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NO.1338 病院組合

2012年09月26日 23時47分35秒 | Weblog
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八鹿病院老健施設開設20周年記念講演が行われますが、選挙戦の真っ最中なので参加はできません。


八鹿病院組合の9月定例議会がありました。決算特別委員長であったため、23年度病院事業会計の決算審査を委員長報告し全会一致で認定されました。その概要です。

審査の方法
決算審査に当たっては、決算書、監査委員意見書及び当局より提出された年度別推移などの詳細説明資料、平成23年度事業として実施した老人保健施設デイケアルームトイレ等改修工事、看護専門学校寮空調設備改修工事の現地確認も併せて行った。

審査意見
総論
医師確保が極めて厳しい中、患者数の減少により平成23年度公立八鹿病院組合事業として総収益8,392,425千円、総費用9,365,226千円となり、差引972,801千円の純損失となった。
平成22年度は診療報酬の増額改定がなされたことで赤字額は824,592千円と縮小し、収支は改善傾向であったが、平成23年度赤字額は前年度比較148,209千円の増加で再び悪化の状態となっている。
八鹿病院の赤字額は減価償却費を超えていないが、村岡病院については赤字額が減価償却費を上回り資金が減少し、非常に厳しい経営状況となっている。
最大の懸案事項である医師不足は依然として解消されてはいないが、養父市からの財政支援による医師入学時特別修学資金が従来の貸与制度に加算されたことで、新たに希望する2名の医学生に貸与することができた。この取組みは、将来、当病院の医師確保に大きく貢献するものと期待できる。
平成23年7月より但馬公的麻酔科医局が当組合に設置され、兵庫県より麻酔科医4名が登録され1名が派遣されている。麻酔科医の不足に悩む但馬地方にとっては、麻酔科医師を招聘する非常に有効な手段と成り得るものであり、今後も兵庫県との連携を密にして運用されたい。

個別意見
①8年連続で赤字経営が続いており非常に憂慮している。経営構造の良否を計るバロメーターである医業収支比率も、八鹿病院、村岡病院とも改革プラン当初見込から大きく減少している。職員全員が危機感を持って更なる経営改善に取り組むこと。
②委託料が年々増加している。契約年数、契約内容、契約金額についてさらに検討することで経費節減に努めること。
③入札については一定の公表基準を設け、入札後の直近の組合定例議会での報告に努めること。
④訪問看護事業の人員配置について、引き続き業務量に応じた適正な人員を確保に努めること。
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