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NO.807 通学区説明

2011年01月28日 23時48分15秒 | Weblog
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県教委による公立高校通学区見直しにかんする説明会に参加してきました。但馬長寿の郷で午後2時から4時まで。検討委員会による中間まとめを受けて地域の声を聞こうという主旨です。

兵庫県の通学区域の変遷は、①昭和24~小学校区制で全県55学区、②昭和27年~都市部に中学校区制9学区を設けて他は小学校区制26学区、③昭和39年~中学校区制で全県15学区、④平成2年、6年、17年と明石、西宮、神戸地域で増減なって現在は全県16学区です。

全国状況は、全県1区が20あり、10以上は4、そのなかで兵庫県は16学区で北海道の19学区についで2番目の多さ。3番目は福岡の13学区、4番は鹿児島の12学区、あとは10以下です。
昭和39年から半世紀余り続いてきた16学区を半世紀ぶりに見直そうというもので、そうなると但馬は1学区になるので意見はたいへんなものです。

13人が意見を述べました。
・学区の統合は無理、通学できる距離範囲ではないし公共交通網が整備されていない、交通費リスクは相当な額になる。
・高校就学でも但馬では下宿までしてリスクを追っている、大学ともなればなおさらだ。こういう但馬リスクを都市部は理解していない。
・小規模高校の存在は地元にとってかけがえのないもの。卒業生は地元の中核となって頑張ってくれている。小規模校モデルとして存続させていくべきだ。
・・・・・県教委サイドからこんな補足もありました。(280人が私学へ、その半分が京都府へ通い、結果但馬の公立校が定員割れしていることを地元としてどう考えているのか意見欲しい。)
・魅力ある学校を選択できるメリットがあるというが、今ある高校に魅力をつけるのが県教委の仕事ではないのか。
・受験競争に拍車がかかり高校の序列化につながる。大学をめざす子どもは今でも対応できている。
・今日の意見が反映されるのか、検討委員会委員に但馬人が一人もいない。
・現実に但馬一円が通学できる範囲といえるのか。なぜ但馬での説明がここ1箇所だけなのか、納得してもらおうという姿勢がみえない、ガス抜きか。
主な意見はこんなとこだった。ある市会議員による高圧的ともとれる苦情意見もありました、市会議員と名乗らなくても用は足せたのになと聞いてましたが。

県教委答弁
・意見は検討委員会につなぎ、検討していく。
・素案の案に対するパブコメをHPで求めていく。
・だした最終素案に対してもパブコメをHPで求めていく。
・選抜制度ありきではない。
・通学費貸与制度もつくっている
・小規模校もできるだけ残す方向
・選択肢あることは、少し広い範囲(エリア)で必要と考える
・学校選びは、生徒に聞くと学力だけでなく「校風」とあった。私学は先生が親身になって接してくれるということ。これはショックだった。
・看護学校でも医師指導の機会が医師不足で断られるケースがある。県立高校で医師を養成するようになって欲しい。里帰り出産もできない状態だ。
・制度的にキチンと地域の声を受け入れるもんであったのか検証する必要を感じている。
というようなことで、悪い面は可能な限り圧縮し、良い面は少しでも出していくまとめあいさつでした。

午後7時半から大屋・大杉公民館で、会派により議員報告会。報告会の表現はやめて、意見交換会としました。寒いなか9人の方にご参加いただきました、ありがとうございました。
市民目線をどう実現しようとしているのか、議員に特権意識があったと新聞記事にあるがどういう意識をもっているのか、からはじまり、異見はあっても結果は可決ばかりでおかしくないか、火葬場工事の追加はまちがっている、きちっと対峙して欲しい、医師確保はなぜできないのか、議会報告会をやったということで自己満足してないか、終わった後の報告は聞いても仕方ない、地域の問題課題を把握しているのか、TPPなどなど、9時40分まで意見交換しました。
宿題5件、調べて返事します。
外は寒いな、バリバリに凍ってます。若い頃は寒さへっちゃらでしたが、60歳前から1年1年齢をかさねると、身に浸みるようになりました。

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