新 風のふくままに 

写真付きで日記や趣味を書く。プロフィールを変えました。

晩夏の高尾山(稲荷山-4号路-蛇滝コース)

2013-08-29 | ハイキング・登山

今日は久しぶりの予定のない休みだったので、朝から奥多摩でも行こうかと思っていたが、親の世話もしないとならないので、いろいろ用事をしてから、結局11時過ぎに出かけた。この時間では奥多摩は無理だから、高尾山にした。かなり暑そうだけれど。

高尾山口に着いたのは12時ごろかな。おにぎりとスポーツ飲料と小さめのお茶を買って、出発。

今日は風がありそうだったから稲荷山コースにしてみた。

最初誰もいなかったが、下りの人に時々であった。展望台の東屋でお昼にでもしようかと思ったが、人がいたので、そのまま通過。

トイレは改修中で使えない。こちらのトイレは昔風で、これまでもできれば使いたくない所だった。きれいになると良いですね。良く見たら東屋も大分傷んでいた。

このコースは比較的に花が多いけど、今日はガンクビソウくらいでほとんど花はなかった。途中のベンチでおにぎりとお茶を頂く。のんびりしていたら追い抜いた家族連れに追いつかれた。小さなお子さん3人連れで一番下は抱っこ装置で抱っこしていて、お兄ちゃんたちは結構重そうなリュックを背負っていた。暑さの中大変ですね。お水も少ししか飲ませていないみたいで、ちょっと心配。

でもしっかり子供たちは歩きぬいて、最後の階段も頑張って、頂上にたどり着いていた。

途中、ヒヨドリバナ、キンミズヒキとか、キジョランの花とか、道々ヤマホトトギスとかタマアジサイとかが見られた。

ヒヨドリバナ

  ヤマボウシの実

    

     ヤマホトトギス

       

          タマアジサイ

             

 キンミズヒキ

  

   シロヨメナ

    

    たぶんヘビイチゴの実

    

     ノジギクとモンシロチョウ

      

        キジョランのつぼみ

         

           イヌトウバナ

            

             山ホトトギス

               

青い筋のトカゲがいたので、子供たちに見せたら喜ぶかなと思ったが、大分遅れてきていたので間に合わなかった。

2か所ほど、スコップで掘ったような穴があって、何か盗掘されたのかもしれないと思った。貴重な植物もあるようなので、盗掘したらどんどん花が減ってしまいますね。

頂上からは残念ながら雲が多くて富士山は見られなかったが、丹沢の山々はよく見えていた。

頂上広場で、アイス最中を買って食べていたら、その家族連れが到着してお弁当を食べていた。無事で良かった。帰りはリフトで帰るらしかったので、ほっとした。頂上はいくらか涼しいとはいえ、この暑さの中で帰りも歩いたら子供にはきついだろうと思ったので。

頂上のクズの花 

リフトも楽しそうと思いながら下山開始。でもトイレの横から私は4号路に入って行った。

こちらは日陰なので、いくらか楽だった。こちらも山ホトトギスは時々見られた。

途中で、何気なく崖の方を見ていたら、ギンリョウソウらしいものを見つけた。笹薮もない地面に2本生えていた。まだつぼみがしっかりしていて、中を見ることができなかったが、季節的にアキノギンリョウソウ(ギンリョウソウモドキ)かもしれない。傍にいた母娘のハイカーに教えてあげたら、初めて見たと言って喜んでいらした。

その後吊橋のあたりからは、次々にヤッホウの声が聞こえてきた。子供たちが大声を出していたようだ。

その後しばらく歩いてから、前に蛇滝に降りる人がいたなと、思って、階段状のハイキングコースを歩き出した。こちらは旧甲州街道にでてバスで高尾駅に出ることになる。歩いても60分とあった。

ノブキ

やや細いコースをどんどん下りていくが人がいない。大分下りたあたりで建物が見え、右に行けばケーブル駅で、そちらに向かう人影が見えた。

私はせっかく来たのだから蛇滝を見ないと、と思ってさらに下りていくと、一人男性が登ってきたが、その後は一人。どんどん蒸し暑くなってきた。

建物が見えてきて、沢らしきものが見えてお堂が見え、その下に、水行の入り口から覗くと細い滝が二つ見えた、一本はほんとに細くて長い。右側は短いが少し水量が豊富。でも奥まで入ることはできなかった。

階段を下りていくと、水行の道場の建物があり、お地蔵さまも見えた。このあたりイワタバコが6月ごろ見られるらしい。

      滝から続く沢                ヤブミョウガ

            

          ミヤマカワトンボ

            

            ミヤマカラマツ

             

林道となり、沢沿いに下って行くと、途中に千代田八幡の鳥居があった。

老人ホームがあり、さらに北に向かうと高尾梅林があって、その横の私有地を通れると書かれていたのでそちらに入った。

川沿いとなり、梅林の横を歩き、橋を渡り、ブルーベリー園の横を通り民家の所に出たら、道路の方に出ないとならないようだった。(もしかしたらそのまま進む道があったかも)

アキノキリンソウ

ともあれ、小仏だったかのバス停の所に出たが、まだ高尾駅北口行きのバスはしばらく来ない。一駅先まで歩こうと、西日を背にかんかん照りの道路を歩いて行った。次のバス停は駒木野だった。

そこは駒木野宿と小仏の関の跡が公園のようになっていて、大きなサンシュユの木やカエデや梅の木があって、木蔭になっていて、バス停には椅子が一つ置かれていた。

それでしばらくバスを待ってから乗り込んで駅に行った。

駅の横の喫茶店でジュースを飲んだ。窓辺の風船蔓が涼しげだった。

    

今日のコースの途中で、男性がカメラを向けている場所があって、何の花ですか?とお聞きしたが、無視されてしまった。その方がアブかハチがまとわりついて写真を一度あきらめた隙に私もカメラに収めたが、急いでいたので、ピンボケになってしまったが変わった花だった。

茎の足元には丸っぽい網目の入った緑の葉で軸はやや白っぽく花は薄いピンクがかっていた。なんの花かしら?花はランっぽいが葉がランとは思えない。葉は別の植物なのかな?

家に帰ってからさんざん調べたら、富士山麓に多いミヤマウズラらしい。特徴がぴったりだった。

調べていたら、この時期だけ見られる花が一丁平から城山の方に咲いているようだった。また足を運ぼうかな?

家に帰り着くころ、義妹が訪ねてくるというので、ケーキを買い、大急ぎで掃除。

バタバタと忙しい一日になってしまった。でも珍しいお花が見られて良かった。くれぐれも盗掘されないことを祈る。

 

 

 

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夏の陣馬山2013.8.4.

2013-08-04 | ハイキング・登山

今日は、天気が良くなさそうだったので、朝は山に行くのをためらってぼーっとしていたが、来週退屈な会議が続いて出かけられないので、今日しか出かけられない、と思って、11時ごろになってから急に高尾山にでも行って見るかと思った。外科の医者には山登りはしてもかまわないと言われたし。変な結果が出たら、行けなくなるかもしれないしね。

昨日食べ過ぎたこともある。来客があって寿司を取ったのだが、親が寿司を取ったことを忘れて食事をしてしまったから、寿司が余ってしまったのだ。

念のために陣馬高原下行きのバスの時間を調べておいた。バスに間に合うようなら、陣馬山にしようかなと思って。電車の中から空を見たら、なんだか雷は大丈夫そうな気がしたので。

特急電車で乗り換えて高尾へ。時間を見たら走ればバスに乗れそう。車両を階段の近くまで移動して、走ってJRのホームに移り、お茶も買わずにバスに飛び乗った。幸い座る場所はあった。

後ろの方に乗っていたのは外国人のグループで、なかなか陣馬高原下につかないのを気にしていた。

夕焼け小焼けの郷でキャンプの家族がおりた。そのあたりはリンゴ園とかブルーベリー園とかが見られ、手前にはマス釣り場もあって、賑わっていた。小さな川に大勢の人が並んで釣りをしていたのを見てその外国人の人たちは、アーティフィシャルだと口々に言っていた。まあ養殖魚を放流しているのだろう。

すぐに終点の陣馬高原下についた。もう1時20分くらいだった。登りはじめとしては非常識?

私があれこれしている間に、彼らはメインルートで登ったようだ。私は茶店の自動販売機で飲み物を買い、食料がほとんどなかったので、茶店で聞いたらおにぎりを作って売ってくださった。店では蕎麦などの食事ができるようになっていたが、食べていると遅くなるので、おにぎりを持って、明王峠に向け、歩き出した。奥にも席があるらしくて、あれっ!こんなになっていたっけ、と思った。いつも店の店先しか見ていなかったので。茶屋のご主人は、奈良子沢ルートが草が刈りはらわれて歩きやすいし早いのでは?と言ってくださったが、あの急斜面を登る気がしなかったので、明王峠からにした。

雪の日にも登ったルートをたどったが、今日はマス釣り場はいくらかにぎわっていた。

そのあとは人がいなくて、熊はいないと思ったが怖いから歌を歌いながら歩いた。熊鈴持ってこなかった。

途中下山の人に数組であった。皆こんな時間に登るの?とあきれ顔。いざとなったら明王峠から下りますと、断りながら登って行った。

         

やっと明王峠に出たが、茶屋までは少しある。茶屋の所にでてベンチでおにぎりを頂いた。冬は見晴らしが良いのだが、木が茂って、富士山方向はあまり見通せない。雲があって、富士山は見えなかった。茶屋の回りには草花が植えられていて、終わりかけの山百合や桔梗などが彩りを添えていた。奥の方にはダリアがアスターが植えられているみたいだった。

                 

以前このちょっとした花畑にアサギマダラがたくさん飛んでいたが、今日は見つからなかった。

奈良子峠との出会いを経て、まだかまだかと歩いて行って、やっと陣馬山についた。途中一匹だけアサギマダラが飛んでいたが、止まってくれなかったので、写真とれたかどうか?

        

                

天気が悪いし、時間も15時過ぎだったから、人はそれほどではなかったがそれでも人々が休憩していた。やっぱり富士山は見えないが、山並みは見えていて、気持ちが良い。

頂上付近にはヒメヤブラン(多分)が草原に群生していて可愛らしい。その他にヒオウギスイセンとかギボウシ、チダケサシなどの花が見られた。

   

    

        

            

草原で、バスで一緒だった外国人の一団が寝そべって休憩していた。

私は16時25分のバスを見逃すと、また一時間待たないとならないので、そそくさと下山開始。

   

  

若いカップルらしい二人組も同じコースを茶店の人に聞いて下りだしたので続いた。

今日は道は乾いているだろうと思っていたら、結構湿っていて滑りやすく、ストック持って来れば良かったなと思ったが、駆けるようにしてその人たちを抜いて、目印これで良かったかなと思いながら、また歌を歌いながら下りて行った。

結構きついコースで時折滑りそうになりながら、下りる。後から来るはずの人たちの姿や声が全く見えず、時折ヤッホウと言いながら下りたのだが、多分誰にも聞こえなかったのだろう。

   

一組の人を抜いて谷川に出られるところに出て、手を洗おうとして気が付いた。首にかけていた愛用の手ぬぐいが勢いよく降りるときに吹っ飛んだらしく、なかった。残念!

気を取り直して、タマアジサイの小道を歩くと、和田峠からの車道にぶつかった。

ここからしばらくかかるのは分かっていたが、車道歩きは股関節に来ますね。痛みが出だして、やっとの思いで歩いているうちに雨も降りだしてきたが民家が見えて、傘を出して間もなくバス停横のお茶屋さんだった。雨脚もひどくなって、バスの時間まで10分以上あったので、雨宿りを兼ねて、ソフトクリームを注文。とれたてブルーベリーをのせると50円増しと言うので、つけて頂いた。そのブルーベリーはとても美味しくて、生き返った。その間雨はどしゃ降りになっていた。

余り持ち合わせがなかったので、お土産にブルーベル-だけ購入した。良く熟れたブルーベリーだ。

横にいた若い男性二人はお蕎麦を頂いていたようだった。後で説明書きを見たら、此処のお蕎麦は、ヨモギとイカリソウを練り込んでいるのだそうだ。ちょっと食べてみたら良かったかな?

店のご主人に行きがけのおにぎりとつけてくださった自家製の甘味噌が美味しかったと話した。それで、食事も出すんだったのですね、と聞いたら去年自分が受け継いで店を再開したのだということだった。店の名前は山下屋と言うそうだ。

若い人がずぶぬれで、タオル売っていないかと寄ったが、あいにく置いていなかったし、私も手ぬぐい落として、別のタオルを使ってしまったので、貸せるようなタオルは持っていなかった。店にいた若い人たちと、山に来てタオルも持っていないというのは問題だねと、話した。雨具ももっていなかったのかな?最初から天気良くなさそうだったのにね。

この間のコンサート会場で都会で低体温症で若い女性が何人も倒れた報道もあったというのに。

2台のうちの一台のバスは立っている人もいる状態。外国人の方も乗っていたが、行きの方と同じかどうか?後から下っていた二人連れがいたかどうかは、分からなかった。雨に濡れてしまったかもしれませんね。

もう一台停まっていたので、臨時バスがでるのですか?と聞いたら、混んでいるのが臨時バスで、定期バスは25分に出るというので、そちらに乗せていただいた。しっかり座れて、熟睡。

高尾駅に着いたら、雨は降っていなかった。

駅の横のお店でパンとか新鮮そうなナスとかを買って帰宅。地元も雨は降っていなくて助かった。

かなり馬力をかけて登って下りたので、思った以上に疲れてしまった。でも気持ちの良い陣馬山に行けて良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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