道に変わり、広葉樹の中の道をジグザグに下って行くと、ありました。鎖場が。そのあたりにイワカガミを発見して写真を取ったら、その下側にはかなりびっしりとイワカガミガ咲いていた。

       

ミツバツツジとイワカガミ

途中のミツバツツジ(東国ミツバツツジかも)

鎖場は久し振りなので、挑戦し、無事に下りられた。そこにはウワミズ桜かなという木が生えていて白い花が咲いていた。足元にはイワカガミだ。

     

岩の多い道を下って行くと、ありました。カラス天狗像のある小さな祠が。天聖神社だ。

          横のヤマツツジ

          

そのあたりも急斜面が多く、絶壁に近いところにイワカガミガ咲いていた。

さらに歩くと、やっと愛宕神社に通じる道に出た。

愛宕神社の狛犬(舌が赤かった)

       

若者の一団は車道の方に歩いて行ったが、私たちはどちらに行こうかと迷っていた女性二人に、こちらの方が早いかも、と言って愛宕神社の階段を登り始めたら、その方たちもついていらっしゃった。結局車道を行きかけた若者たちもこちらのコースに来たらしい。

イカリソウ

最後の階段は避けて横に回り、裏をくねくね下りていくと、五重塔と平和の鐘の所にでて、長い階段を下りた。

しかし、まだまだ駅への車道には出なかった。杉林のすぐ先が車道のように、その二人には話したのだが、まだまだくねくねした急斜面をおり、やっと杉林の緩やかな道にでて、さらにまた昔設置されたらしい銅像などが草木に埋もれている園地を下りていって、階段を下りてやっと車道の脇に出たのだった。

もう4時過ぎだったが、我々にしたら、暗くなる前に降りられてのだから上々だったかな?

もえぎの湯への吊橋

吊橋からの多摩川、キャンプの人々と崖の藤の花

                   

それからもえぎの湯で整理券をもらって順番待ちし、6時過ぎにやっと温泉に入ることができた。

以前は食事のオーダーが7時までだったので間に合わないと言っていたが、今日は8時までOKだったので、簡単にお蕎麦など食べて、8時36分の電車で帰宅したが、各駅の乗り換えで、自宅に帰り着いたのは、10時を回ってしまった。

かなりの強行軍で、皆疲れ果てました。すっかり遅くなったので、写真は明日以降になりますね。(アップ済み)明日が休みで助かります。

 

 

 

 

 

 

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